テレワークの普及で,在宅時はもちろん,移動中や出張先でも会議や商談が飛び込んでくることが多くなってきました。
そんなとき必要なのは,もちろんパソコンやスマホ,そしてヘッドセットといわれるマイク付ヘッドホン/イヤホンです。
普段から使っているワイヤレスイヤホンでもいいのですが,プレゼンするような重要な会議や資格取得のための研修会ともなると,いつ途切れるかわからない無線接続ではかなり心配。
そんなシチュエーションではやっぱり有線,いかにクリアな音声を届けられるか,どれだけ話をしっかり聞き取れるかはとても重要なこと。
今回紹介するのは,音声通話に特化した製品で,多くの企業でも採用されているVOPTECHの高品質有線ヘッドセット『UC308』と『UC809D』です。
製品概要
今回はCCアーキテクトよりエントリー機のUC308とDXモデルのUC809Dを提供していただきました。
製品ごとのスペック
製品名 | UC809D | UC308 |
マイク | 周波数特性:50-10kHz 入力感度:-42 ±1dB (0dB=1V/Pa, 1 kHz) ノイズキャンセリング仕様 | 周波数特性:50HZ ~ 3.4KHZ 入力感度:-42 ±3dB (0dB=1V/Pa, 1 KHz) ノイズキャンセリング仕様 |
スピーカー | ダイナミックドライバー 周波数特性:50Hz-10kHz 感度:108±1dB (at 1 kHz 1mw) | ダイナミックドライバー 周波数特性:300HZ-3.4KHZ 感度:108±3dB (at 1 KHz 1mw) |
重さ | 100g | 55g |
その他 | 音量調節コントローラ USB2.0プラグ | 音量調節コントローラ USB2.0プラグ |
カラー | シルバー/ゴールド | ブラック |
保証期間 | 1年間 | 1年間 |
片耳タイプUC308
同梱物はシンプル。本体とコントローラー部,説明書。
イヤーパッドはハウジングにかぶせてるだけなので,取り外しは簡単。
イヤーパッド部分は,取り付け部分も含めてやわらかく設計されていて,耳への負担を軽減しています。
耳あても,やわらかいシリコン素材。
ここに硬質のプラスチック素材を使ってる製品は,イタくて長時間の作業ができない。
マイクには周囲の雑音を消すノイズキャンセリング機能が付いていて,よりクリアな音声を届けてくれます。
片耳タイプですが,マイクとハウジング部分もかなり軽量なので,ズレる心配はありません。
首への負担も少ないです。
耳あてのシリコン素材が滑り止めにもなってくれて,グラつき防止にひと役かってくれてます。
マイク部分は回転するので,左右どちらの耳でも装着もできるユニバーサル仕様。
右耳用なのか左耳用なのか心配しないで購入できます。
両耳ヘッドセット DXモデル UC809D
同梱物はシンプル。本体とコントローラー接続部分,説明書。
カラーはシルバーですが,全体的にダークグレーにまとめられてます。ほかにゴールドもあり。
音量調節やミュートのできるコントローラー部分は,UC308と同じ。
ヘッドセット本体はコンパクトながら,コーティングされたマイクアームや金属を使ったイヤーカップなど,コンシューマ向けとは違い,派手さはないけどしっかりとした作り。
マイク部分はイヤーカップの外側ごと回転。
330°回転できるためマイク側を右にも左にもできます。
イヤーパッドは,押さえるとやわらかく沈み込む。肌触りもグッド。
イヤーパッドの取り外し,交換もかんたんで,ECサイトでも気軽に購入可能。
マイクの外側から入ってくる周囲の雑音レベルを判断し,ノイズキャンセリングしています。
耳を覆うタイプではなく,オンイヤー型。
外部からの音を遮断しないため,実際の会議中での装着など環境音を受け入れる必要がある場合に最適。
もちろん,通話先にはノイズキャンセリング機能により環境音はカットされます。
つけ心地は,かなりいいです。
バンドの圧迫感もなく,何よりイヤーパッドがやわらかくて気持ちいい。
両耳タイプですが,マイク部分は330°回転するので左右反転も可能。
