カーナビがなくても、毎年地図更新しなくても、スマホのMapやGoogle Mapアプリで行きたいところに行ける、とっても便利なCarPlay。
唯一面倒くさいのが有線接続。
車に乗る度、毎回iPhoneと有線接続しないとCarPlayは使えないんですよね。Android Autoも同じ。
今回紹介するOTTOCAST U2 AIR Proは、そんな面倒なCarPlay(Android Auto)接続を無線化してくれる超便利アイテム。
前回OTTOCAST U2 AIR をレビューしましたが、OTTOCAST U2 AIR Proはその後継機。
接続がとにかく高速そして操作がスムーズです。まさしくストレスフリーなCarPlayを実現してくれます。
- 発車前にいちいち有線接続しなくて良い。
- 接続が速い
- 通話、ナビ機能がすぐに使える
- 技適取得済み
- OTTOCAST U2 AIR Pro+Fire TV Stickが最高
- U2AIR Pro単体ではYouTubeや動画は見れない
- スマホでの動画視聴は遅延が発生
動画の遅延について:あくまでもスマホからの動画視聴に音声の遅延があるだけで、スマートディスプレイやカーナビの音声が遅延するわけではありません。
早速レビューしていきます。

OTTOCAST U2 AIR Pro詳細

ブランド名 | OTTOCAST(オットキャスト) |
---|---|
メーカー | OTTOCAST |
製品型番 | U2AIR pro |
発売年 | 2023 |
その他 機能 | ハンズフリー通話 |
接続方式 | Bluetooth, Wi-Fi, USB 技適取得済み |
機能 | 切断(リセット)ボタン 専用アプリ |
素材 | プラスチック |
製品サイズ | 5.9 x 5.9 x 1.5 cm |
商品重量 | 42 グラム(本体のみ) |
※今回購入したのはiPhone専用CarPlay用のU2AIR pro。別のバージョンででAndroid Auto専用ののU2AIR proもあります。購入時は間違えないようにしましょう。
外観

前作U2AIRと比べると、質感が大幅にアップ。

背面には製品詳細。


側面に切断(リセット)ボタン。
U2AIR Proを複数人で使う場合、利用者がBluetoothを接続解除し、ボタンで切断すれば、別な利用者がすぐにCarPlayに接続できる。
反対側の側面にCarPlayとの接続に使うUSB-Cポート。電源も同時に供給されます。
U2AIRとU2AIR Proを比較

左が前作OTTOCAST U2AIR、右がOTTOCAST U2AIR Pro。
デザインは同じですが、質感全く違います。


サイズも少し大きくなってますが、重さも27gから42gにUP。
OTTOCAST U2AIRの記事はこちら。

iPhoneに接続

CarPlayは接続していなくても、iPhoneとU2AIR Proのペアリングを先に済ませておくこともできます。
車に乗ってすぐに使いたい方は、室内でペアリング作業しておくといいです。
電源を入れたらそのままペアリングモードなので、iPhoneのBluetooth設定から接続。
ペアリングモード中は、本体のデザインが赤く光ります。
ペアリングの数字が表示されますが無視してOKです。
連絡先の同期についても聞かれるので、電話帳が必要ならOKしてください。
これで一旦終了。
最後に車に繋いで接続が成功すれば、CarPlayを使用するか聞かれるのでOKすれば接続完了です。
ここまでの一連の作業は、車内で一気にやってしまっても問題なしです。

CarPlayの使用感

今回使用しているのはカロッツェリアのディスプレイオーディオ DMH-SF700。
CarPlayの他にも、ブラウザを使ってYouTubeなどの視聴ができたり、HDMI接続で映像視聴ができたりする便利な製品。
ボクは、HDMIにFireTV Stick 4Kを繋いで使用してます。最高です。

車載Wi-Fiルーターは、カロッツェリア DCT-WR200Dを使用中。


まずはCarPlay用のUSBポートにOTTOCAST U2AIR Proを接続してエンジン始動。

起動はめちゃくちゃ速くて、エンジン始動から13秒ほどで接続完了画面。

さらに15秒ほどで、メイン画面が立ち上がります。
初回は、U2AIR ProとiPhoneの接続はすでに完了してるので、iPhoneに表示されている「CarPlayを使う」をタップすれば接続完了。
以降、自動で接続されます。
めちゃくちゃカンタン。
専用アプリ


