こんにちは。電子書籍デビューした,ガジェットライターでじまろ(@digimaro)です。
ついに念願だったKindle端末の最高峰モデルKindle Oasis(キンドル オアシス)を購入しました!
とても素晴らしいガジェットでみなさんにおすすめしたいのですが,まずKindle Oasisがどんな端末なのか,電子書籍とは何なのか知っていただく必要があります。
電子書籍をiPadのようなタブレット端末だと想像していると,間違いなく購入したことを後悔していまいます。
もちろんiPadでも電子書籍を読むことはできますがiPadはKindleオアシスではないし,KindleオアシスはiPadではないのです。
わかりづらいですが,これがわかればKindleオアシスの素晴らしさが理解できるかと思います。
まず電子書籍リーダー専用Kindle端末のことを理解しなくてはなりません。
今なら200万冊以上の本・マンガ・雑誌・洋書を読み放題でお楽しめるKindle Unlimited3か月分(2,940円相当)が付いてきます。
Kindle端末とiPadの違い
E-inkについて
iPadなどタブレットと決定的な違いは,Kindleなど多くの電子書籍リーダー専用機が採用しているE-inkとよばれるディスプレイ。
アメリカの会社が開発した電子ペーパーのディスプレイ技術です。
モノクロ表示ですが,コントラストが強く,液晶ディスプレイのようにバックライト(下からの発光)を必要としません。
画面上の文字や画像に上から光を当てて暗闇でも見えるようにしています。
つまり,E-inkとは明かりや太陽の下で読むことができる紙そのものなのです。
Kindleが目に優しいというのはこの特性の恩恵です。
印刷物に近いKindleは直射日光下でも抜群の視認性です。
iPadの画面解像度がいかに高くて,目に優しいとはいえ,本を読むこのに関してKindleには勝てません。
しかもE-inkのお陰で,Kindleオアシスは1日30分の利用,wifi-off でスリープ状態なら数ヶ月充電を必要としません。
スリープ状態で数ヶ月の長寿命,おしゃれな壁紙を使ってデスクトップのオブジェとしても使えます。
Kindle Oasis(キンドル オアシス)は電子書籍リーダー以外の使い方はできない
そうなんです。頭では理解していたつもりです。
タブレットではありませんのでiPadのようにゲームをしたり,映画を見たり,オフィスアプリを開いたり,絶対にできません。
本を購入したり,WiFiを捕まえたりといった作業はサクサクッとはいきません。
それでも動きや反応は下位モデルよりも速いのですが,本のページをめくる以外は基本的に苦手です。
iOS・iPadOSはKindleストアからの購入が面倒
iPadはスマホの機能を拡張をしたり,パソコンの代用品となったり,非常に有用なタブレットです。
もちろん電子書籍リーダーとしてKindleの代わりもできます。
しかし,iPadのKindleアプリから書籍の購入はできません。ブラウザから購入できるのですが,読書に使うアプリから購入できないのは地味に不便な点です。
android端末はできます…
第10世代Kindleオアシス製品仕様
ディスプレイ | ・次世代電子ペーパー技術採用 ・7インチPaperwhiteディスプレイ ・解像度300ppi ・フォント最適化技術 ・16階調グレースケール |
サイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm |
重量 | 約188g |
システム要件 | ワイヤレス接続対応 コンテンツのダウンロード時にPC不要 |
容量 | 8 GB または32 GB 端末本体に書籍を保存可能 |
クラウド | Amazonのコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能 |
バッテリー | 1回の充電で最大6週間利用可能 (明るさ設定13、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合) ライトの設定やワイヤレス接続の使用状況によって変化 |
充電時間 | 約3時間 (5W USB充電アダプタ使用、またはPCからUSBケーブル経由で充電した場合) |
Wi-Fi 接続 | 802.11b/g/n |
対応ファイルフォーマット | Kindleフォーマット8(AZW3) Kindle(AZW) TXT 保護されていないMOBI、PRCに対応 HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応 |
保証とサービス | 1年間限定保証 |
防水性能 | IPX8等級 深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認。 |
世代 | Kindle Oasis (第10世代) – 2019年発売 |
今回32GBモデルを買いましたが,8GBでも十分楽しめます。
容量を必要とするマンガなら8GBなら110冊以上、32GBなら450冊以上を保存可能(一冊あたり70MBで計算)
