ここ数年,テレワークが浸透してきている中で,多くの企業は,個人とミーティングルームをつなぐオンライン会議(=web会議)の導入にも積極的に取り組んでいます。
そんなオンライン会議において重要なのは,映像はもとより,いかにしてスムーズな音声のやり取りができるかです。
当記事で紹介するeMeet M2 Maxは,360°最大15人までの声の集音に対応し,ノイズキャンセリング搭載のマイクは工事の騒音やタイピングの音を除去することでクリアな音声を届けてくれます。
まさしくオンライン会議に適したスピーカーフォンといえます。
また,ワイヤレスと有線接続の両対応で,2台連結して30人までの会議に使用することもできる使い勝手も考えられた一台。
今回eMeetさんからM2 Maxを提供いただいた実機にて,実際の使い勝手を検証します。
記事後半には,おすすめポイントだけでなく残念ポイントも含めて評価してますので購入の参考にしてください。
eMeet M2 Max 製品詳細
ブランド | EMEET |
対応人数 | 1〜15人まで |
サンプリングレート | 48KHz 高解像度HDボイス |
マイク | 4基 |
スピーカー出力 | 5W / 89dB |
バッテリー | 2,600mAh |
接続モード | ・USB-C ・Bluetooth ・AUX |
Daisyチェーン 2台連結機能 | あり 専用ケーブルが必要 |
対応OS | ・Windows ・macOS ・iOS ・Android |
対応アプリ | 制限なし |
サイズ | 直径12.5cm 高さ3.5cm |
重さ | 290g |
同梱品 | 本体 Bluetoothドングル USB-C to A接続ケーブル 説明書 |
外観
操作はすべてタッチ式
- ロゴマーク:ノイズキャンセル切替
- 着信応答
- Bluetooth:ON/OFF,長押しでペアリング
- 音量操作:+または-
- 電源ボタン:長押しで電源ON/OFF
- 電源ボタン:クリックでバッテリー残量
- ミュート:音声ミュート
背面にはシリコン製の滑り止め
埋め込まれたドングルはBluetooth接続用。 Bluetoothの搭載されていないPCでも問題なく使える。
サイドには高性能マイクが等間隔で4基。
接続ポートは,3.5mmイヤホンジャック,2台接続用端子,充電兼通信用USB-Cポート。
本体のリセットボタンも内蔵されています。
各機能
ノイズキャンセリング
eMeet独自の音声処理技術により開発したVoice IAが,周囲の雑音を抑制。
この技術により,効果的なノイズキャンセリングやエコーキャンセリング機能を生み出します。
M2 Maxの目玉機能のひとつです。
強化されたスピーカーと4つの高性能マイク
全方位360°から集音するために4つのマイクを配置。
スピーカー部はより大きな音量を手に入れるため,前機種M2の3Wから5Wに出力アップ。
1台で15人まで2台連結で30人までカバー
M2 Maxは最大15人までのオンライン会議に対応していますが,連結することで最大30人まで対応することが可能になります。
連結用のケーブルはオプション販売。
eMeet M2 Maxの使い方
初期設定
eMeetのサイトから,デバイスのアプリを入手します。
この『EMEET Link』をダウンロードしておけば,M2 Maxのバージョンアップや各種設定が行えるので便利です。
必要なのは日本語の入った[Download-3(AISA)]。
アプリの入手が終わったら,電源ボタンを長押し。
大きめのシステム音とブルーのフラッシュで起動を知らせてくれます。
付属のUSBケーブルでMacまたはPCと接続。
接続すると,M2 Maxを認識してくれます。
設定画面では,待機時間や各操作の設定,ピックアップゲイン(雑音処理のレベル)などが行えます。
有線の場合はこれで使えるようになりますが,ワイヤレスの設定も済ませておくと使い方の幅が広がるので続けて設定していきます。
Bluetooth接続について
MacBookはBluetoothが内蔵されていますので,付属のドングル(本体底面に内蔵)を使う必要はありません。
必要な方はBluetoothドングルをUSB-Aポートに挿して使いましょう。
Bluetoothドングルも,設定アプリ『EMEET Link』で確認できます。
『M2 Max』のBluetoothボタンを長押しするとペアリングモードになるので,あとはMacBookに接続するだけです。
WindowsもBluetoothの設定からペアリング状態にしたM2 Maxを追加するだけです。
eMeet M2 Maxの使用感
zoomとFaceTimeで使ってみましたが,有線,無線どちらも特に問題なく使うことができました。
音声は双方向,非常にクリアで聞き取りやすいです。
1m以上離れていてもテーブルの中央に配置することで,まんべんなく全員の声を拾い上げてくれるのは全方位360°集音可能なマイクのおかげ。
ノイズリダクションも優秀なので,タイピングの音や線路を走る電車の音などをかなり軽減してくれます。
無線も十分使えますが,有線モードはさらに高音質。
重要な会議などでは,より高音質で,途切れる心配のない有線モードがベスト。
有線接続時はパソコンからの電源で稼働するのでバッテリーの心配も必要なし。
eMeet M2 Maxまとめ
実際使用してみて,ノイズキャンセリングとエコーキャンセリングの機能が秀逸。
人の声を届けるという目的のデバイスとしては申し分ないです。
大人数用のデバイスですが,「パソコンのマイクより高音質なものを」とか「タイピングの音を消したい」などと考えているなら少人数用としてもおすすめです。
イヤホンを接続して,外部に音声を漏らさないようにプライベート用として使用することも可能。
有線,無線そして1人〜大人数のオンライン会議まで様々な使い方のできる『M2 Max』,気になったらチェックしてみてください。
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