ソニーから2020年6月に発売された動画機能に特化したコンデジ「ZV-1」のレビューです。
ZV-1は、これまでソニーが培ってきた人気コンデジの機能は網羅しつつ、新たに自撮り動画や商品レビュー用の機能が詰め込まれています。
4K動画、ボケ感のある静止画など、マルチに活躍してくれる人気の一台。
この記事では、「ZV-1」と純正アクセサリー「シューティンググリップ GP-VPT2BT」について詳しく解説していきます。
それではいってみましょう。
ZV-1がWebカメラに!最新アップデート情報を追加しました。
VLOGCAM SONY ZV-1 開封

開封していきます。

中身はシンプルです。
- ZV-1本体
- バッテリー
- micro USBケーブル
- ウインドスクリーン
- 説明書&保証書

正面画像,遠目では分かりづらいですが,RX-100シリーズよりはプラスティック感が強めです。

背面です。Sonyで横開きのバリアングル液晶は待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか

底面にはバッテリーパックの開閉口と三脚穴

付属のウインドスクリーン(もふもふ)はシューに挿して使うことができます。取り外しもできて便利です。

インターフェイスシューを頻繁に使わないのであれば,もふもふ取り付けたままでも問題無さそうです。
「ZV-1」端子・物理ボタン類紹介

各種,ボタンチェックしていきましょう。
まず右側面。
注目はなんといっても充電給電端子(microUSB)。
30分制限もないため,USB充電器やモバイルバッテリーで給電しながらの長時間の連続撮影が可能。
まあ,なんでUSB-Cじゃないんだ!?とは思いますが。
※初期設定では高熱による撮影中断や4KやHD120fpsは5分の撮影制限があります(設定で解除可能)

上面のボタン類。
- 大きな動画撮影ボタンが特徴的。
- 注目は右端の背景ボケの切り替えボタン。
動画,静止画ともに1タッチでボケ風味を切り替えられます。
このボタンはカスタムボタン(C1)で別の機能に割り振れます。 - 電源ボタンは,液晶を裏面して閉じることで開いたときに連動して電源ONにもなります。
- 大きな内蔵マイク面。
外部マイクを使わなくても,高音質で録音可能です。

背面のボタン類です。

Fnボタンから呼び出せるプログラム。設定からいちいち選ばなくても一発で呼び出せるので,この機能は非常に便利。
静止画と動画モードでは呼び出せるプログラムが違います。
まず商品レビューの設定ボタンから。
人の顔が画角内にあるとなかなか商品にピントが合わないことが常でしたが,この設定ボタンは常識を変えました。
レンズから最前面の品物に最速でピントが合います。

美肌効果はバツグンで,多少のアラは隠してくれます(笑)

手ブレ補正があってこそのデジカメ
動画撮影モードでは,手ブレ補正の段階をスタンダード(並)とアクティブ(強)から選ぶことができる。
なお,手ブレ補正と商品レビュー設定は同時にONにできません。

