すごいロボット掃除機が登場しました。
今回発売された「SwitchBot S10」は、ロボット掃除機界における、まさに最終兵器。
掃除、水拭き、ごみ収集、モップ洗いに乾燥までは当たり前、なんと給水排水、洗剤投入まで完全自動です。
2週間ほど検証で使っていますが、本当に賢いロボット掃除機です。
これまで1週間おきに必要だった、水交換やモップ洗いの手間がないので、めちゃくちゃ楽ちん。
特徴は以下の通り。
- 水交換の手間が要らない
- 6,500paの強力吸引力
- 4L、90日間分のごみ収集能力
- LDSセンサーで正確なマッピング
- 段差にも強い
- 常に洗いながらの水拭きで清潔(特許技術)
- ローラーが樹脂製で手入れが簡単
- SwitchBotスマートホームアプリで一元管理
- アレクサなどクラウドサービスとの連携もOK
記事の作成にあたり、SwitchBotさんから製品をご提供いただいきガッツリ検証したので、設置の仕方や使用感を詳しくレビューしていきます。
もちろん、メリット・デメリット、さらには実際に設置して気づいた点も解説してきます。
【本記事はプロモーションを含みます】
SwitchBot S10製品詳細
付属品
- ゴミ捨てパック×5(内1パックは装着済み)
- S10本体
- ごみ収集ステーション
- 水交換ステーション
- コレクションバッグ
- サイドブラシ×2
- 掃除用ブラシ
- 配管付属金具一式
- 取扱説明書
SwitchBot S10 スペック
メーカー | スイッチボット(SwitchBot) |
---|---|
本体サイズ | 直径36.5mm×高115mm 重さ:約5.5kg |
ステーションサイズ | 幅260×奥行207×高412mm 重さ:約4.6kg |
水交換ステーション | 幅400×奥行165×高100mm |
ごみ収集 | 容量:4L(約70日) |
バッテリー | 4,000mAh |
最大吸引力 | 6,500pa |
最大掃除面積 | 220㎡ |
稼働時間 | 最大250分 |
動作音 | 62db/64db/67db/69db |
消費電力 | 本体:85W ステーション:900W |
その他 機能 | 障害物回避, 自動モップ洗浄, 自動集塵, 乾湿両用, 衝突防止 自動給排水 RinseSyncテクノロジー(※) |
ブランド名 | スイッチボット(SwitchBot) |
外観
まずは本体、ゴミステーションの外観を紹介します。
S10 本体
S10本体上部。
LDSレーザーセンサーが前面に配置。
ハイエンド機種の必須搭載センサーがこのLDSレーザー方式。
瞬時に正確かつ立体的なマッピングをしてくれます。障害物も確実に認識してくれます。
これがないと、マッピングに時間がかかったり、正確さがかけたりと大変です。
ロボット掃除機の購入で迷ったら、LDSセンサーの搭載は必ず確認しておきましょう。
本体上部のボタンは、3つ。
- (左)充電ボタン:充電または充電一時停止
- (中央)清掃ボタン:開始または一時停止
- (右)切替ボタン:清掃モードの切替
フロントには、充電センサー。充電ステーションの正確な位置を確認してくれます。
汚水ボックスは背面に設置。
水拭き用のローラーはサイドから引き抜けるのでメンテナンスのとき、わざわざ裏返さなくて良いのもメリット。
上カバーは、マグネット式で片手で取り外せます、
内部には主電源とダストボックス。
ダストボックスの着脱は、ワンタッチだし、掃除用ブラシも内蔵されていて、メンテナンスが楽ちん。
底面の図。
ローラーやモップだけでなく前輪や水切りワイパーも取り外せるので、隅々までメンテナンスできる。
ローラー式のモップはなかなか。珍しい。
このモップを洗浄、乾燥まで自動でやってくれるからめちゃくちゃうれしい。
掃除用ローラーは、柔らかいゴム製。
掃除機のローラーって、ブラシ式が多いのですが、樹脂製なのは、メンテナンスも楽でいいです。
充電ステーション
充電ステーションのサイズは、幅260×奥行207×高412mm。
フルスペックのロボット掃除機の割に、給排水タンクがないので省スペース。
背面には排気口と電源コード。
4Lのゴミパックは差し込むだけ。
約70日分のゴミを収集できるため、交換の手間も少なくてグッド。
週3回の掃除なら、23週(5ヶ月程度)くらい使える計算。
手間がかからないのはイイことです。
ごみ収集ステーション、底面部。
全体に滑り止めシリコンパッドが敷かれています。
水交換ステーション
今回のロボット掃除機S10の目玉機能のひとつでもある水交換ステーション。
サイズは幅400×奥行165×高100mm。
S10への給水と汚水の排水を行えるスグレモノ。
しかも水交換ステーションは電源要らず!
