最近,夕方のランニングがルーティン化した管理人のでじまろ(@digimalog)です。
「無理せず楽しみながら走りたい」ということでお気に入りのAir Pods Proを耳に音楽を聴きながら走ってました。
ところが,最近SHOKZ(ショックス)のOpenRun(旧エアロペックス)を購入してから,骨伝導イヤホンの素晴らしさを実感してこればかり使ってます。
Air Pods Proには外音取り込みというありがたい機能があり,両耳が密閉されていても外部の音が自然に聞こえてくるため,安全に走ることができます。
ただし,ランニングなどワークアウト中,耳の中に伝ってくる汗がひどく気持ち悪い。
耳の汗なんて気にならない方もいるんでしょうが,私は無理でした。
カナル型って本気の運動に向かないことを痛感しました。
そこで耳を密閉しない開放型で,防水性能のあるイヤホンを探していると,骨伝導イヤホンにたどり着きました。
骨伝導イヤホンとは
通常のイヤホンは鼓膜をとおして内耳を震わせ,その信号を聴神経が脳に運び音として認識させます。
骨伝導は,その名の通り『骨』を伝って脳に音を届けます。
鼓膜ではなく,頭蓋骨に振動を伝えて内耳を震わせます。その信号が聴神経を経由して脳に音を届けています。
この仕組みは耳の不自由な方のための福祉機器などにも使われている技術です。
骨伝導イヤホンは,こめかみのあたりに装着して使うものが主流で,特性として耳を塞いでも音を認識できることや,周囲の環境音に左右されにくいのも知られています。
Shokz(旧AfterShokz) OpenRun製品詳細
メーカー | SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD |
ブランド | Shokz |
音声感度 | 105 dB |
---|---|
スピーカータイプ | 骨伝導変換器 |
防水性 | Waterproof IP67 |
機能 | マルチペアリングモード |
色 | Cosmic Black,Blue Eclipse,Lunar Grey,Solar Red |
メーカー型番 | AS800 |
発売年 | 2019 |
接続方式 | 無線 |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間 |
待機時間 | 最大10日 |
充電時間 | 2時間 |
保証期間 | 2年間 |
Bluetooth® | Bluetooth® v5.0 |
製品サイズ | 13.5 x 9.36 x 16.9 cm |
商品重量 | 26 g |
内容物
- イヤホン本体
- 充電ケーブル×2
- シリコーン収納ポーチ
- 防水ポーチ
- 耳栓
- 説明書
充電ケーブルは2本ついてますが,接続するマグネット部分が特殊形状のため,1本は予備ですね。
失くすと充電できないので注意。
付属アクセサリーのシリコーンケース。
フラップはマグネットでしっかり閉じることができます。
実際は、重さがそれなりにあるのであまり使ってないです。
薄型の防水ポーチ。
キーの収納ポケットもあり,ランニングにはもってこいのポーチ。
必要な人は限られているでしょうが,個人的にはうれしいですね。
耳栓です。
耳を塞ぐと音質は向上しますが,環境音を消さないのが骨伝導の良いところなんです…
公式では26g,実測25.5g。
Air Pods Pro(ケース別)よりも重いですが,耳を塞がないため,装着感はほぼ空気。
ただし,頭の大きさや形状は個人差があるため,こめかみへの圧迫感が気になる方もいると思います。
私は30分から50分程度の連続使用で快適に使えてます。
イヤホン右側下部に充電接続ポイントと音量調整の+ーボタン。
+ボタンは長押しで電源のON/OFFになります。
マグネット式の充電で、充電中は赤く点灯します。
装着は耳にかけるだけ。
サングラスでも使いましたが、メガネ使用者でも問題ないです。
後ろにワイヤーが回ってますが,軽量なので不快感は無し。
耳の外側に当たる骨伝導ユニット部分にマルチボタンがあり、通話,再生の開始/停止、音声アシスタントの起動が可能。
マルチポイント(同時接続)の設定にも使います。
マルチポイントの設定
- 音量+を長押しして電源ON
- そのまま手を離さずに長押しでペアリングモードへ
- さらに手を離さずそのままマルチボタンを同時に長押し
- 「マルチポイント接続を開始しました」のアナウンス
