こんにちは、iPhone16 ProMaxを手に入れて、ウキウキの管理人でじまろ(@digimalog)です。
旧iPhoneから乗り換えてよかったと思えるポイントが、いくつかあるんですが、そのひとつがワイヤレス充電の強化。
iPhone16シリーズより、これまで最大15Wまでのワイヤレス充電だったのが、最大25W出力で充電が可能になりました。
とはいえ、現状対応しているのは、純正MagSafe充電器のみ。
本当に25W出力ができるのか、これは購入するしかない!ということで手に入れてみました。
しばらく使ってますが、恩恵はかなり限定的なため、無理に買う必要はないというのが、私の答えです。
確かにバッテリー残量がかなり低下してから80%あたりまでの充電速度は速いのですが、その後は鈍化してしまい、25Wの恩恵を受けることはできなくなります。
つまり満充電まで長時間使用すると、旧作やQi2とさほど変わらない充電時間になるということです。
充電時のパフォーマンスは発熱に左右されるのです。
詳しく見ていきましょう。
製品概要
製品 | 新型MagSafe充電器 | 旧型MagSafe充電器 |
---|---|---|
モデル名 | A2580 | A2140 |
型番 | 1m:MX6X3AM/A 2m:MX6Y3AM/A | 1m:MHXH3AM/A 2m:なし |
最大出力 | 25W | 15W |
サイズ(実測) | 55.4 × 55.4 × 4.3 mm | 55.8 × 55.8 × 5.2 mm |
重さ(実測) | 47g(1mモデル) | 53g |
ケーブル長さ | 1mまたは2m | 1m |
外箱から新型と旧型の見分けはつきにくいですが、型番とモデル名が違います。
公式ストアでは、新製品しか売られていませんが、他のECサイトなどでは未だに旧製品も出回っています。
購入する時は、必ずモデル名、型番をチェックしましょう。
Apple純正品ということで、偽造品も出回っているので注意したいところ。
外観
同梱品は、MagSafe充電器本体と付属品はなしで、他は製品仕様書。
見た目はいつものMagSafe充電器。
旧型MagSafe充電器との違い
触るとすぐに分かるのが、ケーブル部分。
旧型はシリコン素材で、新型は耐久性の高い編み込み式ケーブルになっています。
厚みも違います。
画像は上が旧型、下が新型MagSafe充電器。
新型が1mmほど薄くなっています。
サイズは、ほとんど見た目では同じですが、パッド部分のサイズも直径が0.4mmほど小さくなっています。
充電能力
25Wの最大出力が欲しいなら、USB充電器は30W以上のものが適切。
今回純正MagSaef充電器の検証に使用したUSB充電器は45W対応の、ANKER313 Charger(Ace, 45W)。
コンパクトなのでiPhoneといっしょに持ち歩いてもかさばりません。
最大出力25W対応とのことで、iPhone16ProMaxのバッテリー残量2%から計測してみました。
最大でおよそ28W程度の出力を確認しました。
もちろんワイヤレス充電による出力ロスもあるので、実際には25W程度で充電できています。
残量1%から、30分で40%まで回復しました。
ただし、Qi2も30分で残量1%から、34%まで回復するのでそこまで大きな差は開きませんでした。
充電検証結果(iPhone16 Pro Max)
1回目 | 2回目 | 3回目 | |
30分 | 33% | 35% | 40% |
60分 | 56% | 53% | 65% |
120分 | 73% | 70% | 86% |
203分で100% | 210分で100% | 181分で100% |
3回の1%から100%の充電実験を行いましたが、かなりばらつきがありました。
3回目の結果が良いのは、気温が低かった日です。
これは発熱によるものが大きいと言えます。
新MagSafe充電器もQi2充電器も発熱に左右されるので、安定した高速充電を実現したいならFANなど冷却装置が重要です。
新型MagSafe充電器は買うべきなのか
結論は、「買わなくても良い」です。
同じようなワイヤレス充電器を買うならQi2対応ワイヤレス充電器が安くておすすめ。
より高速で安定した充電機器を求めるなら、最大ワット数よりも冷却装置です。
1%からの初動の30分はかなり速いので、急速充電にこだわりたい方は購入してもよいかと思いますが、満充電までの速度は、Qi2対応品も新型MagSafe充電器でも大差はありません。
- バッテリー残量1%から40%まで30分と高速(公式では30分で1%から50%)
- 充電が80%を超えると充電速度が急激に落ちて15WのQi2と大差ない充電速度に鈍化
- 0%-100%の充電速度は15WのQi2と大差ない
- 充電速度は発熱に左右されるため、高いパフォーマンスを維持するには冷却が必須
純正ということで、社外品にはないクオリティの高さと安心感を得ることができます。
ガジェットブロガーとしては、純正MagSafe充電器は検証用としてなくてはならないアイテムですが、多くの方はコスパ重視でQi2対応品で良いのかなと思っています。
今回の記事を見てApple純正MagSafe充電が気になるなら、製品ページをチェックしてみてください。
コスパを求めるなこちらQi2対応「ESR HaloLock Qi2ワイヤレス充電器」
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