ここ数年、液晶テレビは大画面薄型のものでもかなりお安くなってきました。
私デジまろ(@digimalog)もコスパ最高な4Kテレビ、ハイセンスの65型65S6Eを購入し、映画やYouTubeを楽しんでいます。
ただ、薄型のテレビは構造上、どうしてもスピーカーが貧弱になってしまうため音の迫力には欠けてしまいます。
「大画面で動画を楽しみたい」と思っても、音がスカスカでは没入感も半減。
とはいえ、本格的なサウンドシステムを組むのは金額もそうですが、何よりスペースを取ってしまうのが最大のネックです。
そんな悩みを一気に解消してくれるのが一体型サウンドバーです。
特に重低音を再生できるウーハーが組み込まれた2.1chのサウンドバーは、他に機材を揃えなくても十分な臨場感と音場を作り出してくれます。
2chのサウンドバーでもっと安いものがたくさんありますが、テレビのスピーカーからのグレードアップ感はさほど望めません。
今回、音質・価格ともに納得できたデノン DHT-S216Kを導入したのでレビューしていきます。
本来,2.1chとは前方2つのスピーカーとサブウーハー(低音用)の組み合わせ。
2.1chサウンドバーは内部にウーハーを内蔵し一体型にしたもの。
デノン DHT-S216 サウンドバー 製品詳細
モデル番号 | DHT S216K |
ドライバーユニット | 25mm ツイーター ×2、45mm×90mm 楕円形ミッドレンジ ×2、75mm サブウーハー ×2 |
バーチャルサラウンド機能 | 〇(DTS Virtual:X) |
サウンドモード | Movie、Music、Night、Pure |
ダイアログエンハンサー | 〇(3 モード) |
対応音声フォーマット | Dolby Digital、DTS、AAC、リニア PCM |
対応 Bluetooth コーデック | SBC |
HDMI(入力/出力) | 1 / 1(ARC、CEC 対応) |
光デジタル入力 | 1 |
アナログ AUX 入力 | 1(3.5mm ステレオミニジャック) |
サブウーハープリアウト | 1 |
外形寸法(W×H×D) | 890 x 66 x 120 mm |
質量 | 3.5 kg |
付属品 | かんたんスタートガイド、リモコン、単 4 形乾電池、HDMI ケーブル、光デジタルケーブル、電源コード、壁掛け用スペーサー ×2、壁掛け用テンプレート |
HDMIケーブル、光デジタルケーブルが同梱されているのは嬉しい仕様。
特徴としてはDENONのハイエンドオーディオも手掛けるサウンドマネージャー 山内慎一氏が音質の最終調整を担当。
音響機器メーカーらしいミュージックビデオも楽しめる高音質仕様になってます。
DHT-S216 外観
正面からだとかなりスッキリしているデザイン。
底面部。
左右にあるホール内にはサブウーハーが2発。
据え置き用にクッション材もその外側に配置されています。
背面からの図。
電源や各ポートは中央に集約されています。
左から電源ポート/外部入力(AUX)/光デジタル/HDMI入力/HDMI出力/サブウーハー出力
HDMIポートは入力と出力があり、テレビとの接続はARC対応HDMI出力ポートを使います。
HDMI接続ARC対応とは?
ARC(Audio Return Channel)技術は、光デジタルケーブルを使わずHDMI端子のみでデジタル音声を送信する技術のことです。
もちろん、対象機器とテレビ側双方のHDMIポートがARCに対応していることが条件。
この音声転送技術にはDolby TrueHDやDTS-HD Master Audioなどにも対応した上位規格の『eARC』もありますが、搭載機の価格は跳ね上がります。
ケーブル一本で映像と音声を送信できるので煩わしさもなくなります。
気になる方は,自分のテレビが対応しているか早速チェックしましょう。
ボタンは上部に配置。
電源/入力切り替え/Bluetooth接続/音量+/音量-
このテレビ用のサウンドバーで音楽を聞く方がどれほどいるのかはわかりませんが、Bluetooth接続でスマホやPCの音楽などを再生したりできます。
できるだけモノを少なくしたい、スピーカーはこれ一本で、という方には便利なボタンです。
サラウンド用のホールは左右にあります。
リモコン操作
付属のリモコン
シックでいい感じです。
ただし、全て英語表記なので、万人向けではないかもしれません。
基本的には一度好みの音質を設定すれば、音量はテレビ側で操作するので出番はあまりないです。
注意してほしいのはDHT-S216Kは、ウーハー内臓のためかなり低音が出ます。
普段使いに低音を抑えたNIGHTモードがおすすめ。
私は映画を楽しみたいときだけMOVIEボタンを使ってます。
DHT-S216Kをテレビに接続
先に導入したハイセンスの65型65S6Eは壁掛けしてるで、サウンドバーも壁掛けにすることにしました。
吊り下げ用のネジ穴の位置ですが、本体に付属している壁掛けのテンプレート用紙を使うとかんたんです。
なかなかいい感じで設置できました。
デノン サウンドバー DHT-S216Kはコスパ重視の方におすすめです
薄型テレビの音では満足できないけど、高級サウンドバーやサラウンドシステムが欲しいわけではない。
それでも、できるだけ高音質で映画やミュージックビデオを楽しみたい方。
そんな方は、検討してみても良いのではないでしょうか。
一本のサウンドバーで、しかもこの価格帯で重低音も表現できているのは秀逸です。
注意点ですが、立体的な音場を形成するバーチャル3Dサラウンド DTS Virtual:Xにも対応していますが、立体的かどうかは個人差があります。
なぜならリアル5.1chや7.1chを聞いたことがある方は、バーチャルでは当然物足りないからです。
要は,一体型を選んだ時点である程度妥協も必要です。
それから、稀に音がこもっているという口コミがありますが、普段のニュースなどでウーハーの音量上げたりDTSを使ったりしたら当然ミスマッチが起こります。
もちろん、それぞれの部屋の環境もあるので、ひとくくりにはできませんが,ご注意を。
私のオススメは,文中でも取り上げましたが,低音を抑えたNIGHTモード、これを普段遣いにしていれば問題なしです。
気になる方は一度量販店などでチェックしましょう。
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