『SOLIDZ Power Bank Model IT』実機レビュー|巻き取り式ケーブル内蔵の半固体モバイルバッテリー

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『SOLIDZ Power Bank Model IT』実機レビュー|巻取り式ケーブル内蔵の半固体モバイルバッテリー

本記事はMAKERZ様より製品のご提供を受けて執筆した、プロモーションを含む実機レビューです(#PR)

MAKERZのSOLIDZシリーズの中で、私の生活スタイルにいちばん合っていると感じたのが、今回の「SOLIDZ Power Bank Model IT」です。

MAKERZは、精密機器メーカーとして知られるキーエンスが100%出資して設立した、大阪本社の日本企業です。ブランドの概要は前回のModel FTの記事でも紹介しています。

モバイルバッテリーといえば、発火事故のニュースが気になるところです。SOLIDZは、内部の液体電解質の割合を大幅に減らした「半固体電池」を、全モデルに採用しています。メーカーによると、釘刺しや車で踏むといった過酷な破壊試験でも発火しにくい構造とのことです。毎日ポケットやバッグに入れて持ち歩くものだからこそ、この安全性は大きな安心材料になります。

今回のModel ITは、10,000mAh・最大30W出力のモバイルバッテリーに、巻き取り式のUSB-Cケーブルを内蔵したモデルです。

実機で測ったところ、iPhone 17 Pro Maxは30分で残量25%から75%まで充電できました。この記事では、実機を使って感じたことを、前回紹介した「Model FT」との違いも交えながらまとめます。

左がSOLIDZ Power Bank Model FT、右はSOLIDZ Power Bank Model IT、どちらも10,000mAh。
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SOLIDZ Power Bank Model ITの特徴

半固体電池による安全性

SOLIDZシリーズは、すべて半固体電池を採用しています。メーカーによると、一般的なリチウムイオン電池に比べて内部の液体電解質の割合を大幅に減らした構造で、釘刺しや車で踏むといった破壊試験でも発火しにくい特性があるとのことです(メーカー公表の内容です)。

Amazonより引用

15.2mmの薄型ボディ

厚さは15.2mm(実測15.1mm)です。

Model FTと同等の厚みであり、特別に薄いわけではありませんが、ポケットやバッグに収まりやすい薄型モデルです。メーカーも、ポケットに入れたままケーブルを引き出して使える薄型設計としています。

巻き取り式USB-Cケーブル

USB-Cケーブルが本体に内蔵された巻き取り式で、必要なときに約70cmまで引き出せます。ケーブルの先端はマグネットで本体に固定できます。別のケーブルを持ち歩く必要がなく、ポケットに入れたままケーブルだけ引き出して充電できます。

スペック

項目内容
容量10,000mAh(7.4V/5,000mAh×2セル)
電池半固体電池
最大出力30W(USB PD 3.0 PPS対応)
2ポート同時使用時合計15Wまで
ケーブル巻き取り式USB-Cケーブル内蔵(長さ70cm、700mm±50mm)
機能パススルー充電対応 / 本体ディスプレイで残量表示 / 低電流モード対応
外装本体6面に耐久UVコーティング
重量約225g(実測:222g)
サイズ約W74mm×L136.5mm×H15.2mm
発売日2026年9月17日

外観

SOLIDZ Power Bankシリーズ共通であるダークグレーのアルミニウムボディは、相変わらず渋くてカッコいい。

本体6面に高耐久UVコーティングが施されていて、傷がつきにくいので美しい質感をキープしてくれます。

側面に残量表示のディスプレイとUSB-Cポートを備えています。

上部の側面には内蔵ケーブルと電源ボタン。USB端子はマグネットで固定されます。

電源ボタンは、残量表示と給電のオン・オフに使います。

内蔵ケーブルは巻き取り式(約70cm)。

12,000回の巻き取り耐久試験をクリアしています(公式ページより)。

端子の手前には、巻き取り時のムダな衝撃を吸収してくれる保護パーツが付いています。細かな仕様ですが、長く使うためには大事です。

実際に使ってみた

10,000mAhがちょうどいい理由

私はiPhone 17 Pro Maxを使っています。バッテリー容量は、eSIM専用モデルで5,088mAh(※)です。※バッテリー容量(5,088mAh)は、EUのバッテリー規制等に伴うAppleの製品登録データ(製品情報シート)に基づきます。

