こんにちは、でじまろ(@digimaroblog)です。
ついに、私のデスクに新たな「最強の相棒」がやってきました。注文していたCTO(カスタマイズ)モデル「M5Pro搭載 MacBook Pro 14インチ」です。
これまで、M1、M2、M3と歴代のMacBook Airを愛用し、その薄さと軽さ、そして十分すぎる性能に心底惚れ込んでいました。正直なところ、ブログ執筆や動画編集においてM3 MacBook Airに不満を感じたことは一度もありません。
それでも今回、思い切ってM5ProのMacBook Proを購入しました。
理由は、動画編集が増えたこと、AI時代の加速、検証したいゲーム、この3点です。
乗り換えた3つの理由を解説
M3 MacBook Airは最高のマシンです。しかし、私のライフスタイルと今後の技術進化を予測したとき、2つの明確な「限界」が見えてきました。
① 物理的な「冷却」の限界とゲーム「Death Stranding」


最大のきっかけは、小島秀夫監督の傑作『Death Stranding』をMacBook Airでプレイしたことでした。
M3チップの性能自体は高く、ゲーム序盤は非常に快適です。しかし、Airは「ファンレス(冷却ファンがない)」構造。自宅では強力な冷却スタンドを使えば快適でしたが、出張先のホテルなどでプレイすると、30分ほどで筐体に熱がこもり、サーマルスロットリング(熱による性能制限)が発生。画面がカクカクになり、プレイ続行が困難になりました。
今後リリースされるであろう続編『DEATH STRANDING 2』を、外出先でも画質を落とさず、安定して長時間遊びたい。そのためには、物理的な「冷却ファン」を持つProの持続力が必要不可欠だったのです。
Mac版のデススト2は確実に出るかどうかはわかりませんが、現在遊べるデススト1でも検証したいという欲求もありました。
② 「ローカルAI」への対応
最近、ブログ制作の裏側でAIに処理を任せる機会が爆発的に増えました。画像生成、テキスト解析などなどAIを活用する場面はかなり増えました。
そして今後台頭してくるであろうローカル環境で動かす大規模言語モデル(LLM)。
ローカルで動かせるLLMは、外部サーバーにアクセスしないため、機密情報も扱えて、流出を気にすることなく自分のデータでカスタマイズできます。ただし、PC内でAIが動くため、その処理はCPUやGPUを限界まで使い切ります。
今後数年間、AIがOSレベルで統合されていく未来を見据えると、ピーク時の性能だけでなく、高負荷状態が続いてもパフォーマンスが落ちない余裕のあるスペックを手に入れておきたいと考えました。
③動画編集の快適さの追求


私は普段動画編集は、4K30fpsで行いますが、よほど重いエフェクトなど使用しない限りM3 MacBook Airでも十分可能です。
とはいえ、撮影した動画の書き出しは、速いに越したことはありません。
M5Proなら、安心して作業させられます。
悩みに悩み抜いた「40万円以下」縛りのカスタマイズ


今回、私がチョイスしたMacBook Proのスペックは以下の通りです。
- チップ: M5 Pro(15コアCPU / 16コアGPU)
- メモリ: 24GB
- ストレージ: 1TB SSD
- キーボード: US配列
- ディスプレイ:Liquid Retina XDR
- 価格: 369,800円(税込)
この構成には、フリーランスとしてこの構成を選ぶしかなかった理由が存在します。
「40万円未満」という絶妙なライン


個人事業主(フリーランス)にとって、PCの購入費用をどう経理処理するかは死活問題です。
これまで個人事業主が備品を購入する際、一括で経費計上できるのは30万円未満でしたが、2026年4月の税制改正(少額減価償却資産の特例)により、40万円未満まで引き上げられました。
とはいえ、40万円を超えてしまうと、全額をその年の経費にはできず、数年に分けて減価償却しなければなりません。
37万円弱のこの構成なら、全額今年の経費にできるため、節税効果を最大化できます。
もっと増やしたかったメモリ24GBの選択
一番悩んだのはメモリです。本音は32GBや48GBにしたかった!
しかし、M5 Pro(15コア)の構成では、24GBの次は一気に48GBとなり、価格が40万円を突破してしまいます。
なぜか中間の32GBが選べないのが悲しいところ。M5なら32GBが選べるんですよね。
ここで決め手になったのが、M5 Proの「メモリ帯域幅」です。
無印M5チップに比べて、M5 Proはデータの転送路が約3倍も広いのです。
つまり、「データの通り道が広い」ため、同じ容量でも処理効率が格段に高い。
ということで、M5 32GBの構成を選ばす、M5Pro 24GBを選ぶことにしました。
MacBook Pro(M5Pro)の外観


付属品は、紙類が大幅に減っていて、充電アダプタとMagSafe充電ケーブル、そしてMacBook Pro本体。
今回充電アダプタは70Wのものを選択。96Wに+2,000円で変更できたのですが、お気に入りのUSB充電器があるのでパスしました。