- 順に接続したいデバイス2台を選ぶ
iPhoneとMacBookやiPhoneとiPadなど,2台同時にペアリングしていると,いちいち接続し直さなくていいのでとっても便利です。
音量の+ーと充電端子が見えます。
右側の骨伝導ユニット部にはマイクの小さな穴も見えます。
装着時,斜め後方からの見た目はこんな感じ。
結構目立つと思う方もいるでしょうが,私の選んだCosmic Blackは髪の毛の色と同化して装着していてもすれ違ったくらいでは気づかれないです。
もちろん,製品は4色展開なので,お気に入りのカラーを購入するのが一番。
防塵防水のIP67を取得しているということで,洗面器に15分ほど沈めましたが無事でした。
これ以上の水中は怖いので引き上げました(笑)
※Shokz OpenRunには水分を感知する機能が搭載されていて,充電ポートに汗や水が溜まっているとアラームで通知されます。
IPとは電気機械器具の外郭による保護等級のこと。
先頭の数字6は防塵性能を示し,等級では一番上。粉塵が内部に侵入しないことを示します。
後ろの数字7は防水性能を示し,等級では2番めに高い。一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がないことを示します。
NIKEアプリとエアロペックスはランニングのお供
Apple Watchを購入するときは特に理由は無いのですが,なんとなくNIKEエディションを購入してます。
それがランニングが日課になって,こんなに役に立つとは思ってませんでした。
GPSとMAPでコースと距離を記録してくれて積み重ねが数字で現れると励みになります。
NIKEアプリと連動して流れるお気に入りのランニング用ミュージックも気分を上げてくれます。
さらに,このNIKEアプリはフォームやペースを指導してくれるモードもあるのですが,孤独なランニング中に喋りかけてくれるのはちょっと安心します。
骨伝導イヤホンShokz(旧AfterShokz) OpenRunの利点。
- 耳に流れる汗が気にならない
- 自然に入ってくる環境音
- ランニング時の足音が響かない
やはりランニング中や自転車で公道を走る場合,車の走行音,クラクション,自転車のベル,救急車のサイレンなどなど環境音が聴こえることのほうが大切。
密閉式のカナル型も外部音取り込み機能などが上位機種に搭載されていますが,密閉型はやはり汗がどうしても気になってしまいます。
その外部音取り込み機能もデジタル処理して増幅した音を取り込むため,不具合や誤操作が起こらないとも限りません。
自然な環境音がよりベターです。
デメリットを考える
かなり褒めちぎってきましたが,大きなデメリットというか特性があるのでしっかり理解した上で購入を検討しましょう。
まず,音質はよくありません。特に低音はスカスカ。
もちろん,低価格帯の骨伝導タイプよりは数段音質は優れています。
それでも音質だけを求めるのであれば骨伝導タイプは避けましょう。
とはいえ,私個人はランニング中のみの使用で,音楽に集中してる状況で使いませんので言うほど気になりません。
もう一点は音漏れ。
静かなところで音量を上げるとはっきりわかります。
人との距離が近い通勤電車内や図書館など静かな公共の場所では使わないのが吉。
以前のモデルに比べれば,音質も音漏れもだいぶ改善されてますが,使う目的と場所を選ばないとまったくの役立たずになってしまいます。
気をつけましょう。
Shokz(旧AfterShokz) OpenRun はワークアウトにおすすめの骨伝導イヤホン
Shokz(旧AfterShokz) OpenRunは骨伝導の特性をわかっていれば満足のできるワイヤレスイヤホンです。
ジムなどで使用するのもおすすめできますが,特に危険の多い屋外でのワークアウトではその真価が発揮されます。
ただし,価格が高いのもネック。
もう少し安ければ,という方は下位モデル『OPENMOVE(オープンムーブ)』も準備されてます。
少し本体が大きくなり防水性能も低下しますが価格はほぼ半額,Amazonレビューではかなりの高評価を得ています。
気になる方はチェックしてみてください。
以上「骨伝導イヤホンShokz(旧AfterShokz) OpenRunの音漏れは?自転車にもおすすめ!」でした。
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