イヤーカフ型イヤホンの決定版として、世界中に「ながら聴き」の革命を起こした「HUAWEI FreeClip」。 本記事では、その待望の後継機である「HUAWEI FreeClip 2」の実機レビューをお届けします。
前作の初代モデルは、イヤリングのような高いファッション性に一目惚れして発売日に購入。以来、クリアな音質とストレスフリーな装着感の虜になり、日々の執筆作業から外出時まで、肌身離さず愛用し続けてきました。
今回はファーウェイ・ジャパン様よりFreeClip 2の実機(新色ベリーパープル)をご提供いただきました。初代を使い倒してきた生粋のユーザー視点で、デザイン、音質、日常の使い勝手まで「果たして何が変わったのか」を徹底的に検証していきます。
結論からいうと、「前作の神機能はそのままに、弱点を全て克服した完全体」へと進化しています。
【FreeClip 2の総評・進化ポイントまとめ】
- ◎ 圧倒的な進化:打楽器の深い響きまでしっかり表現する豊かな低域(音質の大幅向上)
- ◎ 操作性の改善:イヤホン単体での「スワイプ音量操作」がついに可能に
- ◎ 最強のマイク:周囲の騒音をかき消す、驚異的な通話ノイズリダクション
- ◎ タフネス&長寿命:防塵防水性能の強化と、さらに伸びたバッテリー持ち
- ◯ 継承された長所:一日中着けても痛くならない極上のつけ心地、音漏れの少なさ、左右自動識別、シームレスなマルチポイント接続
それでは、初代モデルとの比較を交えながら、その実力を詳しくレビューしていきます!
本記事は製品提供を受けたプロモーションを含む記事です。
ただし、メリット・デメリットを含む製品に対する感想は実際の使用に基づきます。
HUAWEI FreeClip 2の基本スペック(初代との比較)


まずは全体像を把握するため、前作からの進化ポイントをスペック表で比較します。
| 項目 | HUAWEI FreeClip 2 | 初代 HUAWEI FreeClip |
| 重量(片耳) | 約5.1g | 約5.6g |
| ドライバー | 10.8mmデュアル振動板 | 10.8mmデュアルマグネット |
| プロセッサー | NPU AIプロセッサー搭載 | 非搭載 |
| マイク性能 | 3マイク DNNノイズリダクション | 通常の通話ノイズキャンセリング |
| 操作方法 | タップ、スワイプ、首振り | タップのみ |
| 防塵防水 | 本体: IP57 / ケース: IP54 | 本体: IP54 / ケース: なし |
| バッテリー | 単体 最大9時間 / ケース込み 38時間 | 単体 最大8時間 / ケース込み 36時間 |
| 市場想定価格 | 約27,280円 | 19,800円(現在価格) |
わずか0.5gの軽量化ですが、耳の負担への影響は絶大。
さらに、ドライバー構造の刷新により音質が向上。
新しく搭載されたNPUチップは、通話時のノイズリダクション機能を前作の約10倍の効果に跳ね上げています。またNPUチップが搭載されたことで、AIによる環境音に合わせた音量自動調整機能(試験運用の項目)も搭載されました。
サイズは全体的に小型化しており、充電ケースが約11%コンパクトになっています。
イヤホン本体も小さくなっていますが、並べて比べるとわかる程度の違い。
価格:24800円 |
製品外観


今回提供してもらったのは、発色の良い新色パープル。
第一印象は、かなり小さくなった、と感じるほどコンパクト。


本体は前作同様、耳穴に向けて音を鳴らす「アコースティックボール」、バッテリーなどを内蔵し耳の裏に配置される「コンフォートビーンズ」、そしてそれらを繋ぐアーチ状の「C-bridge(Cブリッジ)」という3つのパーツで構成されています。
C-bridge(バンド部分)の芯材は、高性能形状記憶合金(Ni-Ti合金)を使用。
外側はアップデートされていて、液状シリコーンを使用し、皮膚との摩擦抵抗が約25%低減。
これにより前作よりも、さらにフィット感がアップしました。




