オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeClip」を購入したのでレビューします。
まず外観、イヤリングやピアスを想像させるデザインでオシャレ感がハンパないです。
完全に見た目(デザイン性)だけで購入したのですが、実際手に取り、使ってみて、これはオープンイヤー型の覇権クラスだと確信しました。
HUAWEI というとアメリカとの貿易摩擦で失敗したニュースが世間を騒がせたりして、あまり良いイメージを持っていない方も多いかと思います。
しかしそのイメージを引きずったままだと間違いなく損をします。そのくらい素晴らしい製品。
- 製品のデザインが秀逸
- 装着していることを忘れるつけ心地が最高
- オープンイヤー型の中では最高の音質
- 風切り音も低減してくれる高品質な通話音声
- 感度の高い操作性
- 2台同時接続マルチポイント搭載
- 本体+ケースで約36時間再生
- イヤホン単体で音量調整ができない
早速レビューしていきます。
製品詳細
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-7.jpg)
付属品
- クイックスタートガイド × 1
- 保証とアフターサービスの案内 × 1
- USB Type-C充電ケーブル × 1
製品仕様
カラー | ラベンダー、ブラック |
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重さ | イヤホン: 約5.6 g 充電ケース: 約45.5 g |
サイズ (長さ×幅×高さ) | イヤホン: 約26.70 × 22.00 × 25.30 mm 充電ケース: 約59.70 × 51.95 × 27.35 mm |
バッテリー容量 | イヤホン: 55 mAh(最小値) 充電ケース: 510 mAh(最小値) |
充電方法 | 有線: USB Type-C ワイヤレス: 最大2 W |
充電時間 | イヤホン(ケース内): 約40分 ケース単体(有線): 約1時間 ケース単体(ワイヤレス): 約150分 |
バッテリー駆動時間 | 本体フル充電時約8時間 本体+ケースで約36時間 |
操作 | ダブルタップ: 再生/一時停止、通話の応答/終了 トリプルタップ: 次の曲へ |
センサー | VPUセンサー IMUセンサー ホールセンサー CAPセンサー |
Bluetooth®コーデック | SBC、AAC、 L2HC(EMUI 13.0以降を搭載したHuaweiスマートフォンが必要) |
防滴、防塵 | イヤホン: IP54 充電ケース: 防水非対応 |
外観
充電ケース
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-18.jpg)
今回購入したのはブラック。
Macのスペースグレイに近い色合い。
質感からクオリティの高さがわかります。
HUAWEIのロゴの下にインジケーターライト。
充電中やペアリング中に光ってくれます。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-17.jpg)
背面は、ヒンジ部分が金属でできていて光沢あり。
製品仕様の印字もあります。
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底面には充電用のUSB-Cポート。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-8.jpg)
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-3.jpg)
ケース内部も光沢ありのダークグレーでまとめられていておしゃれな感じ。
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ワイヤレス充電もOK。
イヤホン本体
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よく考えついたな、というくらい秀逸なイヤーカフ型デザイン。
見た目はまるでアクセサリーのよう。
ビーンズ型の方を耳の後ろに、丸いボール型の方を耳の中に入れて、挟み込んで使います。
重さ
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イヤホン片側で5.6g。軽量タイプ、ちなみにAirPods Proは片側5.3g。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-10.jpg)
ケース込みで55.6g。
軽量なんですがコンパクトなので、見た目よりもずっしり重さを感じます。
それが高級感にもつながってます。
AirPods Proとサイズを比較してみる
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-20.jpg)
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-21.jpg)
コンパクトなサイズと言ってもいまいち伝わりづらいのでAirPod Proと比較。
AirPods Proもかなり小さなワイヤレスイヤホンですが、HUAWEI FreeClipはさらにコンパクト。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-26.jpg)
AirPods Proも好きですが、HUAWEI FreeClipのケース、イヤホンのデザインが好き。
買ってよかった。
装着感
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イヤホン本体はコンパクトでかわいい。
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![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-3.jpg)
アーチになった接続部分はめちゃくちゃ柔らかい。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-28.jpg)
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-30.jpg)
耳に挟み込むだけなので、簡単。
耳に負担が少なく、装着してるのを忘れてしまうくらい、快適。
それなのにヘッドバンキングしても外れないくらいのフィット感。
ジョギングなどワークアウトでも活躍してくれます。
メガネ、サングラスも干渉なし。
いままで試したオープンイヤー型の中でベストの装着感。
使い方
アプリのインストール
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-12.jpg)
専用アプリ「HUAWEI Al Life」をAndroid/iOSでダウンロード可能。
HUAWEI IDにログイン(新規登録)しなくても右上の+をクリックすればHUAWEI FreeClipを登録できます。