一般的に、モバイルバッテリーは電圧変換や発熱のロスがあり、表記容量のうち実際にスマホへ送れるのは6〜7割程度です。5,000mAhのモバイルバッテリーだと、実効容量は約3,000〜3,500mAhになります。そのため、iPhone 17 Pro Maxでは有線でも6割前後、ワイヤレス充電なら半分程度までしか回復しません(あくまで一般的な目安です)。

1日外で使うなら、10,000mAhくらいがちょうどいい容量です。(iPhone 17 Pro Maxを約1.6回充電可能)

巻き取り式ケーブルは「どこに入れても収まる」

前回紹介したModel FTは、ケーブルが外に出ているストラップタイプです。便利な反面、ポケットやバッグに入れるとケーブルが邪魔になり、暴れてうまく収まってくれないこともありました。

Model ITは自動巻き取り式のケーブルなので、どこに入れても収まりがよく、はみ出したケーブルを気にしなくて済みます。それだけで、ちょっとしたストレスがひとつ剥がれた感覚があります。

70cmの長さ

内蔵ケーブルは70cmで、好きな長さに調整して使えます。本体から離れた場所にあるデバイスも充電できるので、取り回しに困りません。

最大30W出力なのでMacBook Neo/Airの充電にも◎

充電速度を測ってみた

USBテスター(POWER-Z)で、iPhone 17 Pro Maxへの出力を測りました。

1台だけを充電したときは、プロトコルがPD 3.0で、約15V・約1.97Aの約29.3Wが出ていました。メーカー公称の最大30Wにほぼ近い値です。

iPhone 17 Pro MaxとiPad mini A17Proを同時に充電すると、出力は分散して下がります。iPhone側は約5.04V・約1.66A・約8.4W、iPad mini側は約5.21V・約1.44A・約7.5Wで、2台の合計は約15.9Wでした。

iPad miniとiPhoneの同時充電

パススルー充電

本体を充電しながらiPhone 17 Pro Maxを充電する、パススルー充電も試しました。内蔵ケーブルとUSB-Cポートの使い方を入れ替えて、2パターンで測っています。本体への入力には、手持ちの充電器を使いました。

  • USB-Cポートで本体を充電、内蔵ケーブルでiPhoneを充電: 本体への入力は約5.0V・約2.30A・約11.4W、iPhoneへの出力は約4.5V・約1.46A・約6.6W
  • 内蔵ケーブルで本体を充電、USB-CポートでiPhoneを充電: 本体への入力は約5.1V・約1.79A・約9.2W、iPhoneへの出力は約4.7V・約1.51A・約7.0W

どちらの使い方でも、パススルーは動作します。1台だけのときは約29.3Wが出ていたiPhoneへの出力は、パススルー中は約6.6〜7.0Wまで大きく下がります。

USB-Cポートで本体を充電、内蔵ケーブルでiPhoneを充電している検証画像

パススルー充電は、出力が下がりやすい機能です。この製品に限った弱点ではないので、私はデメリットとは考えていません。

使い分けとしては、急いで充電したいときは、本体とスマホを別々に充電するのがおすすめです。両方を同時に充電したいなら、就寝前にセットして朝を迎える使い方が、いちばん合っていると思います。

発熱

iPhone 17 Pro Maxの残量25%から、約30分間充電して、温度を測りました。計測時の室温は25℃。30分後の残量は75%で、充電出力は約19.5Wでした。本体全体の温度は38℃程度で、いちばん熱くなったUSB-Cポート付近は41.4℃でした。iPhone 17 Pro Max本体は39.4℃でした。

