温暖化に、電気代高騰、2024年も中々厳しい夏になりそう。
そんな季節を乗り切るためのうれしいアイテムがソニーから発売されています。
その名も「REON POCKET 4(レオンポケット4)」
身につけるクーラー、ウェアラブルサーモデバイスです。
前作のREON POCKET 3は、1日に1万台売れたこともあるという超人気商品。
REON POCKET 4は首周りに装着し、本体が冷たくなることで、身体の表面温度をコントロールし快適に過ごすためのアイテム。
REON POCKET 4のナイスなところは、冷温両対応なので、夏も冬も使えます。
しかも他社のネッククーラーと比べると圧倒的に目立ちにくいので使えるシーンが多いのも魅力のひとつ。
とはいえ、やっぱり気になるのは「実際本当に効果があるの?」というところ。
そこで、人柱のつもりで購入した管理人が、レビューしていきます。
先に結果を言ってしまいますが、「もう少し気持ち涼しくしたい」の「もう少し」という場面では一定の効果があります。
流れ出る汗を止めるくらいの冷却性能はありません。
それでは詳しく紹介していきます。
気温 | 熱中症予防運動指針 |
---|---|
35℃以上 | 運動は原則禁止 |
31~35℃ | 厳重警戒(激しい運動は中止) |
28~31℃ | 警戒(積極的に休憩) |
24~28℃ | 注意(積極的に水分補給) |
24℃未満 | ほぼ安全(適宜水分補給) |
製品詳細
同梱品
REON POCKET 4 [RNP-4]本体
ネックバンド3 [RNPB-3]:本体に装着済み
エアフローパーツ
USB-A to C充電ケーブル
説明書・保証書
製品スペック
対応機能 | SMART COOL MODE SMART COOL⇔WARMモード SMART WARMモード マニュアルモード オートモード マイモード ウェーブモード ゴルフモード AUTO START/STOP機能 クイック起動 USB給電動作 風量調節機能 |
最大外形寸法(幅/高さ/奥行き) | ネックバンド3(RNPB-3)装着時:約125mm x 33mm x 140mm、REON POCKET 4本体(RNP-4)のみ:約55mm x 23mm x 117mm |
マニュアルモード温度レベル | レベル1~4, 4+ |
冷却/温熱面素材 | ステンレススティール SUS316L |
防滴シーリング | 冷却/温熱面、内部部品 |
質量 | ネックバンド3(RNPB-3)装着時:約144g REON POCKET本体(RNP-4)のみ:約109g |
使用温度範囲(動作環境) | 5℃~40℃ |
通信方式 | Bluetooth 5.0 Low Energy |
対応OS | iOS 13 以上に対応/Android 8以上に対応 |
充電池 | 内蔵型リチウムイオン |
充電池持続時間(※) | COOL(冷却) レベル1 約9時間/レベル2 約8時間/レベル3 約7時間/レベル4 約4時間 WARM(温熱) レベル1 約8時間/レベル2 約6時間/レベル3 約5時間/レベル4 約4時間 |
充電時間 | 約170分(満充電)、約100分(90%まで充電) |
充電端子 | USB Type-C |
注釈 | ※本商品は医療機器ではありません。 ※1 REON POCKET TAG(RNPT-1)との連携でのみ使用可能です。 ※2 COOL レベル4+はUSB給電時のみ使用可能です。 ※3 汗や水滴の浸入を完全に防ぐものではありません。 ※4 連続使用はCOOLが8時間、WARMが1時間で一時停止します。 |
※充電池使用時間つまり使用時間は、本体のバッテリーのみ使った場合で、モバイルバッテリーから給電すればさらに長時間使用可能になります。
前作REON POCKET 3との違い
前作REON POCKET 3との違いは、前作では別売のネックバンドも同梱していて価格も下がったこと。
バッテリー容量もほぼ2倍と大きくなり稼働時間も大きく伸びています。
また放熱用ヒートシンクも大型化したことで吸熱効率も1.2倍に。
表面のデザインは、ストライプが入り服が引っかかりにくくなっています。
外観
最初から合体した状態ですが、ネックストラップのパーツと本体に分割することができます。
背面。
中央の金属プレートが、冷たくなったり温かくなったりします。
ストラップ上部にはSONYのロゴ。
金属プレートのある背面側の樹脂部分はディンプル加工がしてあって肌触りも考慮してくれています。
側面のLEDインジゲーターは、接続や起動に使う物理ボタンも兼ねています。
