みなさんこんちは,納得できる外付けドライブを探し続けて,沼から抜け出せそうもない管理人のでじまろ(@digimalog)です。
今回レビューするのは、USBフラッシュメモリなのに最大転送速度が400MB/秒とSSD並。
しかも超小型なので、もし本当にカタログ値なみの転送速度なら、出先でのデータの一時保管先としては最適です。
大切なデータの保存先はやはり、ハードディスクやSSDの方が安心できるのですが、今回紹介の『Samsung Fit Plus 128GB』はパソコン本体に直挿しできるため、ケーブルを持ち運ばなくていいのです。
はたして期待どおりの性能なのか、早速レビューしていきましょう。
Samsung Fit Plus 128GB MUF-128AB/EC製品詳細
最大転送速度 | 400MB/秒 |
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インターフェース | USB 3.1 Gen1(USB 3.0/2.0互換) |
メーカー | 日本サムスン |
製品型番 | MUF-128AB/EC |
サイズ | 128GB |
製品サイズ | 23.6 x 18.8 x 7.3 mm |
商品重量 | 3.1 グラム |
保証期間 | 5年保証(防水 、耐温度、耐磁、耐X線) |
Samsung Fit PlusはType-Aポート,愛機MacBook AirはUSB-Cポートのみのため,変換アダプターも併せて購入しました。
A to Cの変換アダプターは『Ankmax UC312A』を用意。
少々オーバースペックですが,USB3.1転送速度最大10Gbpsまでサポートできます。
手に持ってみると,小ささを実感,3.1g。
ストラップホール付きです。
購入したモデルは128GBですが,256GBモデルもあります。
他の外部ストレージと比較
左から順に
- NVMe SSD(WDS500G2B0C-EC+外付ケース) 最大転送速度2500MB/s
- RAOYI 小型SSD 最大550MB/s
- Samsung Fit Plus 128GB 最大400MB/s + 変換アダプタ
- Thkailar USBフラッシュメモリ 最大30MB/s
転送速度だけで判断すればNVMeの外付けSSDが最大2500MB/sと圧倒的です。
ただし,速度を得るためにはThunderboltケーブルも持ち運ぶ必要があります。
左から2番めのRAOYIのSSDはかなり小型ですが,欠点は直挿しではないため,USBケーブルが必須です。
一番右のThkailar USBフラッシュメモリは扱いやすい反面,転送速度は30MB/sと大型ファイルを扱うには物足りないです。
そして,右から2番めのSamsung Fit Plusですが,軽量,小型,ケーブルレス。
見た目は完璧ですが,実際の速度を計測してみましょう。
フォーマットはexFATです。読込速度は302.33MB/sとまあまあですが,書き込みがかなり遅いです。
実際に1.5GBのファイルをMacから移動させて計測してみました。
- NVMe SSD → 1.2秒
- RAOYI 小型SSD → 4.5秒
- Thkailarフラッシュメモリ → 47.3秒
- Samsung Fit Plus → 22.4秒
結果は私の期待値よりもちょっと遅かったです。
最大400MB/sということで,RAOYIの小型SSDと遜色ない使い方ができるかと期待していましたが,転送に4倍以上かかってしまいました。
それにしてもNVMeの外付けSSDは転送速度1.2秒と圧倒的ですね。
Samsung Fit Plus(MUF-128AB/EC)はおすすめの外付けストレージなのか?
小型SSDとの比較では,やはり書き込み速度の遅さは目立ってしまいましたが,直挿しできるというのは,ケーブルレスの運用ができるため大きなアドバンテージです。
10GB以上のファイルを日常的に転送するには,かなりの所要時間が必要となり少々スペック不足ですが,検証で使用した1.5GB程度のファイル移動がメインの方なら十分に使えます。
またフラッシュメモリということで,常時さまざまなファイルを保存するSSDと違い,必要なデータだけ直接やり取りを行うときにこそ,積極的に使っていきたいストレージです。
外部の保存先として使用するならやはりSSD。
今回紹介したストレージRAOYI はレビュー記事があります。
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