なんですが、水道管と排水管への直結が必要なため、設置場所を選びます。
主な設置場所としては洗面台、キッチン、洗濯機の周囲が候補となります。
2週間に1回程度、汚水フィルターの掃除が必要。
右のキャップは、床用洗剤(別売)投入用です。
水交換ステーションの設置
完全自動で、便利なSwitchBot S10ですが、購入前にハードルが高いな、と感じるのが、水道管への直結が必要な水交換ステーションの設置です。
私も、ちょっと大変そうだなと感じていましたが、やってみると意外と簡単。
しかも取り付け金具は、いろんな種類が揃っているので追加購入の必要もありません。
レンチも付属してますが、手持ちのレンチとカッター、それにマイナスドライバー(水道栓開閉用)も準備しました。
後述しますが、カッターよりも配管カット用のノコギリがあるとかなり楽です。
※塩ビパイプ用のノコギリやその他工具は、ダイソーにもあるので、こだわらなければ格安で揃えることができます。
様々な水道や排水口に対応できるようになっているので、心配な方はSwitchBotのホームページでチェックしましょう。
水交換ステーションの設置ができないときの水交換タンク
交換ステーションの設置ができそうもない、という方のためにあらかじめ給水セットしておく、別売りの交換タンクもあります。
別売りなのが少し残念。購入時に、水交換ステーションか水交換タンクか選べると、買い足さなくてもいいのになと思います。
排水ホースへの分岐
私の場合、水道管への分岐金具と、洗濯機の排水ホースを使う排水用分岐チーズ(樹脂製)を使いました。
排水用分岐チーズ(樹脂製)は先端をカットしなければなりません。
カットに必要な工具は、カッターまたは塩ビ(PVC)パイプ用ノコギリ(100均にあります)。
先にカッターを準備してましたが、パイプ用ノコギリがあればかんたんです。
この作業が一番面倒だったかも。
水道管を占めるマイナスドライバーは忘れずに。
カットした排水ホース用分岐チーズにゴムのパッキンをくぐらせて準備完了。
洗濯機の排水ホースを取り外します。
ホース内のアタッチメントがあれば抜き取っておきます。
排水ホースのまわりに排水管が見えているようなら、排水チューブを直接差し込めるので、分岐チーズは不要。
最後は、分岐チーズを挟み込んでしっかり金具で固定して完成。
給水ホース
給水ケース1(洗面台下)
今回洗濯機の隣の洗面台下から接続することにしました。
お湯と水が出るタイプなら水側にセットします。
右側の画像がセット後。
こちらは意外と簡単。
セット後に何度が水を流して、漏れていないかチェックしましょう。
※注意点が1つ、設置にあたって、必ずマイナスドライバーで、水道管を締めてください!
給水ケース2(洗濯機)
あとで気づいたのですが、洗濯機側に分岐チーズを使えばさらに簡単でした。
接続には付属のゴムパッキンが必要なので忘れずに。
こちらの場合も洗濯機の元栓は締めて作業します。
本体は洗濯機下にセットしました。
別売りですが、SwitchBot社の専用床用洗剤も購入できます。
ほんのり柚子の香りで、なかなかイイです。
SwitchBot S10 ごみ収集ステーションの設置
ごみ収集ステーションは、いわゆるベースステーションで常にS10が充電のため帰還しています。
両サイドに50cmずつ、前方に1メートルの空間が必要。
電源を繋いで、S10をごみ収集ステーションにセットしたら、アプリを入手します。
SwitchBotアプリでは、ホーム画面右上の+マークからデバイスの追加を選択。
画面の指示に従いながら、WiFi(2.4GHz)で接続を完了します。
5GHz帯のWiFiは接続できないので注意してください。
設置に関しては、水交換ステーション、S10本体、それぞれをアプリで確認することもできます。
セットが終わるとマッピングの作成がはじまりますが、さすがはLDSレーザーセンサー、正確かつ高速でマッピングが完了します。
マッピング後すぐに水交換ステーションの位置の特定がはじまります。
マップの中で、おおよその位置をマークしてあげましょう。
水交換ステーションのマークについては、私も上手くいかず、しばらく悩みました。
マーキングする場合は、アイコン下部を設置場所に合わせてください。
水滴マークを合わせてしまうと、設置位置と1m以上ずれてしまうため、ロボット掃除機S10が、延々と彷徨(さまよ)ってしまいます。
水交換ステーションは、電源不要ですが、SwitchBot S10本体との交信にBluetoothを使います。
S10本体の電源を投入後、左サイドのペアリングボタン長押しで交信がはじまります。
S10が水交換ステーションの位置を把握したらセットは完了。
あとは掃除するのみ!