バッテリーは,RX系などと共用できるNP-BX1。
動画機なので、もう少し容量の大きなバッテリーが欲しかった。
ソニー「ZV-1」製品スペック
| センサータイプ | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー |
| 有効画素数 | 約2100万画素 |
| レンズタイプ | ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ |
| F値 | F1.8 -F2.8 |
| 画角 | 24-70mm |
| NDフィルター | オート/入(3段分)/切 |
| 画角(35mm判相当) | 84°-34°(24-70mm) |
| 光学ズーム | 2.7倍(動画記録中光学ズーム対応) |
| モニタータイプ | 3.0型(4:3) / TFT LCD・タッチパネル |
| 動画時光学式手ブレ補正 | 光学+電子併用(アクティブモード対応) |
| 被写体追尾 | トラッキング |
| 瞳AF | [静止画] 人物(左右瞳選択可) 動物, [動画] 人物(左右瞳選択可) |
| ISO感度 | ISO125-12800, Auto(ISO125-12800、上限/下限 設定可能) |
| 動画AVCHD | AVCHD: 24M FX(1,920×1,080/60i) / 17M FH(1,920×1,080/60i) |
| 動画HD | XAVC S HD:60p 50M(1,920×1,080/60p) / 60p 25M(1,920×1,080/60p) / 30p 50M(1,920×1,080/30p) / 30p 16M(1,920×1,080/30p)/ 24p 50M(1,920×1,080/24p) / 120p 100M(1,920×1,080/120p) / 120p 60M(1,920×1,080/120p) |
| 動画4K | XAVC S 4K: 30p 100M(3,840×2,160/30p) / 30p 60M(3,840×2,160/30p) / 24p 100M(3,840×2,160/24p) / 24p 60M(3,840×2,160/24p) |
| HFR | HD:60p 50M(1,920×1,080/240fps)、60p 50M(1,920×1,080/480fps)、60p 50M(1,920×1,080/960fps)/30p 50M(1,920×1,080/240fps)、30p 50M(1,920×1,080/480fps)、30p 50M(1,920×1,080/960fps)/24p 50M(1,920×1,080/240fps)、24p 50M(1,920×1,080/480fps)、24p 50M(1,920×1,080/960fps) |
| Wi-Fi対応 | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯) |
| Bluetooth | 標準規格Ver. 4.1 |
| バッテリー | NP-BX1 |
| micro USB | USB充電・給電対応 |
| 動作スピード | 起動時間(約1.6秒)/ 撮影タイムラグ(0.16秒)/ 撮影間隔(0.41秒) |
| 外形寸法 | 約105.5×60.0x43.5 mm |
| 質量 | 約294g(バッテリー、メモリーカード含) |
動画の連続撮影時間について
基本的に以前のデジカメなどに見られる「30分縛り」はなく、長時間の連続撮影は可能です。
ただし,初期状態では,本体保護の観点から高温での運用をさけるため4K並びにHD動画120psは5分という連続撮影時間の縛りが存在します。
それでも,メニューボタンから設定を変更するとその連続撮影時間の縛りがなくなります。
やり方は,MENUボタン>セットアップ2から自動電源OFF温度をクリック、標準から高温へ変更。
ただし、高温になりすぎたら勝手に電源落ちます。
「ZV-1」はどんなひとに向いているか

総評
動画性能 ★★★★☆
手ブレ補正はアクティブ(強)にしなければ使いづらいく,画角が少し狭くなってしまいます。
それでも商品レビューや爆速フォーカス,長時間連続撮影など素晴らしい機能満載。
静止画性能 ★★★★☆
内蔵ストロボ,ファインダー無しは他のRX系に見劣りしますが,F1.8からはじまる明るいレンズはそれを十分補ってくれます。
もちろん,動画,静止画ともに動物にも対応した高速な瞳AFは魅力的な機能です。
おすすめ度 ★★★★☆
※残念な点 液晶画面が大きくはないため,細部をチェックするのにファインダー無しは結構イタいです。
オールマイティな1台
ZV-1はおすすめのデジカメですが,特にYouTuberやVLOGの初心者には,ベストな選択です。
通常,一眼デジタルカメラを動画用に考えると,本体とレンズを2本程度ですぐに10万円を超えてしまいますが,この「ZV-1」なら10万円内に収まります。
しかも商品レビューモードや美肌モードなど,魅力的なプログラムが満載。
自撮り専用機として
自撮り専用機として,または自撮りを多用する旅行のお供としても最適です。
撮影画面を確認できるバリアングル液晶は動画でも静止画でも大活躍です。
静止画メインでの購入も◎
静止画メインでも,レンズやメーカーなどカメラにこだわりがない人にはおすすめできる機種です。←私もこれです
ファインダーがないこと,内蔵ストロボがないことは弱点ですが,24-70mm相当のズームレンズもF1.8〜2.8と明るいので,ちゃんとしたボケ感を演出させることもできます。
当然,搭載されている1型センサーは,スマホよりもきれいに撮れます。
また,ソニーのRX系に搭載されている瞳フォーカスは,動物にも対応し被写体にフォーカスするスピードは爆速です。
軽量コンパクトなボディにこれだけの機能があれば,大満足です。
SONY ZV-1純正グリップやマイクなどオプションを紹介

みなさんこんにちは。
Z-1専用グリップが到着しましたので紹介していこうと思います!
専用と言いましたが,ソニー専用です。
RX系コンデジ,αシリーズにも使えます。

内容物です。ボタン電池式で,付属しています。
ケースも付いていてうれしいですが,私は使わないかも。
デジカメZV-1とシューティンググリップ(GP-VPT2BT)の接続

デジカメと接続するため、まずは電池。入れる場所はグリップの背面。
ボタン電池は頻繁に入れ替えることはないでしょうが、バッテリーと電池はどちらが需要あるんでしょうね。