触ってみても、十分握れる熱さで、極端に熱いと感じることはありませんでした。この温度に抑えられているなら、モバイルバッテリーとして十分に熱を制御できていると思います。

参考として、前回のModel FT(残量10%から約30分)では、USB-Cポート付近が43.8℃でした。開始時の残量などの条件が違うため、単純には比べられませんが、2.4℃差なのでそこまで大きな違いではありません。

30分急速充電を行ったときの本体温度(41.4℃)

SOLIDZ Power Bank Model FTとの違い

Model FTもModel ITも厚みの差はありません。

Model FTは現行モデルとして併売されています。ここでは、以前の記事で紹介した10,000mAh・30Wのモデルと比較します(FTには5,000mAh・20Wのモデルもあります)。

容量、最大出力、半固体電池という点は共通です。違いは、内蔵USB-Cケーブルの形態にあります。

項目Model FT(10,000mAh)Model IT
容量10,000mAh10,000mAh
最大出力30W30W(USB PD PPS対応)
電池半固体電池半固体電池
ケーブル約23cm・ストラップ一体型巻き取り式(約70cmまで引き出し可能)
サイズ約116×74×15.2mm(ケーブル除く)約136.5×74×15.2mm
重量202g(実測)222g(実測)
残量表示ディスプレイディスプレイ
外装6面UVコーティング6面UVコーティング

※重量は、どちらも実測値です(公式値はModel FTが約210g、Model ITが約225gです)。Model ITは、Model FTより約20g重くなっています。これは単純に70cmの自動巻き取り機能が影響していると考えてもらえればよいと思います。

全開紹介したSOLIDZ Power Bank Model FTの記事はこちらです

どちらを選ぶ?

  • Model FT:ケーブルをストラップ感覚で携行したい / 短めのケーブルで足りる人
  • Model IT:ポケットやバッグにすっきり収めたい / 離れた場所のデバイスも充電したい人

私の使い方では、ケーブルがはみ出さず、必要な長さまで引き出せるModel ITのほうが合っていました。

モバイルバッテリーで充電中のスマホの取り回しには、長いほうが圧倒的に便利です。

価格は、Amazon実勢価格でModel FT(10,000mAh)が5,790円(2026年9月26日時点)、Model ITが8,980円(2026年10月1日時点)です。Model ITはクーポンを適用すると7,633円になります。

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メリット・デメリット

実際にしばらく使用してみての、メリット、デメリットをまとめてみました。

メリット

  • 巻き取り式ケーブル内蔵で、ポケットやバッグの中でケーブルが暴れない
  • 10,000mAhで、iPhone 17 Pro Maxを1日外で使うのにちょうどいい
  • 約70cmまで引き出せるので、本体から離れたデバイスも充電できる
  • 最大30W出力(PPS対応)で、スマホからノートPCまで幅広く使える
  • 半固体電池で、発火リスクを低減した設計
  • 本体ディスプレイでバッテリー残量が確認できる

デメリット

  • ワイヤレス充電には非対応なので、ワイヤレス充電派には向かない
  • 残量表示のディスプレイが本体の側面にあるため、デスクに置いた状態だと確認しづらい

ワイヤレス充電がメインの方はこちら「SOLIDZ Power Bank Model QT 5000mAh」もおすすめです。

<<ここにModel QTの記事リンクを挿入予定>>

まとめ

SOLIDZ Power Bank Model ITは、巻き取り式ケーブルのおかげで、ポケットやバッグの中の扱いやすさが大きく変わるモバイルバッテリーでした。iPhone 17 Pro Maxを1日外で使うには、10,000mAhの容量もちょうどいいです。

同じ10,000mAh・30Wでも、ケーブルの持ち方は大きく違います。ストラップ型のModel FTか、巻き取り式のModel ITかは、ケーブルの使い勝手で選ぶのがよさそうです。

充電しながらデバイスを使う方は、巻き取りケーブル約70cmのSOLIDZ Power Bank Model ITがおすすめです。

本記事はMAKERZ様より製品のご提供を受けて執筆した、プロモーションを含む実機レビューです(#PR)

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