コンパクトになった充電ケース。提供してもらったパープルは、ざらつき感のある滑りにくい塗装。




底面には充電用のUSB-Cポート。側面下部にはペアリングボタン。


イヤホン単体の重さは、5.0g(公式は5.1g)。




充電ケースは38g、総重量は47.9gでした(すべて実測)。




充電は、USB-Cポートを使った有線接続のほか、ワイヤレス充電も対応。
ワイヤレス充電は、外出先でケーブルなしでも即座に充電できるのうれしい機能。
アプリ「HUAWEI Audio Connect」でできること




上の画像は、HUAWEI FreeClip 2のホーム画面で、様々な設定が可能。
FreeClip 2のポテンシャルを最大限に引き出すには、専用アプリ(iOS/Android対応)の連携が必須です。従来の「HUAWEI AI Life」に加えて、現在では「HUAWEI Audio Connect」アプリでも同様の管理が可能になっています。
アプリ上で設定・管理できる主な機能は以下の通りです。
1. サウンド効果(イコライザー)のカスタマイズ




デフォルトの音質でも十分に高音質ですが、聴く音楽のジャンルや好みに合わせて音色を変更できます。「デフォルト」「低音強調(高揚感)」「高音強調」「音声」の4つのプリセットに加え、自分好みに微調整できる「カスタムEQ(10バンド)」にも対応。ポッドキャストやYouTubeを聴く時は「音声」モードにすると、人の声がくっきりと浮かび上がります。
2. マルチポイント(複数デバイス)の接続管理




最大2台のデバイスへの同時接続機能「マルチポイント」の管理が行えます。現在接続されているデバイスの確認はもちろん、「優先デバイス」の設定も可能。PCで作業しながら、スマホの着信だけは絶対に逃したくない、といった細かなニーズに対応できます。
3. ジェスチャー操作のカスタマイズ






イヤホン本体の操作(ダブルタップ、トリプルタップ、スワイプ、首振り動作)に割り当てる機能を自由に変更できます。例えば「スワイプ操作は音量調整ではなく曲送りにしたい」といったカスタマイズもアプリから簡単に行えます。
4. 【新機能】AI音量自動調整(適用音量)のオン/オフ
周囲の騒音レベルに合わせて自動で音量を調整してくれる新機能「AI適用音量」の切り替えが可能です。※こちらは現在「試験的な機能」として提供されており、デフォルトではオフになっています。
5. イヤホンを探す(落下アラート)


万が一、家の中でイヤホンを見失った場合でも、Bluetoothの接続範囲内であればアプリからイヤホン本体から大きなアラート音を鳴らして探し出すことができます。また、FreeClip 2からの新機能として「落下検知機能」も搭載。装着中に片方のイヤホンが落ちて衝撃を感知すると、もう片方のイヤホンからブザー音が鳴り、紛失を未然に防いでくれます。
価格:24800円 |
HUAWEI FreeClip 2の進化した4つのポイント


初代モデルの完成度も非常に高かったのですが、FreeClip 2はさらに完成度を高めた正当進化版といえます。
1. 騒音を無にする「神レベル」のマイク・通話性能


今回の進化で最も特筆すべきは、間違いなくマイク性能です。新たに搭載されたNPUチップにより、ノイズリダクション性能が前作の約10倍に跳ね上がっています。
実際に扇風機の風を直接当てたり、カフェや交通量の多い交差点でテストを行いましたが、背景ノイズが文字通り「無音」になるレベルでカットされ、自分の声だけが極めてクリアに相手に届きます。
オープン型でありながら、テレワークや車内、さらには工事現場のような過酷な環境での通話用ヘッドセットとしても、これ一択と言えるほどの完成度です。
2. デュアル振動板による「豊かでマイルド」なサウンド