OTTOCAST製品の専用アプリがダウンロードできますが、あまり役に立たない感じ。
U2AIR Proはシンプルな無線化のみの機能なので、アプリでやれるのは強いていえばファームウェアの更新くらい。
App StoreやGoogl Playでダウンロードできますが、実際のところ、必要となる不具合解消のアップデートがない限りは慌てて導入する必要はなさそうです。
CarPlayの起動速度を比較

エンジンを始動してからCarPlayの画面が出るまでの時間を計測。
製品名 | U2AIR | U2AIR Pro |
OTTOCAST画面 | 18秒 | 13秒 |
CArPlayの画面 | 35秒 | 28秒 |
新旧比較では、やはり新型U2AIR Proのほうがトータルで7秒ほど速い。
起動で7秒速いくらいはそこまでの差ではありませんが、スワイプやタッチ操作もU2AIR Proのほうがなめらかでスムーズ。
公式には接続に10秒となっていますが、エンジンの始動によるタイムラグや、使用するナビの起動速度で変化するので、多少はユーザー環境に左右されます。
接続エラーの対処方法


長く使っていると、接続がうまくいかず、エラーになることもあります。
そんなときは、経験上、まずはiPhone側の問題が考えられます。
特にiOSのアップデート後に、まれに起こることがあります。
そういうときは、慌てずiPhoneの再起動で接続可能になることが多いです。
他に確認する場所としては、[設定>一般>AirPlay]にOTTOCAST U2AIR Proがしっかり接続されているか確認ししましょう。
接続エラー時の対処法
- OTTOCASTが電源ONになっていることを確認
- iPhoneの再起動を実施
- iPhoneのWi-FiにOTTOCAST U2AIR Proが表示されているかを確認
- [設定>一般>AirPlay]にOTTOCASTが表示されているかを確認
OTTOCAST U2AIR Proの使用感

使用感をまとめると以下の通り。
- 有線のCarPlayと殆どかわらない操作感:スワイプも操作の遅延なし。
- Appleのマップやgoogle mapの操作も音声指示も良好。
- 1万円で毎日の面倒な有線接続から開放される。
- スマホの切り替えは別途有線ケーブルを準備した方が早い
- スマホで動画を見るとカースピーカーの音は遅延が発生
総合的にみると、最高の一言。
デメリットを詳しく解説します。
一点目、スマホの切り替えができるとはいえ、家族と切り替える時いちいちペアリング作業するのは面倒です。
私は、有線ケーブルも準備しておいて、家族が使用したいときは有線接続にしてます。
上記の場合、OTTOCAST U2 AIR Proのケーブルは専用なので、別のCarPlay用USBケーブルが必要です。
二点目、スマホで動画を観て、音声をカースピーカーから出力する場合、若干遅延があります。
もちろん、ディスプレイオーディオ(カーナビ)の画面での動画閲覧は遅延なしです。
他の製品

CarPlayだけでなく、まるでスマホのようにアプリも動画視聴もできる製品もあります。
かなり高価ですが、全部入りが欲しい!という方はOttoAibox P3 CarPlay AI Boxもありますが、温度変化の激しい車内に置き去りにして使うのはおすすめできません。
しかもCarPlayのシステムを大幅に改変するため、心配な部分もあります。
また、すべてのCarPlay対応機種に適応しているわけではないので、使えなかったときのリスクもあります。
動画見るならFireTV 4K Stickがおすすめ。
4Kで見るわけじゃありませんが、無印→4K→4K Maxの順で起動が高速です。


車内Wi-Fiは「カロッツェリア DCT-WR200D」コレ一択。
価格、性能どれをとっても最高です。
本体価格の初期投資は必要ですが、年間13,200円(税込)でドコモの回線が無制限で使えます。


まとめ

ここまでOTTOCAST U2 AIR Proを紹介してきました。
すでに長期間使っているので、もう空気みたいな存在(笑)
車のエンジンをスタートすれば、ディスプレイにCarPlayが表示されるのが当たり前の状態です。
現在1年以上使ってますが、私の個体は一度も故障はありません。
CarPlay無線化のアダプターはいろいろ出回っていますが、OTTOCASTは一定の販売実績もあり、一年保証もあるので、安心して購入できる製品です。
補足ですが、動画が観れるようになったりするような製品ではないので、期待しすぎないように。
CarPlayを無線化するためだけの製品、それ以上でもそれ以下でもありません。
この記事を読んで、OTTOCAST U2AIR Proが気になった方は、製品ページをチェックしてみてください。

android auto対応品はこちらです。

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