
手頃な価格帯で、納得できるオフィスチェアが欲しい!
そんなみなさんにおすすめしたいのが、SIHOO Doro C300 Pro。
10万円を超えるようなハイエンドではなく、クラス的には、アッパーミドルクラスの製品です。
SIHOO Doro C300 Proを一言でいうと「仕事のための快適さを追求したオフィスチェア」です。
- どんなときでも背中をしっかり支えてくれるS字背もたれ
- 最大135°まで可能な3段階のリクライニング機構
- リクライニング時も自動追従してくれるランバーサポート
- 通気性の高いメッシュ素材
- リクライニング時は連動してくれる自由度の高い6Dアームレスト
「オットマンを引き出して、お昼寝」みたいなリラクゼーション前提のチェアとは異なり、リクライニングで適度に休憩しながら、しっかり仕事をする方に向けた製品です。
特に可動域の広いアームレストと自動追従型ランバーサポートはSIHOO Doro C300 Proの特徴のひとつとも言えます。
早速レビューしていきます。
この記事は、SIHOOさんから、製品をご提供いただき制作しています。

製品詳細:SIHOO Doro C300 Pro
項目 | Doro C300 Pro | Doro C300 | Dro C100 |
---|---|---|---|
ヘッドレスト | 幅33×高さ16.5cm (調整範囲4.5cm) | 幅33×高さ16.5cm (調整範囲4.5cm) | 一体型ヘッドレスト |
メカニズム | スマートな重量感知メカニズム | スマートな重量感知メカニズム | スプリングシステム付きスマートな重量感知メカニズム |
メッシュ素材 | 高弾性ウェーブメッシュ | 高弾性ウェーブメッシュ | 高弾性ウェーブメッシュ |
滝型シートクッション | アップグレード版 | オリジナル | オリジナル |
ランバーサポート | ドミノ自動適応ランバーサポート | 自己適応型ダイナミックランバーサポート | デュアルダイナミックランバーサポート |
アームレスト | 6Dコーディネート | 4Dコーディネート | 4Dコーディネート |
シートの高さ | 46.5–56cm (18.31–22.05インチ) | 47–55cm (18.50–21.65インチ) | 44–52cm (17.32–20.47インチ) |
リクライニング角度 | 105°、120°、135° | 110°、120°、130° | 98°–135° |
正味重量 | 25.1kg | 23.20kg | 22.6kg |
最大推奨体重 | 136kg | 136kg | 136kg |
保証 | 3年間 | 3年間 | 3年間 |
SIHOOの他機種と比較した表です。
Doro C300 Proのみの機能は赤字で表示しています。
カラーは、ブラックのほかホワイトもあります。
組み立て

梱包された段ボールは30kg近くあります。
一人で運ぶのは難しいので、玄関で中身を取り出して運び込むのがおすすめです。
段ボール箱は背もたれの組み立てに使うので潰さずにおいてください。
もし段ボール箱を捨ててしまっても、丸椅子などで代用できます。
組立自体は、難しくありません。
説明書に沿って順番に組み立てるだけです。
工具、ボルト類は付属していますので、別途準備が必要なものはありません。
脚部の組み立ては、割と力技なのでゴムハンマー持っている方は使うと楽ちんです。

説明書は日本語ページがあるので安心です。
①脚部組み立て

脚部はベースに5本のアームを差し込んで、ボルト締めしていきます。
対応するボルトを使いましょう。
割とキツめなので、ゴムハンマーあると便利です。

キャスターは、グッと最後まで押し込んで取り付けていきます。
他社製も含め、この工程だけは、どれも同じ力技です。
②ガスリフトの取り付け

脚部が完成したら、支柱となるガスリフトを取り付けます。
挿し込むだけなので、力は不要です。
③アームの組み立て

アームの組み立ては、パーツごとに右R、左Lが決まっているので間違えないようにしてください。
パーツ下部と側面にLRの表記があるので、チェックして組み立てます。

組立時に忘れそうになるのが、上下パーツの間に挟み込むチューブワッシャー。

ボルト締めしたらアーム部分が完成。
④背もたれと座面の結合

背もたれと座面の結合には、配送されてきた段ボール箱を使うのですが、私は潰してしまったので、自宅にあった木箱で代用しました。
丸椅子などでも代用可能。

背もたれを座面に挿し込んだら、3箇所をボルト締めして完成。
⑤アームを背もたれ・座面に取り付ける

左右2箇所ずつボルト締めして、アーム(肘掛け)を取り付けていきます。
左右を間違えないように注意しましょう。
⑥脚部と上部を連結

脚部と組み立てた上部を連結させます。
ガスリフト(支柱)に挿し込むだけなんですが、重いので注意してください。
⑦ヘッドレストの取り付け

最後の工程です。
ヘッドレストを背もたれに挿し込んでボルト締めしましょう。

最後にロゴプレートでカバーして完成!
組み立て所要時間は、説明書を見ながらで、約40分間でした。
慣れている方ならもっと早いかもしれませんが、参考にしてください。
完成品:SIHOO Doro C300 Pro

