四角いリュックが、どうしても苦手です。
スクエア型は「仕事できる感」が出ます。それは分かる。分かるんですが、フリーランスとしてラフに働いている自分が背負うと、どうにも服装から浮く。しかもテーマパークや休日の買い物に背負って行くと、完全に場違いなんですよ。出張帰りか?ってなる。
じゃあ形はデイパック型だ、と決めたものの、デザインで一番好きなコム・デ・ギャルソンのリュックは、自分の使い方だと実用性がいまいちなんです。
そこでたどり着いたのが kuros’(クロス)のリュックです。「軽量 リサイクルナイロン リュック L」 と 「ブリザテックナイロン リュック L」 の2つを使っていますが、これが本当に最高でした。
どれくらい最高かというと、2026年の買ってよかったものランキング、ベスト5に入りです。確定です。
この記事では、なぜこの2つなのか、特に一番のお気に入りポイントである 背面ポケット を、実際に背負った写真つきでレビューします。2年ほど愛用していた無印良品のリュックとの違いも、構造レベルで比べてみました。
四角いリュックを避けて決めた「3つの必須条件」


リュック選びで外せなかった条件は、この3つです。
- 形がデイパック型であること(四角くない)
- MacBook Pro 14インチが入る専用のPCポケットがあること
- 背負ったまま手が届く背面ポケットがあること
特に背面ポケットは、一度慣れるともう戻れません。スマホと財布を背中側に入れておけば、改札や店のレジの前でリュックを下ろす必要がなくなります。
2年ほど使った無印のリュックも背面ポケット付きで気に入っていたのですが、「もう少し大人でも恥ずかしくないリュックを」と探して、kuros’に行き着きました。
四角くない。これがデイパック型の正解でした
まず形です。
どちらも上部が丸みのあるアーチ型で、背中に沿って柔らかく落ちるシルエットになっています。スクエア型のように角が立っていないので、休日の私服でも、全然浮きません。 ついでにユニセックスで使えます。


kuros’ 2モデルのスペック比較
| 項目 | ブリザテックナイロン リュック 黒 L | 軽量 リサイクルナイロン リュック L |
|---|---|---|
| 素材 | ブリザテックナイロン(透湿防水素材) | リサイクルナイロン100% |
| ファスナー | 止水ファスナー | YKK「NATULON」(再生PET使用のリサイクルファスナー) |
| サイズ | 幅32×高さ41×マチ15cm | 幅28×高さ45×マチ13cm |
| 重量(公式表記) | 600g | 430g |
| PC収納 | PC専用の別気室(止水ファスナー)+メインポケット内部に別のPCポケット(書類・タブレット用にも使える)。公式表記は13インチ対応だが、MacBook Pro 14インチを実際に収納できている(写真は本文参照)15インチMacBook Airのモック入りました。 | PC専用ポケット(クッション付きスリーブ)。公式表記は13〜14インチ対応 15インチMacBook Airのモック入りました。 |
| PCポケットのクッション | 両面にウレタンフォーム(カチッとした作り) | 両面にウレタンフォーム(薄く柔らかい) |
| MacBook Air 15インチ(ハードケース付きモック) | 余裕で収納できる | ギリギリ収納できる |
| 背面ポケット | あり(専用) | あり(専用) |
| 産地 | 日本製 | 日本製(兵庫県豊岡産) |
価格は、公式サイト掲載で ブリザテックが19,250円、リサイクルナイロンが22,000円 です(2026年10月27日時点)。軽いほうが安いわけではなく、リサイクルナイロンのほうが高いのは意外でした。
ブリザテックナイロンリュック Lの外観
外観とポケットの紹介です。
形は王道のデイパック型。外側には、フロントポケットと左右にボトルホルダーがあります。
背面には、背面ポケット(隠しポケット)がひとつ。




ファスナーはすべて止水ジップ。


メイン収納を開けると、背面側に書類やPCを収納できる大きなポケット。


メイン収納のフロントにはメッシュの収納ポケットがあります。


メイン収納の内部には、ボトルや傘を収納するのに良さげなポケットもひとつあります。500mlのステンレスマグが入ります。ただし、底はないので濡れたものは外ポケットを使いましょう。


