ワイヤレス充電は、有線に比べ速度が遅く、あまり当てにしたことはなかったんですが、「Qi2」という新しい規格の誕生でかなり実用的になりました。
そこで、車載用のスマホホルダーもQi2ワイヤレス充電機能付きに買い替えることにしました。
これまで使っていたスマホホルダーは最大15Wをうたいながらも、iPhoneに対しては最大7.5Wまでしか対応していませんでした。
Qi2対応に変えるだけで、ワイヤレス充電の最大ワット数が2倍の15Wになります。
今回購入したESRのスマホホルダーは、ダッシュボードに取り付けるタイプで、他にもエアコンルーパー(吹き出し口)に取り付けるタイプのものも発売されています。
- 最大15Wの急速ワイヤレス充電Qi2に対応
- MagSafe対応iPhoneならマグネットで一発着脱
- 悪路でも高い安定性
早速レビューしていきます。
Qi2(チー・ツー)は、ワイヤレス充電の新規格で、従来のQi(チー)規格を進化させたものです。主な特徴は「Magnetic Power Profile(磁気電力プロファイル)」の導入で、磁力でデバイスを正確に充電パッドに配置し、充電効率を向上させます。これにより、エネルギーロスが少なく、より高速で安定した充電が可能です。また、AppleのMagSafe技術を基にしたこの磁気アライメントにより、デバイスが最適な位置に簡単にセットできます。
世界標準規格なので、Apple独自のMagSafe認証品と同等の性能ながら安価なのが魅力。
製品詳細
同梱品
- ESR Qi2ダッシュボードワイヤレス充電器
- 取り付けアーム
- USB-C充電ケーブル
- 取扱説明書
製品スペック
製品名 | ESR Qi2ダッシュボードワイヤレス充電器 |
---|---|
対応機種 | スマートフォン |
カラー | ブラック |
ブランド名 | ESR |
機能 | 調節可能, Qi2ワイヤレス充電 |
性能 | Qi2ワイヤレス充電規格 |
接続方式 | USB-C |
組立方式 | ダッシュボードマウント |
製品サイズ | 14.7 x 7.5 x 8.5 cm |
商品重量 | 200 グラム |
外観
充電部分はマグネット式でiPhoneユーザーにはうれしい仕様。
かなり強力なので、走行中に落ちることはありません。
背面には、製品仕様が印字されています。
両方の側面には、充電確認用のLEDライトが内蔵。
上部には、熱の排気口。
下部には充電用のUSB-Cポートがあります。
アームは丈夫な作りで、安心感があります。
前作を1年以上使っていますが、折れたり関節が弱くなったりということはなく、信頼してます。
アームと充電パッドの取り付けは、リングを緩めてアームの先端に押し込むだけ。
実際に車載して角度調整するまでは、弱めに仮止めするくらいでOK。
アームの取り付け用粘着パッドは、かなり性能がイイです。
車内が熱くなりすぎて、前作が外れてしまうことが一度ありましたが、そのまま再取り付けしても、粘着の強度は落ちませんでした。
実際に組み立てたところ。
各関節は、取り付け後、角度を調整して本締めします。
Qi2充電もバッチリです。
重さ
ワイヤレス充電モジュールは82gと、樹脂製なので割と軽量。
アームとの合計重量は194g。
これでスマホの重さを支えるわけですが、ぐらつかせないためには設置にちょっとした工夫が必要。
取り付け
取り付けた車は、ハイエース。
以前から使っていた、旧機種を取り外して、同じ場所に取り付けます。
カーナビの画面が、横にせり出しているので、エアコンの吹き出し口用のタイプは取り付けできません。
設置は、ナビのモニターとの干渉はもちろん気をつけるところですが、グラつきを防止するためにダッシュボードに接地させるとイイです。
iPhone 15 ProMaxなど、かなり重めのスマホだとアームだけでは心配なので、このダッシュボード式の取り付け方法が個人的にベストです。
エアコンルーパーに取り付けタイプも、悪路で傾いてきたりするので、結構ストレスなんですが、このタイプなら、前方の視界も妨げないのでおすすめです。
取り付け時に、注意したいのは、ナビのモニターとの干渉。
回転させても、iPhoneが当たらない位置に取り付けます。
iPhone15ProMaxはかなりスペースを取らないと横置きできない。
取り付け完了!
基本的に動画やマップは、CarPlayでナビのモニターを使いますが、たまに撮影した動画の確認をiPhoneでする場合など、横向きで設置できたほうが都合がいいです。
CarPlayは、「OTTOCAST U2 AIR Pro」を使って無線で接続してます。
OTTOCAST U2の記事はこちらです。
充電用の電源には、UGREEN 130W シガーソケット。
最大で130W出力というカーチャージャーの中では、ハイパワータイプですが、結構安くておすすめ。
単ポート最大100Wで、MacBookですら充電可能。
そんなに高出力じゃなくてもいい、と言う方にはこちらのPD30W+30Wのカーチャージャー2ポートタイプ。
Qi2充電能力の検証
エンジンをスタートすると、MagSafe充電のマーク。
しっかり充電してくれました。
iPhone15ProMaxのバッテリー残量38%の状態で、13W前後の出力を確認しました。
旧規格Qi充電だと、iPhoneは最大でも7.5W充電なので、13Wの出力なら問題なくQi2充電できているといえます。
よかった!
ESR Qi2充電の車載スマホホルダーがおすすめ
エアコンルーパー式は手軽ですが、重めのスマホでは対応しきれないし、特殊形状の吹き出し口だとそもそも取付不可。
その点ダッシュボード式は多くの車に設置可能です。
しかもESRのこのダッシュボード取り付けタイプなら前方の視界を妨げず、安全で見た目もスマートです。
iPhoneのMagSafeを使って、車で急速充電したい方にはおすすめの車載ホルダーです。
ESRのダッシュボード式は2種類あるので、購入時はお気をつけください。
この記事を読んで、ESR Qi2充電の車載スマホホルダーが気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。
車載ホルダーについては、大手サイトPicky’sのまとめ記事を監修させていただいております。
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