今回購入したカラーはスペースブラック。
めちゃくちゃカッコいい!!
これまでスペースグレイしか使ったことがなかったのですが、さらに黒に近くなったメタリックカラーは美しいです。


底面にはMacBook Proの刻印が刻まれています。




左側面のポート:
- MagSafe 3充電ポート
- Thunderbolt / USB 4ポート(USB-C)×2
- 3.5mmヘッドフォンジャック
右側面のポート:
- HDMIポート
- SDXCカードスロット
- MagSafe 3充電ポート
MacBook Proは、搭載ポートの種類が多いです。これでUSBハブともおさらばできそう。


やっぱりUSキーボードが見た目がシンプルで好きです。
日本語JIS配列との大きな違いは、左上に半角/全角キーがないことと、US配列はエンターキーが小さいところ。
見た目のために無理してるのでは?と思う方がいるかも知れませんが、私は10年以上US配列を使っているので、もう今さら日本語JIS配列には戻れません。


キーボードは MacBook AirもProも同じサイズですが、打鍵感は違いがあります。
MacBook Proのほうがストロークが深め、対してAirは浅めで軽いキータッチです。
違いはありますが、どちらもタイピングしやすいです。
とはいえ、AirかProかを打鍵感で決める方はいないですよね。
キーボード両側にあるスピーカーもProだけの設計。


ディスプレイは、14インチのほうが当然作業領域が広いです。
とはいえ、画質はどちらもキレイ。
MacBook Proのディスプレイは標準のLiquid Retina XDRのほか、Nano-texture(有料オプション:22,000円)が選べます。
今回はLiquid Retina XDRを選択。
Nano-textureは映り込みが抑えられるメリットが有るのですが、基本自宅の外部モニターでの作業なので今回は見送り。


MacBook Proのほうが、少しだけベゼルが細い。




MacBook Airの1,229gに比べるとProの1600gは、やはり重いです。
とはいえ、1,600gは片手で持てる重さですし、外出時はリュックで持ち歩くので、重さはそこまで感じません。
今は所有欲のほうが上回ってます!
【実測データ】デスクトップPCを屠るモンスター性能


それでは、手元のM3 MacBook Airと、届いたばかりのM5 MacBook Proのガチンコ比較結果を公開します。
① ストレージ性能:もはや次元が違う




まずは、大容量データのコピーや写真の読み込みに直結するSSDの速度です。
| 項目 | M5 MacBook Pro (1TB) | M3 MacBook Air (1TB) | 性能差 |
| Write (書き込み) | 10,598.9 MB/s | 3,628.6 MB/s | 約2.9倍 |
|---|---|---|---|
| Read (読み込み) | 12,527.1 MB/s | 2,857.5 MB/s | 約4.3倍 |
読み込み速度12,500MB/s超え。めちゃくちゃ速い!2026年段階ではトップクラスの性能。
M3 Airでも十分に速いと思っていましたが、その4倍以上の速度です。これだけの速度があれば、4K・8K動画の編集や、数千枚のRAW現像も、ドライブの遅延を感じることは皆無でしょう。
② CPU性能




Cinebench 2026での計測結果は、Apple Siliconのコスパの良さが光ります。
| 項目 | M5 MacBook Pro | M3 MacBook Air |
| CPU Single (単一コア) | 728 pts | 549 pts |
| CPU Multi (マルチコア) | 7,085 pts | 2,161 pts |
シングルコアのランキングではデスクトップ用のハイエンドCPU 「Intel Core Ultra 9 285K」を超えています。Core Ultra 9 285Kはおよそ10万円のCPUです。それを考えるとMacBook Proは意外と安のでは?と変な感覚になってしまいます。
「普段使いのサクサク感」を決めるのはこのシングル性能です。ブラウジングや文字入力のレスポンスに影響します。とはいえ、M3でも十分キビキビした動作です。


マルチコアの性能ではM3 Airの3.2倍。複数の重いアプリを同時に動かすワークフローにおいて、この余裕は計り知れません。




Geekbenchでも、マルチコアならM3 Airの2倍を記録しました。
③ GPU性能






ゲームやAI、画像編集に直結するグラフィック性能です。
| 項目 | M5 MacBook Pro | M3 MacBook Air |
| GPU (Cinebench Metal) | 39,202 pts | 13,774 pts |
| Geekbench 6 Metal | 123,392 | 50,051 |
M5Proは、アームと呼ばれるCPU,GPU,メモリの統合されたSoC(System on a Chip)です。
「Cinebenchのランキング」という前提付きですが、デスクトップ用ビデオカードの 「NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」や「AMD Radeon PRO W6800」よりも高い数値を叩き出しています。
NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER」の性能は、現行品だとGeForce RTX 4060程度です。
大きな電力を消費して動かすデスクトップPCの性能を、CPU,GPUを統合したAppleシリコン搭載のノートPCが上回っているのは流石です。
④冷却性能




