モニターヘッドホンを新調したのでレビューしたいと思います。
といっても,何年も同じものを使い続けてこれが3台目となるSONY MDR-7506です。
演奏や編集のとき,全体的にバランスの取れた音楽を制作するためにモニターヘッドホンは必要不可欠な存在です。
鑑賞用のヘッドホンとの違いは,ひとことで言うなら音の再現性です。
モニターヘッドホンをしていると音のばらつき,ちょっとミスタッチしたときの弦の擦れ音,なんでもそのままの音の強さで聞こえてきます。
というか聞こえてこないと困るのです。プロフェッショナルな現場では最高の音源を作らなくてはいけません。
低音域が強調されていたり,高音域が丸かったり尖っていたり,そんな感じでヘッドホン側で補正されると,演者は自分やメンバーの楽器の音量やトーンを正確に把握できません。
私でじまろ(@digimaro)もレコーディングしたことありますが、モニターヘッドホンを装着すると一気にプロフェッショナルモード全開です。
しかし、このSONY MDR-7506の良いところは鑑賞用としてもいけます。
別モデルのMDR-CD900STも定番モニターヘッドホンなのですが、個人的にMDR-7506のほうが好きです。
2つを比べてみると、MDR-7506のほうがちょっとだけ音に温かみがあるので、映画を観たり、曲を聴いたりするのも違和感はありません。
さらにこの2つ,もちろん定番でDTMにも使えないこともありませんが,2021年現在,本格的に使用するなら後継のSONY MDR-M1STやヤマハのHPH-MT8がよいでしょう。
そんなに高いのは買えない,定番の音を聴いておきたい,というのであればMDR-7506おすすめできます。
外見的な違いだと、こちらはカップに青い帯でProfessionalと書かれてますが、MDR-CD900STは赤帯でDIGITALと書かれてます。
さらにレビューするMDR-7506はコードがカールコードになっています。
モニターヘッドホン『SONY MDR-7506』製品詳細
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-2.jpg)
有線/無線 | 有線 |
---|---|
ブランド | ソニー(SONY) |
メーカー | ソニー |
メーカー型番 | MDR-7506 |
梱包サイズ | 26 x 19.2 x 9.3 cm |
商品重量 | 640グラム |
専用ポーチが付属しているのはありがたいです。
6.3mm オス 1/4インチ から3.5mm 1/8インチ に変化する先端アダプタも付属。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-3.jpg)
特に飾り気のない無骨な外観がガジェットオタクの心をくすぐります。
右耳側には赤でRと書かれています
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-4.jpg)
左耳の方は青のボタンでLと書かれていて視認性もOK
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-11.jpg)
変換アダプタは、ねじ式になっていて、接続部分の緩みで生じる信号損失やノイズの発生を抑えることができます。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-5.jpg)
パッドのスポンジは鑑賞用ヘッドホンのフワフワな感じに比べると、硬めですね。
指で抑えても簡単には沈みません。
使う頻度にもよりますが、毎日使っているとパッドはだいたい1年経たないうちに破けてきます。
交換パッドは安いので、気にしないでガンガン使っていきましょう。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-15.jpg)
STUDIO MONITORの文字が大きいですね。
ヘッドバンド部分の内側にパッドはありますが,フカフカのクッション的なものはなく、ザ・業務用といった感じ。
このカールコード使い勝手はいいですが、重さがあるので、演奏のときはちょっと邪魔に思うこともあります。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-7.jpg)
折りたたむと、かなりコンパクトになるので、付属のポーチに入れてお出かけさせることもできます。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-10.jpg)
ヘッドバンドは付け根部分を伸ばすことができます。
無段階ではなく、カチッカチッっとしっかりとめるタイプです。
SONY MDR-7506の使い方
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-12.jpg)
iPhoneで使うこともできますが、Lightningからの変換アダプタが必須です。
このアダプタ、数年前は、iPhoneにも同梱されていましたが、今は入ってないですね。
今後は有線を使いたいなら別途、自分で購入しなければいけません。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-16.jpg)
ZOOMのiPhone用マイクiQ7を使った簡易録音キット。
レコーディング前に自分の演奏をサクッと確かめるときにとても便利。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-14.jpg)
もちろんですが、コスパは良いのでMacBookでDTMはじめたい方にもおすすめできる密閉型ヘッドホンです。
ただし,本気で使うなら視聴必須です。
「自分の好みの音で」というのはとても重要な要素です。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-13.jpg)
SONY MDR-7506とAV機器との相性はいうまでもありません。
SONY MDR-7506はどんな人向け?
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2021/03/MDR_7506-6.jpg)
MDR-7506はモニターヘッドホンとしては申し分ない性能を持っていますし、、映画や音楽鑑賞にも十分使えるモデルです。
これからDTMを始める方、バンドを始める方、そして動画編集の多い方などには、とてもおすすめできるコストパフォーマンスの高いモニターヘッドホンです。
採用されているカールコードは絡まりにくいのですが,カールしているため,コードのたわみ部分に重さが乗っかるので,量販店などで,同じようなコードをヘッドホンコーナーでチェックしてみるとよいです。
まだモニターヘッドホンを聴いたことのない方は、楽器店や量販店にてMDR-CD900ST、そして鑑賞用のヘッドホンと聴き比べるのも面白いかも。
音響機材はサウンドハウスでの購入が安くておすすめ。
後継機SONY MDR-M1ST,少々高額ですが,本格的にDTMするならこちらがおすすめです。
イヤーパッドの交換品はこちらです
いくつか種類が選べます。
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以上「定番モニターヘッドホン『SONY MDR-7506』は普段使いにもおすすめ。」でした。
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