今回紹介するのは、ワイヤレスモバイルバッテリー QIROCA QP-10WA です。
QIROCA QP-10WAは、最新のQi2 25W充電に対応し、USB-Cケーブルを内蔵、さらに発火のリスクを抑えた準固体リチウムイオン電池を採用した、最新の10,000mAhモバイルバッテリーです。
安全面を考慮したモバイルバッテリーをお探しの方には、まずおすすめしたい製品です。
早速レビューしていきます。
製品詳細
まずはQIROCA QP-10WA の製品スペックなど概要から紹介。
製品スペック

| 製品名 | QIROCA QP-10WA |
|---|---|
| ブランド | QIROCA/キロカ(日本ブランド) |
| バッテリー容量 | 10,000mAh(約38.5Wh) |
| バッテリー種類 | 準固体リチウムイオン電池 |
| ワイヤレス充電 | MagSafe/Qi2対応(最大約25W) |
| 内蔵ケーブル | USB-Cケーブル×2(内蔵) 最大35W出力 |
| その他ポート | USB-Cポートあり(入出力対応) |
| 保護機能 | 過電流・過電圧・過熱保護 |
| 同時充電 | 最大3台程度(ワイヤレス+ケーブル+USB-C) |
| サイズ | 約107 × 70.5 × 22.5 mm |
| 重量 | 約247 g |
| LED表示 | バッテリー残量表示あり |
| 保証 | 12ヶ月(製品登録で+3ヶ月延長) |
同梱品

同梱品は以下の通り。
- モバイルバッテリーQIROCA QP-10WA本体
- 充電用USB-Cケーブル
- 保証期間延長登録カード
- 取扱説明書
外観

背面の中央にQIROCAのブランドロゴ。個人的にもう少し目立たないロゴが好みです。
今回ブラックを購入しました。サラッとした手触りのマットブラックは、質感もグッド。
ロゴの入ったスタンド部分は金属製。

スタンド部分は、MAX45°程度、跳ね上げることができます。
スマホスタンドとして使用するには十分な角度。

MagSafe対応でワイヤレス充電が可能。
充電パット側の全体が、柔らかい樹脂で覆われていて、スマホにマグネット吸着させても傷つけないよう配慮されています。
Qi2 25Wのロゴが吸着部分の中央にあります。



側面には、取り出し可能なUSB-C充電ケーブル(30cm)が内蔵されています。
ケーブルは、取り外せるので、断線した場合などは交換可能なノーリスク設計。

上部には左に電源ボタン、右にUSB-Cポート。
中央に、残量表示のディスプレイがあります。
高い安全性
本機QIROCA QP-10WAは、準個体リチウムイオン電池を搭載することで、発火や膨張のリスクを大幅に低減しています。
公式動画では、バッテリーに穴を開けたり、ハサミで切ってそのまま使用することで、その安全性をPRしています。
- セキュリティ性:発火・膨張リスクを抑制
- 低発熱:高出力でも熱を持ちにくい
- 長寿命:1000回以上の充放電サイクルで長く使える
一般的なリチウムイオン電池は - 環境耐性:炎天下や冬場でも安定動作
注意点もあります。
準個体電池は安全とはいえ、リチウムイオン電池には変わりありません。
安全性が高いことに間違いはありませんが、リスクゼロということではないので、安全に配慮した運用を心がけましょう。
それでも準個体”リチウムイオン電池”を使用していると、しっかりと公式が明記しているのは、かなり信頼度が上がります。
サイズ比較

タテヨコのサイズ的には、ワイヤレスモバイルバッテリーと、ほぼ同等の大きさ。

- QIROCA QP-10WA:約107 × 70.5 × 22.5 mm
- Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim) :約104 × 71 × 15mm
QP-10WAのほうが側面の厚みがありますが、ケーブル内蔵タイプのものと比較すると、ほとんど同じサイズ感と厚みです。
ほぼ同スペックのUGREEN MagFlow Qi2 25Wは約11.08x7x2.1cm。
準固体電池だからサイズが大きくなるということはないですね。

重さは246g。重さも一般的な10,000mAhモバイルバッテリーと大差ありません。
先程紹介したリチウムイオン電池でほぼ同スペックのUGREEN MagFlow Qi2 25Wは、254g。

iPhone17 Pro Maxに装着するとキレイにフィットしてくれます。


iPhone15に装着すると、横幅が少しはみ出します。
スタンド機能が便利

ワイヤレスモバイルバッテリーはスタンド付きが便利ですね。
充電しながら動画を楽しんだり、リモート会議したりできるので、バッテリー残量を気にすることなくコンテンツに集中できます。

スタンバイモードの使用も問題なし。

スタンドは、指に挟むとグリップが安定するので、バンカーリング的な使い方もできて便利です。
充電検証

iPhone16 Pro Maxのバッテリー残量25%からアプリを使って充電ワット数を計測。
アプリの計測結果なので、参考程度にしてもらえればと思いますが、平均で22.52Wと、カタログ値最大25Wに近い数値が計測できました。

ワイヤレス充電は最大25Wですが、有線は最大35Wとさらに高速です。
ワイヤレス充電中も、 USB-Cケーブルを接続させると、有線に切り替わるので、急いで充電したい方は、有線モードを使うとよいでしょう。

本体への充電は、バッテリー残量25%の状態で、30W前後で安定していました。
充電時の発熱について


室温22.5℃にて計測しました。
iPhone17Pro Maxのバッテリー残量25%から30分間充電した場合の発熱を計測しました。
iPhone本体は36.5℃まで上昇しましたが、モバイルバッテリーは33.2℃と、40℃を超えることはなく、一般的なワイヤレスモバイルバッテリーよりも低発熱です。
準固体リチウムイオン電池の特性により発熱が抑えられていることがわかりました。
充電のバリエーション

ワイヤレス充電は、スマホだけでなく、AirPodsなどの充電にも使えます。

有線USB-Cでの充電は、35Wとなかなか強力なのでMacBook AirやiPad Proの充電にも使えます。

QIROCA QP-10WAは、ワイヤレス、有線ともに高出力なので、幅広いデバイスの充電に使えるところもグッド。
まとめ

QIROCA QP-10WAのメリット・デメリットをまとめました。
◆メリット
- 準個体リチウムイオン電池採用で発火・膨張のリスクが低い
- 充電時は低発熱
- Qi2 25W出力の最新規格に対応(MagSafe対応)
- 有線USB-C接続なら最大35W出力
- 20cmのUSB-Cケーブル内蔵、さらにUSB-Cポートも装備
- スマホスタンド付きで、動画視聴が捗る
- 残量表示のディスプレイ付き
- 過電流・過電圧・過熱保護搭載
- 日本ブランドで安心できる
◆デメリット
- 一般的な10,000mAhモバイルバッテリーと比較すると高価
今回はじめてのQIROCA製品ということで、クオリティについて不安もありましたが、実機を手にして使ってみると、かなり満足度が高いものでした。
準固体電池は、一般的なリチウムイオンバッテリーよりも安全性が高いので、今後のモバイルバッテリーの主流となっていきそうです。
今回購入したQIROCA QP-10WAは、製品の性能・安全性どちらも優秀です。
2025年ベストバイガジェットのひとつになりました。
この記事を読んで、QIROCA QP-10WAが気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。



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