PC専用ポケットは両面に加えて底面にもウレタンフォームの保護パッドが入った三面保護です。床に置いても安心です。


底面を守りたい方には、底板も付いてます。


気になるのはストラップの細さ。毎日重い荷物を背負う人は気にするポイントかも。


リサイクルナイロンリュック Lの外観
外観から見ていきましょう。
フロントポケットがひとつと両サイドにボトルポケット。背面には横に開く大きな背面ポケットが特徴。




フロントポケットとメイン収納の内部には仕訳用のポケットが2つずつ付いてます。カードやポケットティッシュ、モバイルバッテリーなどの収納に便利です。




ファスナーはYKK、生地がリサイクル素材なのはもちろん、ファスナーも再生PET使用のリサイクルファスナーというこだわりよう。


底面にも薄いウレタンフォームの保護パッドが入っていて、PCスペースの下部まで届いています。


内部のPCポケットにはMacBook Pro14インチ、MacBook Air 15インチ(モック)も収納可能です。


ストラップはナイロンテープで補強されています。


ストラップは柔らかいパッドが入ってます。


430gという軽さで、くしゃくしゃにして、そのままバッグに詰め込むことも可能です。


容量について


容量(リットル)というのは、実は統一された規格ではなく、各ブランドおのおのが表記しているだけなので、数値で比べるのは難しいところです。実物を触っての個人的な感想です。
無印は約20L、ブリザテックは公式で20Lですが、実物はブリザテックのほうが無印より大きめに感じます。リサイクルナイロンは、無印よりやや小さめの印象です。
いつも持ち運ぶガジェットやアイテムを詰め込んでみましたが、どのリュックもすべて収納できました。
下の画像はブリザテックナイロンリュック L。


ブリザテックはゴアテックス級? そして、どちらも日本製
ブリザテックの素材の話もさせてください。
Breathatec®(ブリザテック)は、東レコーテックス株式会社が開発した、防水性と透湿性を兼ね備えた高機能素材です。個人的な印象では、性能も雰囲気も、ゴアテックスに近い感じですが、気持ちザラつきがあります。どちらかというアーバンアウトドアが好きな人にも、おすすめです。
リサイクルナイロンの方は、高機能素材ではありませんが、どちらも日本製にこだわっているのも、推せるポイントです。大手ブランドでもベトナム製などが多い中で、これはこだわりを感じます。


背負った感じも好き
これは好みが分かれるところですが、リュックっていい感じに形が崩れてくれるのが好きなんですよ。
今回紹介する、リュックのどちらも好きなんですが、クタッとしたゆるい感じはリサイクルナイロンリュックが特に刺さってます。


ブリザテックナイロンリュックはこちら(↓画像)。


直立で背負った画像も貼っておきます。




パソコンリュックとしても推せる:PCポケットは両面ウレタンフォーム
もうひとつ、2モデル共通の推しポイントがあります。PCポケットの両面に、ウレタンフォームが入っていることです(底面は、ブリザテックが三面保護、リサイクルナイロンは薄いパッドがPCスペースの下部まで届いています)。
無印のPCポケットにも薄いパッドは入っていますが、kuros’は両面にウレタンフォームが入っていて、MacBookを両側から包んでくれます。ガジェットを持ち歩く人にとっては、ここがかなり大きいです。
ただし、2モデルで作りが違います。
- ブリザテック:ウレタンフォームがカチッとした作りで、リュック全体にもカチッとした雰囲気があります
- リサイクルナイロン:ウレタンフォームはブリザテックより薄く柔らかく、リュック全体もクタッとしたゆるい雰囲気をまとっています
PCをしっかり守りたいならブリザテック、肩の力が抜けたラフな見た目が好きならリサイクルナイロン、という選び分けができます。
さらに、MacBook Airの15インチも収納できます。 ハードケースを付けたモックで、3つとも入れてみました。ブリザテックは余裕で収納できます。リサイクルナイロンはギリギリ、無印はかなりギリギリです。
ブリザテックナイロンリュックL。PC専用ポケットならMacBook Pro14インチも余裕。 ↓ 画像参照
メイン内のサブPCポケットにはMacBook Pro14インチまで。