完成したSIHOO Doro C300 Proの正面。

背面は、T字の大きな支柱が特徴的。

側面からの画像。
肘当て可動部分は厚みのある金属製なので、実用性だけでなく高級感の演出にも一役買っています。
使用感
それでは実際に2週間座った感想を紹介していきます。
座面

見た目、かなり粗めのメッシュ素材。
張り具合は、個人差があると思いますが、硬すぎずちょうどいい感じ。
大きめのメッシュ素材は、身体に適度に吸い付いてくれるので、お尻がツルツル滑ることもないです。
ヘッドレスト

ヘッドレストは、前後、上下、回転方向と3箇所の調整が可能で、どんなシチュエーションにも対応してくれてありがたいです。
通常この価格帯のヘッドレストは、回転と上下だけなので、かなり多機能な仕上げです。
アームレスト

アームレストは6方向に調整可能。
一番力が入っているのでは?と思うくらいフレキシブルにしかもスムーズに動きます。
動きにも高級感があります。
アームレストだけの勝負なら、10万円超えの製品とも戦えます。

重厚な金属素材を使用していて、製品のアクセントとしてもポイントが高い。


上下、内側、外側、とにかく自在に動いてくれるアームレスト。
ランバーサポート

リクライニング時も自動追従してくれるランバーサポートは、一度狙ったポイントにセットしておけば、動かす必要はありません。
特にリクライニング時に威力を発揮してくれます。
操作レバー

座面右下のレバーで、集中管理。
- 跳ね上げることで、座面の高さ調整
- 奥にひねるとリクライニング
- 手前にひねると座面のスライド
3種類の操作は、シンプルで直感的に扱いやすいです。
リクライニングの固定(ロック)は、狙った位置でレバーをもとに戻すと固定されます。

座り心地は、とても快適。
基本的な背もたれの調整や座面の高さ、前後調整など、好みの位置に調整可能。
セパレートタイプのランバーサポートは、自分でセットするのではなく背もたれの上下で位置調整します。

リクライニング時には特に快適さを感じることができます。
ます、座面が動かないので、足が着地したまま倒すことができます。
これができるオフィスチェアはハイエンドのものがほとんど。
次に自動追従型ランバーサポートのすばらしさ。
姿勢を正しているときと同じ場所にランバーサポートが動いてくるので、違和感がありません。
肘掛けが連動してくれるのは、ゲームコントローラーを握っているときなどは、かなりありがたい機能。
まとめ:SIHOO C300 Pro

メリット
- 6Dアームレストが価格以上に超優秀
- 自動追従型ランバーサポートがグッド
- リクライニング時に着地したまま使用できる
- 上下・前後・回転調整できるヘッドレスト
- 滑りにくい座面のフィット感が素晴らしい
- オフィスワーカーやゲーマー向き
デメリット
- ホイールはもう少しスムーズに動いて欲しい
- リラクゼーション目的の人には不向き
デメリットのリラクゼーションについて補足します。
リクライニングの角度はさておき、ちゃんとしたオフィスチェアの購入を検討されている方は、オットマンが気になっている方もいると思いますが、私はほとんど使わなくなりました。
理由は単純で、引っ張り出すのが面倒だからです。
YouTubeなどをみていると同じような方は多い印象です。
個人差はあると思いますので、参考程度にしてください。
ホイールに関しては、個体差があるかもしれませんが、体重をかけたときにもう少しスムーズに動いてくれるとうれしいな、と感じました。
おしりを浮かしながら、移動させると問題ありません。

組み立てから使用感までレビューしてきましたが、デスクワーカーのためのオフィスチェアとしては申し分ない機能と性能です。
リラクゼーション目的でなければおすすめの一脚です。
この記事を読んで、SIHOO C300 Proが気になった方は製品ページをチェックしてみてください。

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