ペアリング/マルチペアリングについて
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-14.jpg)
初回は、HUAWEI FreeClipを充電ケースから取り出せばペアリング待機状態。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/7dd4c3f74f006b34bb1d70d7adebd54e.jpg)
2回目以降は、ケースを開けた状態でケースサイドのボタンを2秒長押しでペアリング。
マルチポイントで別のデバイスに接続するときも、同じ方法。
2台の登録済みデバイス以外にペアリングしたいときは、登録済みを一度接続解除(切断)してペアリング作業を行えば問題なく設定できます。
初めて触ったときは、ペアリングボタンが本体と一体化しすぎて見つけられなかったくらい、塗装技術もスゴい。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-32.jpg)
Switchにもマルチペアリングでしっかり使えます。
AirPods シリーズでは、iPhoneとSwitchの同時接続はできない。
アプリの機能
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-16.jpg)
アプリで扱える機能は以下の通り。
- イコライザーカスタム(プリセットのみ)
- イヤホンを探す(音検出のみ)
- ジェスチャーカスタム(タッチ操作割当)
- スマート装着(装着検出)ON/OFF
- 低遅延モードON/OFF
- 左右反転の自動切り替えON/OFF
- 充電ケース音ON/OFF
- アップデート
イコライザーは4つのプリセットから選べるけどカスタムは不可。
個人的には、デフォルトがいちばん聞きやすかったです。
スマート装着(装着検出)は、耳から外すと再生停止、耳に装着すると再生のリスタートができる機能。
低遅延モードは、ゲームする人にはうれしい機能。
左右反転の自動切り替えは、どちらにつけても左右を自動で判別してくれる機能。
イヤホンは左右対称のデザインなので、入れ替わることもあるはず。ありがたい。
充電ケースの音は充電開始時に音が出ますが、お好みでOFFにもできます。
ジェスチャー(タッチ操作)カスタム
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-15.jpg)
HUAWEI FreeClipはイヤホンのどの位置を触ってもタッチ操作が有効。
そのため、シングルタップは、着脱時に間違いなく誤動作になるため存在しません。
タッチ操作はダブルタップとトリプルタップのみ。
左右別々に操作を割当できますが、割当できる機能自体が少ないです。
音量操作ができないのは残念ポイント。
音質
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-27.jpg)
デザインだけでポチったので、正直音質は期待していなかったです。
聞いてみてビックリ。
コーデックはSBC、AAC、L2HCの3つがあり、iPhoneはAACのみになりますが、十分なクオリティ。
めちゃくちゃイイ!
ちなみに高音質L2HCコーデックが使えるのはファーウェイ製スマートフォンのみ。
オープンイヤー型の弱点は、カナル型に劣る音質、とりわけ低域の音量と音質は残念なことが多いです。
ところが、このHUAWEI FreeClipは、低域から高域まで、すべてが上手くまとまっていて上質なサウンドにパッケージングされています。
いままで聞いてきたオープンイヤー型の中では間違いなくダントツNo.1の音質です。
高音、中音、ボーカル、低音どれも、解像感がしっかり保たれていて、全てがちょうどいい。
特に低域は、無理して鳴らしているのではなく、音量は出ないながらも、上品にまとめています。
とても好感の持てる仕上がり。
誤解を招かないために言っておきますが、カナル型(密閉型)と音質を純粋に比較してはいけません。
通話音質
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-8.jpg)
デュアルマイク+骨伝導VPUセンサーを搭載し、高音質の通話が可能。
通話中の風切り音の低減機能も備えています。
専用にチューニングされたノイズリダクション機能も備わっていて、通話音声以外の音を抑制してくれます。
通話音声をiPhoneのボイスメモを使って録音してみました。
結構良い音です。
オープンイヤー型のすすめ
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/freeclip-huawei-7.jpg)
高音質を求めるならカナル型は、最良の選択と言えるでしょう。
ただし、同時に大音量で聴いたり、長時間使用したりしていると、急性難聴になる危険性もはらんでいます。
自分の耳を守るためには、音量を抑えて聴いたり、ときには休憩したりするなどの対策が必要です。
オープンイヤー型は、カナル型と違い、耳を密閉しないためよほど大音量で聴かない限り急性難聴の危険性は低いです。
とはいえ耳元で鳴らすので、大音量は控えるのが無難。
急性難聴は、気づいたときには聴力が低下していて、元に戻らなくなる場合も多く、とても怖い疾患です。
カナル型を愛用している人も、オープンイヤー型を使ったり、休憩を多めに取ったりして耳を守りましょう。
管理人は、カナル型、オープンイヤー型問わず、常に音量は60%以下で使用しています。
音楽関係の仕事をしていることもあり、耳には気を使っています。
音漏れ
音漏れは、オープンイヤー型である以上仕方のないこと。
HUAWEI FreeClipは、50%を超える音量のとき、近寄られると気づかれます。
図書館など静かな場所で使用するときは気をつけたほうがいいでしょう。
自宅、散歩、ワークアウトなど、使用するシチュエーションあらかじめ決めていれば、使用に困ることはないです。
HUAWEI FreeClipは買いです
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2024/02/huawei-freeclip-6.jpg)
- アクセサリーのような秀逸なデザイン
- オープンイヤー型では現状圧倒的な音質
- 感度の高い操作性
- マルチポイント搭載
- 圧迫感のない装着
- 風切り音も低減してくれる高品質な通話
- 本体では音量調整ができない
- メリットでもあるデザインは好き嫌いある
デザインだけで飛びついたHUAWEI FreeClipでしたが、まさかこんなに満足するとは思ってませんでした。
音質、操作性、製品のクオリティ、装着感、どれをとっても一級品です。
総合評価は5点満点中4.5点ですが、音量まで操作できればパーフェクトだったかもしれません。
この記事を読んでHUAWEI FreeClipに少しでも興味が湧いたなら是非試して欲しいワイヤレスイヤホンです。
記事制作者:でじまろ(@digimalog)
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