ブリザテックナイロンリュックLに15インチMacBook Air(モック)を収納。 ↓画像参照


リサイクルナイロンリュックLにMacBook Pro 14インチを収納。↓画像参照


リサイクルナイロンリュックLに15インチMacBook Air(モック)を収納。 ↓画像参照


ブリザテックだけの推しポイント:PC専用の別気室と止水ジップ
機能性を気にする人には、ここが刺さるかもしれません。
ブリザテックは、PC専用の別気室があって、しかもそのファスナーが止水ジップです。メイン室とPCが完全に分かれているので、荷物の出し入れでPCに触れにくく、雨の日もPCの気室は水を通しにくい作りになっています。
下の写真のように、気室が独立して開くので、MacBook Pro 14インチをしっかり守ってくれる安心感があります。


ちなみに、公式サイトの表記は「13インチのPCに対応」ですが、自分のMacBook Pro 14インチは、実際に問題なく収納できています。 リサイクルナイロンにもクッション付きのPCポケットはありますが、「PC専用の気室+止水ジップ」はブリザテックだけの仕様です。
さらに、メインポケットの内部にも別のPCポケットがあります。こちらは書類やタブレットを入れる用途にも使えるので、MacBookは専用気室、iPadや書類はメインポケット内のポケット、と分けて持ち歩けます。 内側のPCポケットにも MacBook Pro14インチが収まります。(↓画像参照)


雨の日にPCを持ち歩くことが多い人は、ここで選んで間違いないと思います。
一番のお気に入り:背負ったまま届く、背面ポケット
ここが本題です。筆者がリュック選びでもっとも重要視している背面ポケット。セキュリティポケットや隠しポケットなどと呼ばれることもあります。
ブリザテック:止水ファスナーの背面ポケット
ブリザテックの背面ポケットは、縦開きの止水ファスナーです。口元に防水テープのような質感があって、雨の日でも中身を守ってくれそうな安心感があります。


実際に、背負ったまま片手でスマホを出せます。これが本当に快適で、一度やると「なんで今までやってなかったんだ」となります。


しかも、iPhone 17 Pro MaxやiPhone Duoクラスの大型スマホと財布を、同時に飲み込んでくれます。専用ポケットは「小さくて不便」になりがちですが、これは十分な広さがあるので困ることがありません。
リサイクルナイロン:横にガバッと開く背面ポケット
リサイクルナイロンの背面ポケットは、横に大きく開くタイプです。生地が柔らかいぶん、口もふんわり開いてくれて、スマホも財布もスッと入ります。


こちらも、大型スマホと財布を一度に収納できる広さがあります。


3モデルの背面ポケットを実測してみた
「広い」と言うだけでは信用してもらえないので、3つとも同じ方法で、入口の大きさとポケットの深さを測りました。


| 項目 | 無印良品 | kuros’ ブリザテック | kuros’ リサイクルナイロン |
|---|---|---|---|
| 入口 | 約18cm | 約20.7cm | 約23cm |
| 深さ | 約31cm | 約22.2cm | 約15cm |
| 収納できるもの | 長財布・スマホ・パスポート・AirPods等 | 長財布・スマホ・パスポート・AirPods等 | 長財布・スマホ・パスポート・AirPods等 |
入口の広さだけ見ると、リサイクルナイロンが一番大きく、無印が一番小さい結果でした。逆に深さは、メイン室とつながっている無印が31cmと群を抜いています。
そして、どのリュックも、長財布とスマホとAirPodsをまとめて入れられるくらいの広さがあります。数字で見ても、kuros’の専用ポケットは「小さくて不便」にはなっていません。海外旅行の方はパスポート入れとしても活躍させられます。
入口=ファスナーが止まる位置まで、深さ=入口と直角方向のポケットの奥行き
無印と比べると「つながっている型」と「専用型」の違いが面白い
2年使った無印良品のリュック(肩の負担を軽くする 撥水 リュックサック)との違いは、構造にありました。
無印の背面ポケットも、ブリザテックに近い縦開きのファスナーです。ただし、メインポケット内の背面側(PCポケットの内側)につながっていて、中が広く使えます。メインポケットのほうからもアクセスできるのが特徴です。