次に本体側からセッティングを2箇所。
・MENU>ネットワーク2>Bluetooth設定>入
・MENU>ネットワーク2>Bluetoothリモコン>入

・最後にグリップ(GP-VPT2BT)のPHOTOボタンとズームのT側を同時に7秒。
・再度Bluetooth設定>ペアリング
これでつながります。
グリップ(GP-VPT2BT)操作説明

どうです?VLOGカムって感じじゃないですか?(笑)
ボタン4つにズームスライダー1つ
- PHOTO:写真撮影
- MOVIE:動画撮影(赤いボタン)
- C1:カスタムボタン(デフォルトは背景ボケ切替)
- LOCK:ONまたはOFF
- スライダー:ズームイン・アウトはZV-1本体より操作しやすい

三脚にもなります。
セットで持ち出したいところですが,重くなるので動画撮影時のみ携帯しようと思います。

以前,ビデオカメラを買ったときに購入したマイク【SONY ステレオマイクロホン ECMXYST1M C】
公式ページで調べたら,まだ現役オプションマイクでした。
音はクリアですが,屋外用には向いてなさそうなので,スタジオで使用していきます。
画像のボケ感の検証

静止画でのボケ背景切替。
この機能はZV-1本体のカスタムボタンC1またはグリップのC1どちらかのボタンをワンタッチで切り替えできます。
まずは背景くっきりモード。
背景,アップルウォッチともに、あまりボケ感は感じられません。

背景ボケモード。
アップルウォッチ,背景ともにかなりしっかりボケました。
これがワンタッチで切り替えられるってほんとに優秀です。
GP-VPT2BT総評
おすすめ度 ★★★★☆
SONYのデジカメ専用グリップ(GP-VPT2BT)について紹介しました。
静止画と動画の撮影が主なボタンですが、背景ボケの調整ボタン(割り当て可)もついており、卓上グリップとしてもオススメのグリップです。
ただし、215gとそれなりの重さもありますので、携帯性重視の方は、ZV-1本体だけの運用でもいいかと思います。
私はミニ三脚として時々持ち歩く感じにしてます。
自撮りメインの方は、グリップの分、画角に収める映像が広がりますのでおススメできます。
※ZV-1と同時購入ならセット商品が予備のバッテリーもついてお得です。
ZV-1を簡単にWebカメラにする神アップデート

ZV-1の最新のアップデートでUVC(USB Video Class)とUAC(USB Audio Class)に対応しました。
凄いことなんですが,日本語じゃないとなんだか分かりづらいですね。
これまでもZV-1含むSonyのデジカメはImaging Edge Webcamというアプリを介してWebカメラにできていました。
しかし,セキュリティに厳しい会社のパソコンなどは,勝手にアプリをインストールできず,使用が困難な場面もありました。
今回のUVCとUACに対応というのは,アプリがインストールされていないパソコンでもUSB接続するだけでZV-1がWebカメラになるということなのです。
インストール方法

公式ページからアップデータを直接ダウンロード。
あとはナビの指示どおりすすめていきます。
下記はSONY公式アップデートページです。
本体ソフトウェアアップデート (Mac) Ver. 2.01
本体ソフトウェアアップデート (Windows) Ver. 2.01
MacBookならクラムシェル中もWebカメラとして活用できる

私はMacBookはクラムシェル(Macの液晶を閉じて外部モニターメインで運用する)モードで使うことが多いので,Macの内蔵カメラは使えないのです。
これで外部モニター接続時もZV-1を使ってWeb会議できます。
さらにZV-1のUVC接続なら1,280×720ドットという高画素で出力できます。
これはソニーのImaging Edge Webcamを使ったときの1,024×576よりも高精細です。
MacBookの内蔵カメラなんて720pとかなりの低スペック,ZV-1最高です。

Mac純正の通話アプリFacetTmeでもキレイに映し出せます。
また,ZV-1独自の商品レビュー機能や背景ぼかしモードはストリーミング中でも使えます。
商品開発のウェブ会議などにはもってこいです。
ただし,動画や静止画撮影はストリーミング中できませんのでご注意ください。
どんなパソコンでもつないだだけでWebカメラに変身するなんて,ただでさえコスパの良い動画向きのカメラなんですが,ひとつ大きな魅力が増えました。


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