充電をはじめるとLEDインジゲーターが赤色に点灯します。
満充電までは、約170分(約2時間50分)、90%までの充電ならおよそ100分
本体をストラップと分離した状態。
ネックストラップ3は、追加購入して本体のみ家族やパートナーとシェアすることも可能。
本体上部の排熱口。
ここから熱を逃します。
本体下部には給気口があります。
エアフローパーツの役割
REON POCKET 4は電源が入れば、ファンが回りはじめて排熱も同時にはじまります。
シャツの襟の中に排熱が残るのが不快に感じる人もいるでしょう。
そんな場合には、排気口側にエアフローパーツを付けて、襟の外に排気することで、より快適に過ごせます。
ちなみにボクは、Tシャツで使うことがほとんどなので、エアフローパーツは使いません。
REON POCKET 4の使い方
REON POCKET 4を使うにはまず、スマートフォン用アプリ「REON POCKET」のインストールが必須(iOS、Android両対応)
ユーザー情報を入力し、本体の接続ボタンを押すと登録完了。
すぐに使える状態になります。
基本的な使い方は、オートスタート/ストップをONにする使い方が便利。
首に装着すると、冷却または保温がはじまり、取り外すと数秒で停止します。
温度はあらかじめ、1.ぬるめ・2.少しぬるめ・3.普通・4.少し冷ため・5.冷ための5段階から設定可能。
自動で冷却効果を維持してくれます。
マニュアル操作で、4段階から選ぶこともできます。
アプリの設定画面からは、アップデートや起動時の動作を設定可能。=
REON POCKET 4を手元で操作できるワイヤレスリモコンにもなるPocket Tagもあります。
Pocket Tagの導入で、COOL⇔WARMが自動で切り替わるモードが使えるようになります。
装着感
デバイスのかたち
※クリックで拡大
装着感は、上々。
ネックストラップ込みで144gと軽量なので、重いと感じることはありません。
ネックストラップが首の根元で支える構造のため、重みで後ろに引っ張られることもありません。
気になる見た目ですが、全く目立たないということはなく、背中にくっきり形が付きます。
それでも襟付きのシャツなら、服の中にすっぽり隠れるので、違和感は少なめ。
Tシャツなど丸首はREON POCKET 4本体とネックストラップが丸見え。
自宅で使うのには問題ないですが、職場や通勤などでは、見た目を気にする人には使いづらそう。
気を使わなさそうな職場なら問題なし!
FANの音が気になる
装着中、うしろ首周りから本体が見えてしまうということに加えて、FANの音も気になる点。
3段階で手動調整も可能ですが、図書館のような静かな場所では一番低いレベル1のFAN音ですら気になります。
周りの人は気にならないと思いますが、装着者は耳元で「サー」という音をずっと聴いている感じなので嫌がる方もいるかもしれません。
ウォーキング中や電車内では、FANの音は気になりませんでした。
冷却効果
冷却効果は、一言でいうと「じんわり涼しい」という感じ。
汗ばむくらい暑い日に、REON POCKET 4を装着してすぐに涼しくなる、ということはありません。
考えられるシチュエーションは以下の通り。
- クーラーの設定温度をもう少しだけ下げたい
- クーラーを入れるかどうか悩むくらいの気温
- ウォーキング時
- 満員電車を含む通勤・通学時
気をつけたいのは、医療器具ではないため、熱中症対策にはなりません。
あくまでも夏や冬を快適に過ごすための補助デバイスと考えて使いましょう。
冬用のアイテムとしても使えますが、CIOのWEAERHACKの方が暖かくなる範囲が広く使いやすい。
REON POCKET 4は買い?
購入して1年が経ちましたが、買ってよかったと思っています。
一定の節電効果と冷却効果が得られたのが大きいです。
初回に好みの設定にしておけば、次からは装着するだけでフルオートで動作してくれるのもグッド。
ファンの音だけは気になる人もいるはずなので、可能なら量販店などで使ってみてから購入を決めても良いでしょう。
日頃からエアコンなどの節電を意識している方なら、出番も多いと思います。
REON POCKET 4が気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。
内蔵のセンサーで周辺の温度や湿度を計測して、精度の高いフルオートを可能にしてくれる「REON POCKET TAG」とのセットもあります。
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