今回紹介するのは、Quntis デスクライト 4光源Pro版です。
これまでデスク照明として、ハイエンドから低価格のものまで、様々なモニターライトやデスクライトを紹介してきましたが、この製品は使い方次第で、かなり有用な製品です。
価格も10,000円未満なのはうれしい設定。
特徴は以下の通り。
- 4光源搭載:前方ライト・上向きライト・背面環境光・補助光で多用途に対応
- 3セグメント折りたたみ構造:最長83cmで広範囲への照射、角度調整も自在
- 高演色LED(CRI95以上):自然な色合いで目にやさしい
- 色温度・明るさ調整:2700K~6500K、無段階調光対応
- デュアル操作:タッチ操作 + ワイヤレスリモコン
- レーダー人感センサー:自動点灯/消灯で省エネ
早速レビューしていきます。
ただし、メリット・デメリットを含む製品に対する感想は実際の使用に基づきます。

製品詳細

項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | Quntis |
光源 | 4光源(前方ライト、上向きライト、背面環境光、補助光) |
色温度範囲 | 約 2700K~6500K(4段階) |
調光機能 | 5段階調光、シーン切替対応 |
操作方式 | タッチセンサー + ワイヤレスリモコン |
センサー機能 | レーダー人感センサー(自動点灯/消灯) |
演色性 | CRI ≧ 95 |
構造 | 3セグメント折りたたみ式(角度調整可能) |
記憶機能 | 前回の設定を記憶 |
電源 | ACアダプタ付属 |
対応モニター | フラット/曲面モニター対応 |
用途 | 学習、仕事、オフィス、リラックス照明 |
サイズ | 高さ:最大755mm ライトの幅:最大825mm 最大クランプ幅:72mm |
付属品

- デスクライト本体
- アーム
- 取り付けクランプ
- ワイヤレスリモコン
- ACアダプタ
- 取扱説明書
外観
本体外観と操作方法

本体照明部分。
3分割されていて、光源の方向を調整可能。

アームとライト部分は、工具無し、差し込むだけでジョイントできます。

背面部分に、製品詳細が記載されています。

ライトとアームの重さは539gとかなり軽量。
重厚感はないですが、取り回しは楽ちん。
本体ボタン操作について

ライトの上部にボタン類が配置。
- ON/OFFスイッチ:
短押しで点灯モード切り替え - 明るさ調整:
5段階調整、長押しで連続調整 - 色温度:
4段階切り替え、長押しで連続調整 - バックライト:
短押しでON/OFF、長押しで明るさ調整
小さいホールはレーダーインジゲーター。
リモコン外観と操作方法

リモコンはタッチパネル式。

背面のフタはマグネット式で開けやすい。

電池は単4が2本(付属品)。
リモコン操作

本体よりもリモコンのほうが、直感的で操作しやすい。
リモコン操作の一部補足
- 電源スイッチは、タイマーとしても機能します。3秒長押しで2時間の自動消灯タイマー。
- 色温度は短押しで4段階、長押しで連続調整
- 明るさは短押しで5段階、長押しで連続調整
- バックライトは短押しでON/OFF、長押しで明るさ調整
デスクに設置

クランプの挟める最大幅は7.2cm。
設置場所を決めれば、あとは工具不要で簡単に組み立てられます。

電源はACアダプタ。背面部分にあるので、正面から配線は見えない。
なかなかのグッドポイント。

ここで問題発生。
モニターアームをデスクの後ろギリギリに設置しているため、デスクライトを中央に設置すると干渉してしまいました。
モニターを前に持ってくれば良いのですが、そうするとデスクの奥行きが狭くなるので、センターから少しずらして設置。

設置完了。
背面のライトがデスクインテリアとしていい雰囲気を出してくれています。

デスクライトは、①中央のみ、②サイドのみ、③そしてすべて点灯の3種類から選べます。
デスクライトは横幅83cmで35インチワイドモニターにも十分な広さをカバーしてくれます。

フレキシブルアームなので中央に折りたたんで集中点灯させることも可能。
物撮りにも使える明るさ

照明の明るさは最大1100ルーメンとかなり明るいので、物撮り用照明としても優秀です。

ブログ記事の物撮り撮影に使えるので、設置場所をサイドに移動してみました。
モニターライトだと、モニター上部にしか設置できないという制限がありますが、このデスクライトなら好きな場所に設置可能。
フレキシブルアームと1100ルーメンの明るさは、用途に応じて様々なシーンで使えそうです。
メリットとデメリット

実際に使用してみた感想を、メリット、デメリットにまとめてみました。
✅ メリット(長所)
- 広い照射範囲・シャドウレス設計
3セグメント折りたたみ構造により、光が均一にデスクを照らし、暗がりやムラを抑えられる。 - 4光源構成による柔軟な照明用途
前方ライト、上向きライト、背面環境光、補助光を組み合わせて使えるため、作業用としてもインテリアとしても有用。物撮り用ライトとしても使える。 - 高演色性・目にやさしい光
CRI 95 以上の高演色 LED を採用し、自然光に近い色合いを再現。長時間作業でも目の疲れを軽減。 - 多操作方法(タッチ操作 + リモコン)
本体のタッチ操作に加え、リモコンでの遠隔操作が可能。利便性が高い。 - 折りたたみ/角度調整対応
セグメントごとに角度を変えられるため、設置環境や用途に合わせて自由に光を調整可能。 - 高いコストパフォーマンス
人感センサー、リモコン、3面ライトなど、高機能でありながら価格が抑えられている。
⚠️デメリット・注意点(短所・落とし穴)
- センサー誤作動の可能性
レーダーセンサー(人感センサー)は長時間動きがない場合は誤作動する。 - 設置環境の制約
モニターの厚みや形状によってはセンター取り付けに制限がある。 - リモコンは指紋がつきやすい
用途によっては、かなりの活躍が見込めるデスクライトです。
ただし、レーダーセンサー/人感センサーは、キーボード操作くらいでは動きを察ししてくれない場合があり、反応しなかったり誤作動したりすることがありました。
結局センサーはOFFにして使っています。
頻繁に動きがあるユーザーなら活躍してくれる機能ですが、この辺はユーザー次第といったところ。
設置場所については、私のように目一杯デスク奥にモニターを設置している方は、アームが干渉してしまうリスクがあるので注意が必要です。

他社製モニターライトのリモコンも、同じように指紋がつきやすいのですが、タッチパネルだと仕方ないのでしょうか。
まとめ

ここまで、Quntis デスクライト 4光源Pro版をレビューしてきました。
注意点はあるものの、デスク照明として、モニターライトとして、さらに撮影用としてマルチに使えるデスクライトです。
ワイドモニターや3画面をフルカバーできる幅広ライトとしてもおすすめのアイテムです。
この記事を読んで、製品が気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。

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