| 無印良品 | kuros’ ブリザテック | kuros’ リサイクルナイロン | |
|---|---|---|---|
| ファスナーの向き | 縦開き | 縦開き(止水) | 斜め開き |
| ポケットの位置づけ | メイン室の背面側(PCポケット内側)とつながる | 専用ポケット | 専用ポケット |
| メイン室からのアクセス | できる | できない | できない |
| 容量の実感 | 中が広く使える | 大型スマホと財布を同時に収納可 | 大型スマホと財布を同時に収納可 |
| PCポケットのクッション | 薄いパッド | 両面にウレタンフォーム(カチッとした作り) | 両面にウレタンフォーム(薄く柔らかい) |
| MacBook Air 15インチ(ハードケース付きモック) | ギリギリ収納できる | 余裕で収納できる | ギリギリ収納できる |
| スーツケースのハンドルに通すベルト | あり | なし | なし |
どちらが上、という話ではなく、考え方が違うんですよね。
- 無印(つながっている型):容量に余裕があって、メイン室側からも出し入れできる
- kuros’(専用型):スマホと財布の定位置が固定できて、メイン室と分かれている
自分は「スマホと財布の定位置が決まっている」ほうが好みで、そこにkuros’の専用ポケットがぴったりでした。しかも広さに困らないので、専用型の弱点も感じていません。
もうひとつ、無印だけの特徴があります。背面に、スーツケースのハンドルを通せるループベルトが付いています。 出張や旅行でスーツケースを引くとき、リュックをハンドルに固定できるのは、kuros’にはない強みです。ここは素直に、無印の勝ちです。


なお、価格は無印良品のほうがはるかに手頃です。値段だけ見れば、無印は今でも本当によくできたリュックだと思ってます。
もちろんまだ使ってますよ!


正直なデメリットも書いておきます
褒めてばかりだと信用されないので、ここも書きます。
- ブリザテック:600gと、リサイクルナイロン(430g)より重いです。止水ファスナーは、普通のファスナーに比べれば当然重い。ただ、そんなに固くはありません。止水ファスナーの中では、滑りが良いほうだと思います。雨の日にも使いましたが、中は濡れませんでした。ただし完全防水ではないので、過信は禁物です。
- リサイクルナイロン:止水ファスナーではないので、開閉はスムーズです。そのぶん、雨には弱いです。外側のサブポケットもファスナーが剥き出しなので、雨の日は注意が必要です。
- どちらも共通:肩まわりのクッションは控えめです。高機能バックパック/リュックと比べると、ストラップが薄いです。重い荷物を毎日持ち歩く人は、ここだけ覚えておいてください。
でも、この弱点を含めて愛せるくらいには、デザインと使い勝手が刺さっています。
ちなみに、リサイクルナイロンリュックは、ある程度荷物を入れた状態なら、ストラップが肩からズレ落ちることはありません。よくできたリュックです。
どっちを選ぶ?結論


- 雨の日でも安心してPCを持ち歩きたい、PC専用の気室と止水ジップが欲しい、カチッとした雰囲気が好き → ブリザテックナイロン リュック L
- 軽さと、クタッとしたゆるいカジュアルさが欲しい → 軽量 リサイクルナイロン リュック L
- とにかく価格を抑えたい、メイン室とつながった背面ポケットが好み、スーツケースにリュックを固定したい → 無印良品
四角いリュックが苦手で、でも仕事用のPCもきちんと運びたい。そんな人には、kuros’のデイパックはかなり刺さるはずです。
自分はもう、どっちも手放せません。



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