せっかく高負荷のベンチマークテストをしたので30分経過後の本体温度を測定してみました。
30分CineBenchを走らせたあとの温度計測です。
MacBook Proが37.6℃、MacBook Airが42.5℃とファンがあるかどうかで、熱温度が変わってきます。
シネベンチ2026の計測中でも。37℃程度しか上がらないってなかなかうれしい結果。
MacBook Airではサーマルスロットリングで悩んでいたので、これは大きなグッドポイント。
⑤動画書き出し


ベンチマークの結果だけでは、使えるマシンなのかどうか、わからないものです。
そこで実際に5分30秒の動画をH.264の4K30fpsに書き出してみました。
- M3 MacBook Air:2分22秒
- M5Pro MacBook Pro:1分49秒
Airもなかなか速いタイムですが、Proはさらに高速。
10分動画、20分動画となってくればさらに書き出し時間の差は広がるでしょう。
Death Strandingの感想


どんなにベンチマークの結果が良くても、実際に使ってみないとわかりません。
そこでゲーム「Death Stranding」で使い勝手を検証してみました。
Airと同じ条件(ウルトラワイドモニター3360×1440@60Hz)で検証しました。
Airは30分ほどで発熱が大きくなり、画面がカクカクしはじめましたが、MacBook Proは、やはり冷却ファンが強力です。


2時間ほどプレーしましたが、終始スムーズでした。
Airも外付けの冷却ファンを回していれば、問題ないプレーが出来たので、当然と言えば当然。
冷却ファンの良さって、高負荷時はもちろんなんですが、その後すぐに冷却されて通常運転できるのが強みです。
Airは熱が冷めるまで次の作業に移行できませんでしたから。
MacBok Proにして正解でした。
MacBook「Pro」だけの性能
性能以外にも、AirからProへ変えることで得られる恩恵は多大です。
120Hz ProMotion


14インチのLiquid Retina XDRディスプレイは、最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応しています。
MacBook Airは60Hzまでなので、単純に2倍の滑らかさがあります。
自宅デスクでは、外部モニターですが、外出時のPC作業における、ライティング時の文字の見やすさ、動画の滑らかさはかなりアップしました。
とはいえ、自宅でも120Hzの性能を引き出すには、対応した外部モニターも必須。
現在のLGのウルトラワイドモニターはWQHD(3440×1440)の60Hz。
MacBook Proの性能を最大限引き出すことはできません。
もう少し落ち着いたら、5K2Kの120Hzモニターに変更予定です。お楽しみに!
内蔵スピーカーの出来が良い!


私は普段、オーディオインターフェースを介してモニタースピーカーで音楽を聴きますが、Proの内蔵スピーカーの音質には驚かされます。
Airもソコソコ良い音質でしたが、低音の厚み、音場の広がりなど、一段上の音質です。
ノートパソコンでこれだけの音質が手に入るのはびっくりです。
リビングでの作業時はコンパクトなbluetoothスピーカーを使うことが多かったのですが、これなら不要ですね。
拡張性:USBハブからの解放


普段カメラを扱うブロガーとしては、SDXCカードスロットの搭載は、本当にありがたい。
カメラで撮影し、ハブを探す手間なく、本体にSDカードを直挿しして即編集。この数秒の短縮の積み重ねが、記事制作のテンポを生みます。
何より外出時にハブを持ち歩く必要がなくなったことは大きいです。
結論:どちらを選ぶべき?


極論は「好きな方を選べ」なんですが、1週間使い込んで出した、でじまろブログ的な結論です。
MacBook Airが最適な人
- 「軽さこそ正義」と断言できる人:1.2kg台の機動力は、やはり唯一無二。
- ブログ、オフィスワーク、動画視聴がメインの人:M3チップでも、これらの作業にはオーバースペックなほどです。
- コストパフォーマンスを重視する人:Proとの価格差で、周辺機器を充実させた方が幸せになれる場合があります。
M5 MacBook Pro 14インチ(M5 Pro)を選ぶべき人
- 「熱」と「カクつき」を一生許したくない人:冷却ファンの安心感は、高負荷作業において代えがたいものです。
- 3DゲームやAI活用など、次世代の負荷に備えたい人:デスクトップPC並のGPU性能は、ノートPCの常識を覆します。
- 120Hzディスプレイと極上のスピーカーを体験したい人:ゲームや動画視聴などコンテンツ消費もはかどります。
まとめ


M3以降のMacBook Airは、「多くの人にとってのベストな選択」です。
しかし、M5Pro,M5Pro Max搭載の MacBook Proは、「限界を突破したい人のための相棒」です。
37万円という価格は決して安くありません。しかし、デスクトップ級のパワーをどこへでも持ち運べ、熱に怯えることなく使い倒せる環境が手に入るなら、決して高い投資ではなかったと思ってます。
「でじまろロブログ」では、今後このモンスターマシンを使い倒し、さらに深い長期レビューや、Thunderboltドックやウルトラワイドモニターとのデスクセットアップなども公開していきます。
この記事を読んでMacBook ProやAirが気になった方はチェックしてみてください。



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