スイッチボット S10の使い方
掃除の指示は簡単。アプリで開始ボタンを押すだけ。
アプリでは、家から離れていても、リアルタイムで掃除の状況を確認できます。
1階、2階とマップを記憶させることもできるし、エリアを分けて必要な箇所だけ掃除させることもできます。
マップ全体の掃除なら、本体中央のボタンでスタートできます。
アプリでは、吸引力の強さだけでなく、掃除してほしくない進入禁止エリアや水拭きのみ禁止のエリアなど設定が可能。
どの設定も、掃除中に設定することもできます。
毎日の時間指定や掃除の曜日指定のほか、クラウドサービスと連携して、音声で掃除させることもできます。
私は、AmazonのEcho Showと連携させて、掃除させるように設定してます。
スイッチボット S10の使い心地
さすがLDSレーザーセンサー搭載。
障害物の位置なども的確に把握して掃除してくれます。
椅子やテーブルのあるリビングでも隅々まで走り回ります。
障害物、段差の検知
掃除中にマットや体重計など、障害物を見つけたら、マーキングしてくれるので、回避捺せたりすることも可能。
賢いです。
2cmまでの障害物は乗り越えてくれます。
試しに1cm程度のマットを敷いてみましたが、問題なく乗り越えてくれました。
もちろん、布製のマットとして認識してくれるので水拭きはしません。
マットと段差のある玄関も、落下することなく判断してギリギリまで掃除してくれます。
モップを常に洗浄しながら水拭き
水拭きのモップは、S10内部でモップを洗いながら水拭きしてくれるので、汚れを引きずることがありません。特許を取得しているすごいシステムです。
常にきれいな水拭きを実行してくれます。
給排水が便利すぎる
給水も自動、排水も自動なんてほんと家事が楽ちん。
実際使ってみて水交換ステーホンがやっぱり便利でした。
タンク内の水や汚れ具合を気にする必要がないので、ユーザーは脳停止状態で、掃除を任せられます。
吸引力
吸引力は文句なし。
旧型S1の2,700paの吸引力でも不満はありませんでしたが、6,500paと2倍以上にパワーアップしてるので子どものお菓子の食べかすなど、取り逃がすことなく、全部吸い取ってくれます。
S1のレビューはこちら。
日本の部屋サイズにあわせたコンパクトサイズのK10+のレビューもあります。
静音設計
最大6500paの吸引力Maxだとさずがに70dBを超えるので、一般的な掃除機なみの音になりますが、それ以外なら夜間でも問題なさそうな静かな駆動音。
深夜でも問題なく使えます。
ただし、清掃後のモップ乾燥中は音が出るんですが、これが意外と長いので、運用は寝ている間か、外出時がベスト。
そこまで大きくはありませんが、テレビを見ている間や、仕事中だと乾燥中の音が気になってしまいます。
SwitchBot S10まとめ
とにかく便利な完全自動ロボット掃除機SwitchBot S10。
メリットとデメリットをまとめます。
◆メリット
- 水交換の手間が要らない
- 6,500paの強力吸引力
- 4L、70日間分のごみ収集能力
- LDSセンサーで正確なマッピング
- 段差にも強い
- 常に洗いながらの水拭きで清潔
- ローラーが樹脂製で手入れが簡単
- SwitchBotスマートホームアプリで一元管理
- アレクサなどクラウドサービスとの連携もOK
- 高機能、高性能なのに価格設定は良心的
◆デメリット
- 水交換ステーションの設置のハードルが高い
デメリットの水交換ステーションの設置問題さえクリアすれば、運用は快適そのもの。
私も最初は心配してましたが、やってみると意外と簡単に設置できました。
洗濯機まわりに設置できれば、非常にスムーズにセッティングできます。
現状、自動で水交換できるロボット掃除機は、現状SwitchBot S10以外、他にありません。
家事の手間を少しでも減らしたいなら、購入して損はないでしょう。
この記事を読んでSwitchBot ロボット掃除機 S10が気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。
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