文字書籍なら8GBで260冊以上32GBなら1,000冊以上(一冊あたり30MBで計算)
※ダウンロードした各書籍のファイルサイズで冊数変動あり
Kindleオアシス 開封
Kindleオアシス,開封していきます。
開封すると更に黒い箱
内容物はシンプルです。
MicroUSB充電ケーブル,説明書,本体 以上。
背面の凹凸が意外にいい仕事をしてくれて,つるつるしたアルミボディのホールドに役立ちます。
上段には電源スイッチがあります。
タップすることでスリープ状態のONとOFFを切替
5秒以上,長押しで電源OFF
日常的にはスリープ状態のONOFFで事足ります。
私の使用感では1日1時間小説を読んだとして,7〜10日間程度は充電無しでも大丈夫です。
公式では6週間とありますが,ほとんどつかわなければ,つまりスリープ状態ならそのくらい保ってくれます。
下段にはmicroUSBポート,充電用です。
USB-Cが理想的ですが。
Kindle Oasisのサイズ感。
左からiPad Pro 11,iPhone mini,Kindle Oasis。
iPad miniよりも小型。
7inchのディスプレイで188gという見やすさと軽量さを兼ね備えていることが,片手での読書のアドバンテージにつながっています。
iPhone Xsと比べるとこんな感じです。
重量はオアシスは188g(公式),iPhone Xsは177g(公式)。その差約11g。
ちなみにiPhone 11 Pro,iPhone 12 Proを持ってる方は,ほぼ同等の重量。
実機を見たことのない方は,片手操作時のイメージにしてみてください。
Kindleオアシスでできること
本を読んでいる場合でも,画面の上段部分をタップすることで,設定やホーム,ストア画面に切替可能です。
設定画面。
- マイアカウント・・・アカウント情報
- ワイヤレス・・WiFi設定や機内モード
- 端末オプション・・・端末情報,ディスプレイオプション,再起動,リセット,ホーム画面の設定など
- 読書オプション・・・ページの更新,単語帳,めくりに関する設定
- 言語と辞書・・・表示言語,キーボード,辞書など
- ユーザー補助・・・音声操作,文字やアイテムサイズ,白黒反転
- 機能制限・・・ペアレンタル関連
- ヘルプマニュアル
ディスプレイオプションでは,ホワイトからアンバーに色の暖かさを調節(時間指定可能)。
KindleOasisと新型paperwhiteだけの機能
ページめくりの物理ボタン。
読書時,このボタンのおかげで片手操作のストレスが無くなります。最高です。
IPX8等級
Kindle最上位のOasisだけの防水機能。IPX8等級を取得しており,深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないとしています。
お風呂やプールサイドでも読書が楽しめます。
iPadと比較して魅力がわかるならKindle Oasisはおすすめ!
おすすめ度 ★★★★☆
性能 ★★★★★
価格 ★★★☆☆
使いやすさ ★★★★☆
Kindle Oasis(オアシス)おすすめできるかどうかですが,読書好きなら間違いなく「買い」の一品です。
ただし,購入の前にもう一度考察すべきところがあります。
白黒なこと
漫画好きの方にもおすすめできるKindleオアシスですが,カラー表示はできません。
カラー表示が欲しいならiPadやより安価なFireHD8などを検討しても良いかもしれません。
価格が高いこと
一案売れているリーズナブル(14,980円〜)なKindle Paperwhiteがあるため,オアシスを購入するかどうかは,防水機能とページ送りの物理ボタン・画面サイズに魅力を感じるかどうかです。
バッテリー容量は同じで,画面サイズはPaperwhiteは6インチ,オアシスは7インチとなっています。
ヌルヌルサクサクではないこと
Kindleオアシスは最新iPadのようなキビキビとした動きはできません。
Kindle端末の中では素早い動作なのでしょうが,あくまで電子ペーパー技術を使った「読むこと」に特化した端末です。
この話を聞いても,Kindle Oasis(オアシス)で読書したい!という方は,購入しても後悔することはないでしょう。
「書籍は紙だ!」と思っていた私が愛用するガジェットです。
Kindleオアシスで読書ライフをお楽しみください。
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2022年おすすめはkindle Paperwhite シグニチャーエディション
カラーで漫画が読みたい方はコスパ抜群の新型Fire HD 10 Plus
モノクロじゃなくてカラーで漫画や雑誌が読める端末が欲しい!というのであれば2021年新型のFire HD 10 Plusも選択肢の一つです。
低価格なタブレットなので高負荷な作業などはできませんが,カラーで漫画を楽しんだり,動画,ネットショッピングなども快適に楽しむことができる万能タブレット。
絶賛愛用中です。
Fire HDタブレットのレビュー記事はこちらです
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