この記事は、ポータブル電源 BLUETTI EB3A のレビューです。
ポータブル電源の良さは、なんといってもどんな場所でも電力が使えるということ。
停電時の補助電源としてはもちろん、キャンプ時に使う家電用電源としても大活躍。
まさかの災害に備えた、防災グッズとしてもとても有益です。
数あるポータブル電源の中でBLUETTI EB3Aを選ぶ理由は以下の5つ
- リン酸鉄リチウム電池採用で、高い安全性と長寿命を獲得。さらに低コスト化も実現
- コンパクトボディで、収納にも持ち出しにも困らない
- BLUETTIは業界トップブランドで他社にOEM製品を提供するなど高い信頼性がある
- 定格出力は600wだけど、独自のリフトアップ機能で1200wの家電を稼働させることができる
- わずか40分で容量0%-70%に充電できる急速充電が可能
上記理由以外に、日本法人があることと、最大24ヶ月保証があることなど、サポートが充実しているところも見逃せません。
※本記事はプロモーションを一部含みます。
製品スペック [BLUETTI EB3A]
同梱品:
- ポータブル電源 (EB3A)本体
- ACアダプター充電用ケーブル
- 取扱説明書
- 保証カード
- 合格証明書
仕様
型番 | BLUETTI EB3A |
容量 | 268.8Wh |
定格出力電力 | 600W |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
重量 | 4.6 kg |
サイズ | 255*180*183mm |
充電温度 | 0-40℃ |
本体保証 | 最大24ヶ月間 |
本体カラー | ・スチールグレー ・ベージュ |
入力
AC充電 | 100V, 430W Max |
PV充電 | 12V-28V, 200W Max |
カー充電 | 12V/24V |
出力
AC出力 ×2 | 100V, Max 600W(サージ1200W) |
5521出力×2 | 12V/10A |
シガーソケット×1 | 12V/10A |
USB-A出力×2 | 5V/3A |
USB-C出力×1 | Max 100W |
ワイヤレス充電×1 | Max 15W |
外観
正面にすべての入出力ポート+各電源スイッチを配置。
ポートをあちこち探さなくて良いので、わかりやすい。
天面にワイヤレス充電パッドとハンドルが配置。
両サイドに放熱用のFANを搭載しています。
底面に製品仕様が記載。ゴム足は4つ。
背面は何もありません。
ハンドルは、かなりしっかりしているので、持ち上げても安心感があります。
重量は、ほぼカタログ値どおり、4.63kg
AC充電ケーブルと合算しても約4.8kg
持ち運ぶには苦にならない重さです。
搭載されている各ポートの紹介
各電源ボタンの操作
- 軽く押すとLCDディスプレイが30秒点灯。
- 約1秒押すことで各ポートの電源がON
- 約3秒押すことでOFF
設定モードボタン操作
スクリーン点灯状態で、ACとDC電源を2秒同時押しで設定モード
設定モード中、DC電源ボタンでECOモードのON/OFF
設定モード中、AC電源ボタンで周波数50Hz/60Hzの切替(※下記参照)
設定モード中、ACとDC電源ボタン同時押しで、退出。
設定モードは、1分間経過で自動的に終了。
日本の電源周波数は、およそ、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に東側は50Hz、西側が60Hzとなっています。
ただし、境界付近には「50Hz」と「60Hz」の混在地区もあるので注意が必要。
東西の境界近くなどで、その地域の周波数が不明な場合は、地域の電力会社へ確認しましょう。
周波数は機器の故障の原因になりかねません。
必ず設定しましょう
簡易UPSモードについて
UPSは、「Uninterruptible Power Supply」の略で、「無停電電源装置」のことを指します。
BLUETTI EB3Aは、家庭用コンセントに繋いでいるだけで、簡易UPSモードとして機能。
簡易UPSモード時に停電になった場合、20ミリ秒以内に接続されたデバイスに自動で電力を供給。
家庭用コンセントに接続かつ、デバイスがBLUETTI EB3Aに接続されていることが条件です。
LEDライト
照明ライトは、アウトドア時はもちろん、災害時にも役に立つ機能。
- 1回クリック>弱
- 2回クリック>強
- 3回クリック>SOS点滅
- 4回クリック>電源OFF
高速充電がうれしい
充電方法は、家庭用コンセントAC100Vから充電するのが、メジャーな方法。
ほかにDC入力ポートを使って、車やソーラーパネルから充電することも可能。
小型とはいえ268.8Wh(およそ80,000mAh)もある容量をわずか40分で0%-70%に充電。
- 高速モード:350W MAX;約1時間フル充電(気温10℃-40℃の場合)
- 標準モード:268W MAX;約2時間フル充電(気温0℃-40℃の場合)
※各モードの切替はスマホのアプリを使います。
午後から使いたいけど充電が午前中に終わらない…なんてことにならないのは、本当にすばらしい。
アプリで設定できる
アプリは「BLUETTI」で検索。
App StoreでもGoogle Playでもダウンロード可能。
[BLUETTI EB3A]が起動していれば、アプリが勝手に探し出して接続してくれます。
アプリのホーム画面はBLUETTI EB3Aの状態がひと目で分かるので使いやすい。
DCやACの電源は、アプリからでもON/OFF可能。
確認してきたいのは、充電モード(標準か高速)と、電力リフト機能。
電力リフト機能は1200Wまでの機器が使えるようになりますが、1200Wの出力が出せるわけでないです。
1200Wの接続機器を600Wで稼働できるようにする機能、間違えないようにしてください。
使用感
HIでステーキ調理
使用感をしっかり伝えるにはアウトドアでしょ!