日本初の自社開発「デュアル振動板ドライバー」を搭載し、低音の迫力が前作の約2倍に進化しました。
初代は中高音重視の「すっきり・くっきり」したサウンドでしたが、FreeClip 2は中低域がボトムアップされた「豊かでマイルドな音」へと傾向が変化しています。
これにより、カフェなどの騒がしい環境でも音が周囲の環境音に負けることなく、心地よいサウンドを届けてくれます。
※初代のすっきりした音が好みの場合は、アプリのイコライザーで「音声」を選択すると初代に近いバランスになります。
3. かゆい所に手が届く「スワイプ」音量操作
個人的に非常に嬉しかったのが操作性の進化です。耳裏のビーンズ部分を「上下にスワイプ」するだけで、イヤホン単体での音量調整が可能になりました。
スワイプ操作しても反応しないこともありましたが、体感では8,9割程度はスワイプ操作が成功したので、十分実用レベルと言えます。操作に慣れればさらに精度は上がりそうです。
操作は、ダブルタップ、トリプルタップ、スワイプさらに着信時に使えるヘッドコントロールも可能になりました。
防水機能のアップ


前作が、本体: IP54、ケース: 機能なしと、汗をかくことを前提としたスポーツシーンでは、少し物足りない性能でしたが、本作はイヤホン本体が「IP57」、ケースが「IP54」の防塵防水に対応。
また、急な雨やスポーツでの大量の汗はもちろん、キッチンなどの水回りでもケースごと安心して使えるタフさを手に入れています。
実機レビュー!日常・アクティビティでのリアルな使用感


ここからは、実際のライフスタイルに組み込んでテストしたリアルな使用感をお届けします。
Appleデバイス間のシームレスなマルチポイント接続


仕事柄、複数デバイスを常に横断して作業しています。今回は「iPhone 17」と、メインPCである「M5 Pro MacBook Pro」の2台に同時接続(マルチポイント接続)してテストを行いました。
MacBook Proで動画編集やYouTubeの確認をしている最中にiPhoneに着信が入っても、自動で音声が切り替わり即座に応答可能です。
OSの壁を超えてスムーズに切り替わり、通話が終わればすぐにMacの音声に戻る挙動は非常に快適でした。
装着感と激しいアクティビティ時のホールド力


進化した「C-bridge」はリキッドシリコーンを採用し、肌触りがさらによくなりました。1日6〜8時間着けっぱなしにしても耳が痛くなることは全くなく、まさに「無重力」の装着感です。
普段使いやウォーキング、軽いジョギング程度なら全く問題ありません。ジムに行ってランニングマシン(トレッドミル)でテストしましたが、ズレることはありませんでした。
とはいえ、耳に挟み込むだけなので、激しめの運動をする方は注意が必要です。
実際に使ってわかった「気になる点・デメリット」


手放しで褒めたい製品ですが、あえて気になる点も正直に挙げます。
- ケースへの収納方法が少し独特: ケースをコンパクトにするためか、イヤホンの太い方(ビーンズ側)を下にして差し込むような独特の収納方法になっています。慣れるまでは「どっち向きに入れるんだっけ?」と戸惑うことがありましたが、2日もあれば慣れてしまいます。
- ノイズキャンセリングは非搭載: 物理的に耳を塞がない構造上、音楽への没入感を高めるANC(アクティブノイズキャンセリング)はありません。
まとめ:HUAWEI FreeClip 2はどんな人におすすめ?


HUAWEI FreeClip 2は、初代の弱点を見事に潰し、マイク性能と音質を極限まで高めた「イヤーカフ型イヤホンのハイエンド」と言えるプロダクトです。
特に以下のようにおすすめできます。
- リモートワークや出先での「通話品質」を最重視する人(ノイキャンマイクの性能は業界でもトップクラス)
- 長時間作業するビジネスパーソン(耳が痛くならず、複数デバイスの切り替えが快適)
- ながら聴きでも「低音の迫力」を妥協したくない人
初代ユーザーの視点から見ても、圧倒的なマイク性能の向上とスワイプ音量操作のためだけに買い替える価値が十二分にあります。
FreeClip2は、イヤリングのような見た目で、ファッションアイテムとしても非常に洗練されているため、耳を塞がない快適なイヤホンを探している方はぜひチェックしてみてください。



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