旅行の多いガジェットオタクにとって、USB充電器選びはとっても重要。
地方の旅館や海外だとデスクからコンセントが離れているなんてザラにあります。
とはいえ、延長コードも一緒に毎回持ち出すのは荷物が増えて嫌なんです。
CIOから発売されたCIO Polaris CUBE Built in Cableは電源タップ付き65W級USB充電器で、55cmの延長コードも内蔵しています。
すでに、同じような製品Anker 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)を持っていますが、比較するためクラファンサイトMakuakeで購入しました。
メリット・デメリットを簡潔にまとめると以下のとおり。
Anker製、CIO製、どちらもいいと思いますが、個人的に気に入ったのは、Anker 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)。
発熱の低さと延長ケーブルの長さで選びました。デザインは圧倒的にPolaris CUBE Built in Cable。
個人的な判断ですので、参考程度にしてください。
製品発売はこれからですが、一足先にレビューしていきます(Amazonで販売開始されました!)
製品詳細(比較)
製品名 | CIO Polaris CUBE Built in Cable | Anker 615 USB Power Strip |
---|---|---|
ポート数 | ACコンセント×2 USB-C×2 USB-A×1 | ACコンセント×2 USB-C×2 USB-A×1 |
入力 | AC 100-240V | AC 100-240V |
単ポート出力 | USB-C 最大67W USB-A 最大18W | USB-C1/2:最大65W USB-A1:最大12W |
2ポート | C1+C2 Max65W(自動振分け) C1+A1 45W+18W C2+A1 Max15W | USB-C1+2:最大45W+18W C1+A1 30W+18W C2+A1 20W+18W |
3ポート | (C1=45W)+(C2+A1=15W) | 30W+20W+12W |
ACコンセント | 1250W USB同時使用の場合1125W | 最大15A・1,000W |
サイズ | 90×60×41.2mm | 119×59×47mm |
内蔵ケーブル | 550mm | 900mm |
重さ | 220g | 287g |
機能 | ・Nova Intelligence(自動振分け) ・Nova Safety(発熱自動制御) ・PD/PPS対応 | ・過充電保護 * 過熱保護 ・短絡保護 * 過電圧保護 ・過電流保護 ・PD/PPS対応 |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック/ホワイト |
Anker 615 USB Power Stripとスペックは、ほぼ互角。
ACコンセントはPolaris CUBE Built in Cableの方が最大1250Wと強め。
外見ではCIO Polaris CUBE Built in Cableはケーブルの長さが短く、その分軽量です。
※Anker 615 USB Power Stripのレビュー記事はこちらです。
外観
延長コードを内蔵しているとは思えない、ミニマルなデザインが秀逸。
背面には製品仕様が印字。
USBポートはUSB-C×2、USB-A×1の合計3ポート。
USBポートと反対側にACコンセントが2つ。
コンセントの間にケーブルが巻き付いているのが独特のデザイン。
オス側の電源プラグはスイング式で、取り回しの自由も高い。
ケーブルの長さは55cmで、約2周半巻き付く形で収納される。
CIO Polaris CUBE Built in Cable のケーブル55センチもかなりありがたい長さだけど、Anker 615 USB Power Stripは90センチ。
ユーザー次第で、どれくらいの長さのケーブルが欲しいかでも選択肢が変わります。
重さ(比較)
内蔵ケーブルの長さが違うので、重さだけでは単純比較できませんが、65W級ということで見ると、CIO Polaris CUBE Built in Cableの221gはなかなか軽量。
手持ちの65W級USB充電器、Anker Prime Wall Charger 67Wが148gなので、一般的なUSB充電器よりは重いですが、ケーブル内蔵、ACコンセント付きだと考えれば許せます。
検証
MacBook Airを充電
バッテリー残量10%のM3 MacBook Airに接続してワット数と発熱状況を確認。
単ポート最大67Wですが、実測では64Wあたりで推移。
ほぼカタログのスペック通りのワット数が出ていて問題なしです。
PD急速充電なので20分もすれば50%近くまで充電してくれます。
MacBook Airは50%あれば、不可をかけすぎないことが条件ですが、8時間以上動作してくれます。
発熱
問題は発熱。
このCIO Polaris CUBE Built in Cable は「Nova Safety」という発熱を自動で制御してくれる機能がついていますが、意外と高くなりました。
常温時27℃の筐体から、10分で50℃、20分で54.8℃、以降充電を続けても、それ以上熱は上がりませんでしたが、結構発熱するな、という印象。
ちなみにAnker 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)は20分以上充電を続けても30℃前後どまり。
CIO Polaris CUBE Built in Cableの発熱も50℃前後なので問題のないレベルですが、Anker恐るべし。
熱の制御に関しては、Anker 615 USB Power Stripが優秀と言えます。
旅行用充電器として使いたい
製品の特徴をまとめると以下のとおり。
- 単ポートで最大67W出力
- USB-C×2、USB-A、電源タップ×2を搭載
- 秀逸なデザイン
- 内臓の延長ケーブルは50cm
- Anker製と比べると軽量
CIO Polaris CUBE Built in Cableの魅力は、なんといっても延長ケーブルが内蔵で、使う場所を選ばないこと。
デスク上にコンセントがない旅館や海外のホテルなどでは、超便利に使えます。
ただ、発熱が気になるので、個人的に選ぶとすれば、「Anker 615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)」
Anker製USB充電器は、管理人が使ってきた中では、いまだに壊れたことがないので信頼を寄せている、という点も個人的な選択の理由です。
価格や、軽さを考慮するならCIO Polaris CUBE Built in Cableを選んでみてもいいのでは、と思います。
この記事を読んでCIO Polaris CUBE Built in Cable、Anker 615 USB Power Stripの両者が気になったら製品ページをチェックしてみてください。
CIO Polaris CUBE Built in Cableの販売も開始されています。
Anker 615 USB Power Stripはこちら。
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