マイクのアームは自在に曲がります。
装着中もスムーズに動かせる。
このイヤーパッドのクッションが適度に反発もあり,絶妙なやわらかさ。
UC809Dはエントリー機と比べるとイヤーパッドに十分な厚みと大きさがあり,余裕が感じられます。
UC809D,UC308の接続方法
UC809D,UC308どちらの機種にも共通のコントローラーが付属。
ヘッドセットとの接続部分は特殊形状ですが,どの機種でも付け替えられる構造。
ケーブルの長さは十分で,取り回しで悩むことはありません。
ストッパーなどはありませんが,押し込むとパチりとしっかり噛み合います。
パソコンとはUSB-A接続。MacBookはUSB-C端子のみなのでUSB-C to Aの変換アダプタの準備が必要。
MacBookユーザーなら必ず持っていたほうがいいアクセサリー。
Ankerのアダプタは通電用のLEDが仕込まれていて,MacBookでは問題ありませんでしたが,iPad mini6, iPad Pro 11インチでは電力不足になったので,別製品がいいです。
Mac, iPhone, iPadで動作確認とれたのはRampowのアダプタ。
パソコンなどの端末に接続されるとブルーのLEDが点灯します。
レッドのLEDはミュート時に点灯。
長時間の会議では,席を外したりするときにミュートボタンあるのはかなり便利。
iPhoneでも使えますがおなじみLightning端子なので変換アダプターは必須。
3.5mmジャックやRJ9プラグのオプションもあり
VOPTECHのヘッドセットには,USB-A接続だけでなく,純正の3.5mmジャックやRJ9(電話モジュラージャック)の接続ケーブルもあるので,環境に応じて選ぶことが可能。
VOPTECHヘッドセット用 接続ケーブルQD-RJ9
VOPTECHヘッドセット用 接続ケーブルQD-MM35
ヘッドセットの音質
Microsoft Teams, Skype, Zoomなど30分から90分の会議で1週間ほど使用してみました。
感じたのは,音楽や動画用の一般的ヘッドホンやイヤホンとは違い,「声を届ける/声を聴く」ことに特化した製品だということ。
中音域をかなり強調した作り。
エントリー機のUC308は特に中音域を強化しているのを感じることができて,片耳でも声を聞き取りやすくなっています。
上位機種のUC809Dは中音域〜高音域をカバーしているのに加え,解像度が高く,エントリー機とは次元が違う高精細な音を届けてくれます。
ノイズキャンセリング機能も優秀で,周囲がざわついた環境でも,相手に声だけを届けてくれるので,不快な思いをさせません。
スピーカー部分で共通してるのは,人の声の帯域以外は,前に出ないようになっていること。
無駄な低音や高音も強調されないので,相手側からの気になるタイピング音から地面に響くような突然の大きな物音まで,とにかく耳にストレスがかからない。
出張先にも持っていけるコンパクトさ
接続ケーブル込みで,UC308は99g,UC809Dは147gの軽量しかもコンパクト設計。
B6サイズの大きさのブリーフケースがあればどこにでも持ち出せます。
出張先でリモート会議なんてときは間違いなく大活躍。
通話に特化したVOPTECHのヘッドセット
もともとVOPTECHの製品はコールセンターや企業内でのリモート会議など業務用に特化したもの。
それだけに,話題性などよりも信頼性を売りにした堅実なヘッドセットです。
保証はもちろん,エントリー機のUC308でさえイヤーパッドやマイクフードの購入・交換が容易です。
大事な商談や研修会などで使うならこういう製品を選びたいところ。
残念ポイントはコントローラーとの接続部分(特殊端子)が大きいこと。
ヘッドセット自体がスマートなだけにもう少し小さいとありがたい。
音質やつけ心地など,ヘッドセットとして大事なポイントでの不満はありません。
ちゃんとしたヘッドセットを買いたい人はもちろん,起業してまとめてヘッドセットを購入したい方にもおすすめです。
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