NVMeはHDDやUSBフラッシュメモリに比べて,その転送速度は比べ物にならないくらい超高速。
重たい画像や映像ファイルなど,USBメモリで数分かかっていたものがほんの一瞬で転送。
物理的にもHDDよりも断然軽量コンパクト。
メリットの多いNVMeですが,その速さの代償として,熱問題があります。
かなり高熱になります。
私の使っているSSDケースだと長時間使えば50℃超えることもあります。
そうなると熱暴走で速度が上がらないばかりか,もしかするとデータが消える可能性だってあります。
デスクトップPCなら熱対策として,ファンの増設・アルミ製のヒートシンクがよく使われますが,薄型のNVMe用のケースにそんなものは入りません。
そこで熱を吸収してくれる「サーマルパッド」の出番です。
今回購入したのはこちら
- Thermal Grizzly minusPad8
- 寸法:120 x 20 x 1(H) mm 熱伝導率:8.0W/m・k
ガムみたいな触り心地です。
この製品にしたのは,熱伝導率と価格のバランスがよかったので決めました。
熱伝導率が高いということはそれだけ素早く対象から熱を剥ぎ取ってくれるのです。
本来,SSDやメモリにヒートシンクを取り付ける時,あいだに挟むものなのですが,今回はスペースが狭いためこれだけで熱対策しました。
外付けSSD(NVMe)製品詳細
WESTERNDIGITALのSSD
メーカー | WESTERNDIGITAL |
商品名 | WD Blue SN550 NVMe SSD |
インターフェース | PCIe Gen3 x2 |
フォームファクター | M.2 2280 |
シーケンシャル読み取り最大(MB/秒) | 2,400MB/s |
シーケンシャル書き込み最大(MB/秒) | 1,950MB/s |
容量 | 500GB |
UGREENの外付けNVMeケース
メーカー | UGREEN GROUP LIMITED |
インターフェース | USB3.1 GEN 2 Type-C, NVME(M-Key & M+B Key)対応 |
転送速度 | 10Gbps(理論値) |
積載容量 | 2TBまで |
システム | Windows/ Mac OS/ Linux/ Chrome OS |
サイズ | 40*22*12mm |
接続対応SSD | 2230 2242 2260 2280 |
ケース素材 | アルミ |
サーマルパッドの貼り付け
インストール自体そんなに難しいことでは無いのですが,明らかに長いので,ハサミでカットします。
あとは取り付けるだけです。
サーマルパッドは非導電性のため、ショートの心配がありません。
ですのでケースの蓋がしっかり閉まるのなら,大丈夫です。
熱を測定しましたので結果をお見せしますね。
これは,まだサーマルパッドを挟んでいない状態で,10GBのファイルを4回ドラッグアンドドロップして計測したものです。
そんなに使っていませんが5分もあれば,このくらいすぐ熱くなるんですよね。
サーマルパッドをインストール後,同じように10GBのファイルを4回ドラッグアンドドロップして計測しています。
5分経過後の温度は32.2°。
正確には,長く使い続けると熱くなるのですが,明らかに熱の上昇が緩やかです。
みなさんも外付けSSDの熱に悩んでましたら,いかがでしょうか?サーマルパッドおすすめです。
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