今回ご紹介するのは、ROORYから発売されている、最新規格Qi2に対応したワイヤレスモバイルバッテリーです。
10,000mAhの大容量に加え、MagSafeによるマグネット吸着、折りたたみ式スタンド、さらに有線PD20W出力まで備えた“全部入り”の仕様が特徴。
外出先でのスマホ充電はもちろん、デスクワーク中に動画を見ながらワイヤレス充電もできる、まさにハイブリッドな一台です。
実際の使い勝手やメリット・デメリットをレビューしていきます。

製品詳細
スペック表

RORRY Qi2 ワイヤレスモバイルバッテリーの製品スペックをまとめてみました。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | RORRY |
型番 | M8-10000 |
バッテリー容量 | 10,000mAh(リチウムイオン電池) |
ワイヤレス充電 | Qi2認証、最大15W出力 |
有線充電 | USB-C 入出力対応、最大20W(PD対応) |
入力 | USB-C(最大20W) |
出力 | USB-C(最大20W)+ワイヤレス(最大15W) |
パススルー充電 | 対応(本体充電しながら端末も充電可能) |
スタンド機能 | 折りたたみ式スタンド内蔵 |
MagSafe対応 | ○(マグネット吸着) |
サイズ | 約 115 × 70 × 20 mm |
重量 | 約 265 g |
素材 | アルミ合金(放熱性重視)+樹脂 |
対応機種 | iPhone 12以降のMagSafe対応モデル、Google Pixel 10シリーズ、AirPodsなどワイヤレス充電対応デバイス |
発売日 | 2025年8月11日 |
カラー | ブラック |
付属品

付属品は画像のとおり。
- 本体
- 充電用USB-C to Cケーブル
- 取扱説明書
外観

正面は、サラッとした質感のマットブラック。
サークル中央にはQi2のロゴの入ったシンプルな見た目のワイヤレスモバイルバッテリー。
表面内部は、アルミ合金製で排熱性能も高いです。

背面は装飾は一切なし。

側面はメタリックな金属素材が使われていて、見た目の高級感もあります。
右側面の上部にRORRYのロゴ、下部にUSB-Cポートがあります。

左側面には、下部に電源ボタン。
押すことでバッテリーの残量確認インジゲーターを点灯させることができます。
インジゲーターランプは底面下部。

この製品の特徴のひとつ、上下が分離してスタンドスタイルに変形可能。
画像は目一杯開いた状態、約60°まで角度調整できます。

重さは262g。
角度調整ができる分、一般的なQi2 ワイヤレスモバイルバッテリーと比べると少し重いです。
具体的には、AnkerのMagGo Power Bank (10000mAh, Slim) が207g。
ディスプレイ付きのAnker MagGo Power Bank (10000mAh) が250g。
充電機能

MagSafe対応なので、マグネットで吸着しワイヤレスモバイルバッテリーとして機能します。
Qi2対応で、iPhoneを最大15Wで高速充電可能。
ワイヤレスイヤホンなどの低電流モードにも対応。
搭載の10,000mAhバッテリーはiPhone 16を約1.8回、AirPods 4なら約13回のフル充電が可能。

実際のワイヤレス充電能力をアプリ「Ampere」で計測してみました。
iPhone16ProMaxのバッテリー残量9%の状態で計測開始。
出力の平均ワット数は19.53Wでした。
アプリでの計測なので正確とは言い難いですが、それでも最大15WのQi2ワイヤレス充電性能を、十分発揮できていると思います。

側面のUSB-Cポートを使えば有線接続で最大20Wの急速充電が可能。
ワイヤレスと有線を併用して、2台同時充電もできます。
入力も最大20W。

実際に計測してみました。
iPhone16ProMaxのバッテリーが10%の状態から計測すると有線で約18.6Wと公称値20Wに近い数値。

製品自体、約2cmの厚みがあるので、手の小さい方の片手持ちは厳しそう。

スタンド機能があるので”動画を見ながら”や、”ビデオ通話しながら”の、ながら充電は、最高に便利。
パススルー機能

本体を充電しながらデバイスも充電できるパススルー機能が特に便利。
外出先ではモバイルバッテリー、自宅ではワイヤレス充電器として機能してくれます。

スタンド機能と組み合わせれば、デスクの充電アイテム、さらにインテリアガジェットとしても優秀。

スタンドのヒンジは無段階で、iPhone16ProMaxでもしっかり支えてくれました。
またUSB-Cポートが側面なので、スタンド充電時にジャマにならないのもグッド。


本体充電時はブルーのランプで残量を表示、デバイス充電時は同時にオレンジのランプも点灯します。
充電器+モバイルバッテリー

RORRY Qi2 スタンド一体型ワイヤレスモバイルバッテリーは、強力なパススルー充電機能を備えているので、「充電器+モバイルバッテリー」として活躍できのが最大のメリット。
メリットとデメリット

しばらく使用しての、メリットとデメリットをまとめてみました。
✅ メリット
- **Qi2対応ワイヤレス充電(最大15W)**で最新iPhoneやPixelにも最適
- MagSafe対応マグネット吸着で位置ズレしにくい
- 有線PD 20W出力にも対応し、急速充電が可能
- 10,000mAhの大容量でスマホを複数回充電可能
- 折りたたみ式スタンド搭載で動画視聴やオンライン会議に便利
- パススルー充電対応で、本体充電しながらスマホも同時充電できる
- アルミ合金素材で放熱性が高く、発熱が比較的抑えられている
⚠️ デメリット
- 重量が約265gとやや重めで、持ち歩きには不向きな場面もある
- **厚み(約20mm)**があるため、ポケット収納にはややかさばる
重さと厚みというデメリットはありますが、ワイヤレス充電器としてもモバイルバッテリーとしても使える点は大きなメリットです。
まとめ

今回は、RORRY Qi2 スタンド一体型ワイヤレスモバイルバッテリーを紹介しました。
最新のワイヤレス充電規格Qi2に対応し、分離型スタンド機能を装備、さらに本体とデバイスを同時充電可能なパススルー機能をもつ、かなり便利な1台です。
価格面でも、同性能の他社製品と比べるとかなりコストパフォーマンスの高い製品です。
外出先でスタンド付きモバイルバッテリーとして、自宅でワイヤレス充電スタンドとして、マルチに活躍してくれる製品です。
今回のレビューで製品が気になった方は、公式ページをチェックしてみてください。

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