ナチュラルでクセのない音が好きな人には、HUAWEIの「FreeBuds 7i」がかなり刺さるかもしれません。
実際に聴いてみると、モニターライクなバランスの取れた音質で、ジャンルを問わず心地よく楽しめます。
ノイズキャンセリング(ANC)の効きも抜群で、通勤電車やカフェの雑音がスッと消える感覚。
しかも、タッチ操作の反応が良く、使い勝手も◎。
これだけの完成度で実勢価格は税込11,800円。音質・ANC・操作性の三拍子そろった、コスパ抜群のイヤホンです。
早速レビューしていきます。
本記事は製品提供を受けたプロモーションを含む記事です。
ただし、メリット・デメリットを含む製品に対する感想は実際の使用に基づきます。
製品詳細

まずは、完全ワイヤレスイヤホンHUAWEI FreeBuds 7iの製品スペックを紹介します。
製品スペック
| モデル名 | HUAWEI FreeBuds 7i |
|---|---|
| ドライバー | 11 mm クワッドマグネット・ダイナミックドライバー |
| 周波数特性 | 約 20 Hz~40 kHz(公開情報) |
| コーデック | SBC / AAC / LDAC / L2HC 2.0 |
| Bluetooth規格 | Bluetooth 5.4 |
| ノイズキャンセリング | Intelligent Dynamic Noise Cancellation 4.0 (平均約28dB低減) |
| 防塵・防滴性能 | イヤホン部 IP54 |
| イヤホン本体バッテリー | 各約 55.5 mAh |
| ケースバッテリー | 約 510 mAh |
| 再生時間の目安 | ANCオフ:イヤホン単体 約8時間/ケース込 約35時間 ANCオン:イヤホン単体 約5時間/ケース込 約20時間 |
| 急速充電 | 約10分充電で約4時間再生可能 |
| イヤホン重量/寸法 | 約 5.4g/サイズ 約31.9×21×24.6 mm |
| ケース重量/寸法 | 約 36.5g/サイズ 約57.8×57.8×27.8 mm |
| イヤーピースサイズ | XS/S/M/L の4種類付属 |
| 発売価格(日本) | 約11,800円(税込)*公式サイト価格 |
| カラーバリエーション | ホワイト系、グレイ/スペースグレイ系、サクラピンク系 |
製品付属品

付属品はとてもシンプル。
- イヤホン
- 充電ケース
- イヤーピース(SS, S, L)※Mサイズは装着済み
- 取扱説明書ほか
外観
イヤホン本体

イヤホンは、いわゆるうどん型。イヤーピースは、ユーザーの耳に合わせて4サイズから選択可能です。

イヤホンの先端は楕円形。
ノズル部分は短いので、サードパーティー製のイヤーピースを使いたい場合は、種類が限られそう。

イヤーピースも柔らかめで、フィット感は文句無し。
充電ケース

ケース前面は、LEDインジゲーターのみのミニマルな外観。
楕円形というか、ほとんど円形に近いです。
ギラツキ感を抑えたダークメタリックの塗装は、落ち着いた雰囲気があり、高級感があります。

背面のヒンジ部分にHUAWEIのロゴ。シンプルで好きです。

底面に充電用のUSB-Cポート。

右側面にペアリングボタン。

ケースのフタはマグネットでパチっと閉まってくれます。
サイズについて

AirPods Pro3と比較してみました。
サイズ感はほぼ同等と言ってよいでしょう。
ジーンズのポケットにもすっぽり収まります。

イヤホン片側の重さは約6g。公式では約 5.4g。

ケースの重さは37g。公式では36.5g。
イヤホン+充電ケースの総重量は、47.8gと軽量タイプです。
アプリ


アプリは、以前の「HUAWEI AI Life」から「HUAWEI Audio」に新しくなってますので、以前からHUAWEIイヤホンを使っている方もダウンロードしておきましょう。
ちなみに、新旧どちらのアプリでも認識はしてくれます。

アプリはカスタマイズ性が高く、設定項目が、めちゃくちゃ多いです。
ハイエンド機並みの機能。
- マルチペアリングの管理
- ノイズキャンセル・外音取り込みの切替
- 空間オーディオ
- イコライザーカスタマイズ
- ジェスチャー操作:タッチ・スワイプ操作の割当
- ヘッドコントロール
- 装着検知
- イヤーチップの適合テスト
- 音による本体の探す機能
- 低遅延モード
注目の機能



個人的に注目したいのは、以下の3つの機能。
- イコライザー機能(プリセット+カスタマイズ)
- ジェスチャー操作(スワイプによる音量調整)
- 空間オーディオ(エフェクト機能付き)
イコライザーは、好みの音質を作り上げるのに、細かく設定可能です。プリセットのHi-Fiライブというエフェクト付きの設定も新しい。
空間オーディオのカスタムも豊富で、固定とヘッドトラッキング以外に、シアター・映画館・コンサートホールなどエフェクトを選べます。
タッチ操作は、一般的な、ダブル・トリプルタップ・長押しですが、スワイプ操作が個人的にかなりうれしい。感度も良好で、音量操作がグンと楽になります。
ノイズキャンセリング(ANC)

1万円クラスのノイズキャンセリング機能としてはトップクラスの静粛性。
高域は残りますが、低域は、ほとんど抹消してくれます。
電車や飛行機でも十分活躍できるレベルです。10点満点中8.5点。
外音取り込み機能

外音取り込みは、外部の音を自然に取り込んでくれます。
やはりこのクラスではトップクラスの性能です。
自分の声は、少しだけ「コモリ」がありますが、ハイエンドに迫る性能。
音質

音質は、1万円前半の製品の中ではトップクラスと言ってもいいでしょう。
モニターイヤホンなの?と思えるほどフラットで尖りのない音質。
とはいえ、低域強めで、高域もしっかり出ているので、安っぽさはありません。
全体として、高域から低域まで、ヌケ感のある心地よい音質なので、長時間聴いても疲れません。
専用アプリのイコライザーでカスタマイズできることを考えれば、多くの方が満足できそうです。
通話品質

通話品質は、さすがスマートフォンブランドといったところか、クリアな通話が可能です。
室内用途としては、ビデオ通話やリモート会議でも問題なく使えます。
ただし、風が強い屋外やガヤガヤしているショッピングモールなどでは、雑音が大きくなり、ノイズリダクションに物足りなさを感じます。
この辺は、上位機種のHUAWEI FreeBuds Pro 4との差別化を図っているのかもしれません。
ひとつのデメリット

ノイキャン性能、音質、機能性など、価格以上の製品ですが、残念なのがワイヤレス充電非対応なところ。
ユーザーによっては、不要という方もいるでしょうが、日頃からワイヤレス充電を使っている方は注意しておきたいポイント。
まとめ

今回、HUAWEI FreeBuds 7iをレビューしました。
「音質・ノイズキャンセリング・使い勝手・価格」のバランスが非常に優れた一台。
モニターライクで自然な音は長時間聴いても疲れにくく、強力なANCで通勤や作業中の集中力アップにも貢献。
タッチ・スワイプ操作の反応の高さや、専用アプリの完成度など、使いやすさも光ります。
これだけ完成度が高いのに実勢価格11,800円(税込)と良心的。
「ハイエンドモデルに手を出すほどではないけれど、しっかりした音と快適さは妥協したくない」
そんな方にはかなりおすすめです。
コスパ重視のワイヤレスイヤホン選びで、まず候補に入れて損のないモデルと言えるでしょう。
前作と比較されたい方は、こちらのレビュー記事をどうぞ。




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