ということで、EB3Aを使ってステーキに挑戦。
今回は山善の1,000WのIHクッキングヒーターを使って調理してみました。
すべての調理は、事前のアプリ設定として、1200W相当の家電が使えるようになる「リフト機能」をONにしています。
ジュージュー音を立てて美味しそう。
火加減は5段階中3を使用してます。
最大火力の5を使用すると、リフト機能ONでも、IHコンロの電源がOFFになりました。
美味しそう、いただきます。
ポータブル電源 BLUETTI EB3Aでステーキは問題なく調理できました。
2枚のステーキと野菜を炒めてバッテリー容量30%ほど使用しました。
オーブントースターを使用
1000W級トースターも使えました。
最大1000Wの5分間使用でこんがり、丁度いい感じのきつね色。
リフト機能を使っているとはいえ、定格の600Wで使用するため、調理時間は長めになります。
通常3分で焼き上がるところ、5分程度必要になりました。
PC、ガジェットを充電
管理人の愛機『M2 MacBook Air』もらくらく充電。
USB-Cポートは100Wまで使えるのでMacBook Pro 14インチも無理なく充電できます。
またMacBook Proのハイスペックモデルが使用する140W充電アダプタは、EB3AのACコンセントに差し込めば普通に使えます。
搭載されるUSBポートはUSB-A×2、USB-C×1の3口ですが、USB充電器を使えばもっと増やせます。
EB3Aは容量は268.8Wh/約73,000mAh、定格600Wまで使用可能なので、いくらでも増やせそう。
実際は、最大で9台ものデバイスに同時給電が可能。
ちなみに気になるMacの容量は、M2 MacBook Airが52Wh、M1 Pro MacBook Pro 14インチが70Wh。
トップのワイヤレス充電もしっかり使えます。
使用するにはDC電源をONにしておく必要があります。
画像はiPhone 14 Pro Maxの充電
気になるところ
屋外で使用するなら問題ないでしょうが、室内での冷却中のファンの音は64.2dBとそれなりに気になります。
もっとも、このファン制御のおかげでバッテリーの発熱と劣化を抑えて急速充電できてます。
ファンの音を抑えたければ、充電能力は遅くなりますが、本体充電を高速ではなく静音モードに設定するといいでしょう。
選べる充電モードは、静音>標準>高速の3つ。
気になる点、2つ目はAC/DCの各出力ポートの電源ボタン。
2秒長押しで電源を入れて使えるようになりますが、電源を使わない場合は忘れずに3秒長押しでOFFにしておきたい。
ECOモード選択でACは10W以下、DCは1W以下の電力消費なら、4時間〜1時間後に自動でOFF。
とはいえ、電源ONの状態でなにも接続していなくても、自動OFFになるまでの間残量は目減りしていきます。
注意しましょう。
高性能で小型のポータブル電源BLUETTI EB3A
ポータブル電源が欲しいけどどれが良いのかわからない。
まずは、小型で試したい。
そんなポタ電初心者の方にもおすすめできるBLUETTI EB3Aです。
アウトドア用にコンパクトな1台を、と考えている方にもおすすめのポータブル電源です。
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