スマートホーム化に必要なものといえば、まずは『ハブ』と呼ばれるデバイス。
このハブを介して家中の電化製品を集中管理することで外出先からの操作も可能になり、スマートホーム化が実現します。
Amazon AlexaやGoogle Homeなどと連携してさらに便利にすることもできます。
今回スマートホームデバイスで人気の高いSwitchBot社から『新型ハブ2』が新発売。
Amazonベストセラーにもなりヒット商品ハブミニの進化版ともいえる製品。
SwitchBot製品や家電との連携強化はもちろん、世界基準規格のMatterにも対応しました。
Matterとは、かんたんに説明すると対応した製品なら別々のメーカーのスマートホームデバイスでも一括管理できるようになるユーザーにはうれしい新規格。
Apple、Google、Amazon、Zigbee Allianceなどの大手企業も推進するプロジェクトです。
今回この新型SwitchBot ハブ2を先行レビューします。
記事を読んで製品が気になった方はチェックしてみてください。
※この記事はプロモーションを含みます。
SwitchBot ハブ2 製品詳細
同梱品
- SwitchBot ハブ2本体
- 温度センサー付きUSB充電ケーブル
- USB充電アダプタ
- 設置補助用3Mテープ
製品スペック
製品名称 | SwitchBot ハブ2 |
本体寸法 | 80 x 70 x 23 mm |
本体重量 | 63g(電池含む) |
材料 | ABS赤外線透過材 |
対応os | Android OS 5.0+, iOS 11.0+ |
動作環境 | 室内 |
動作温度 | -20℃~40℃ |
相対動作湿度 | 0%~90% |
入力 | 5V⎓2A |
BLE | 4.2 |
Bluetooth範囲 | オープンエリアで最大120m |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n (2.4 GHz) |
赤外線送信距離 | 最大送信距離:30m |
赤外線受信距離 | 最大受信距離:15m |
サードパーティーサービス | Alexa、Google Assistant、Siri Shortcuts、IFTTT |
温度単位 | ℃ |
温湿度センサー | 最小表示:0.1℃、1%RH |
温度測定範囲 | -20℃~80℃ |
湿度測定範囲 | 0~99%RH |
温度精度 | -20.0℃~0.0℃(±0.4℃), 0.0℃~65.0℃(±0.2℃), 65.0℃~80.0℃(±0.3℃) |
湿度精度 | 0~10%RH (±3%RH), 10%~90%RH (±2%RH), 90%~99%RH (±3%RH) |
待機電力 | 全表示ランプ点灯時の最大輝度:88mA |
赤外線リモコン対応機器 | エアコン、テレビ、扇風機など5000以上のブランドに対応 |
学習モード | スマートラーニング 手動選択 カスタマイズモード |
発売日 | 2023年3月24日 |
外観
電源を入れていない状態の正面。
味気ないですが、ライトOFFで使うとこの状態なのでインテリアを邪魔しなくていい。
背面は製品詳細が印字、底部に滑り止め。
温度センサー付きUSBケーブルは十分な長さ。
当然ですが、センサー付きなのでサードパーティー製では代用不可。
USB充電アダプタも付属してるので、使用するのに他製品を買い足す必要はありません。
ハブミニとハブ2比較
左はこれまで使ってきたSwitchBotの『ハブミニ』と『温湿度計』
これからは『ハブ2』ひとつで2製品以上の働きをしてくれます。
SwitchBotハブ2とハブミニの比較表
製品名称 | SwitchBotハブ2 | SwitchBotハブミニ |
ポイント | 高性能の4-in-1スマートリモコン。スマートリモコン、温湿度計、スマートボタン、スマートハブなどの機能を搭載。 | コストパフォーマンスが高いスマートリモコン。自宅の家電を簡単にスマート化するスマートリモコン。 |
温湿度センサー | 〇 | / |
照度センサー | 〇 | / |
スマートボタン(※1) | 〇 | / |
スマートアラート(※2) | 〇 | / |
スマートリモコン機能 | 〇 | 〇 |
ハブ機能(※3) | 〇 | 〇 |
エアコンリモコン状態同期機能 | 〇 | / |
エアコンローカル操作(※4) | 〇 | / |
GPS連動機能 | 〇 | 〇 |
シーン機能 | 〇 | 〇 |
Matter対応(※5) | 〇 | / |
コントロール方法 | スマホ操作、音声操作、 Apple Watch操作 | スマホ操作、音声操作、 Apple Watch操作 |
オートメーション | スケジュールジオフェンス(GPS) 温度(センサー) 湿度(センサー) 照度(センサー) | スケジュールジオフェンス(GPS) |
サードパーティーサービス | Alexa、Google Assistant、 Siri Shortcuts、IFTTT | Alexa、Google Assistant、 Siri Shortcuts、IFTTT |
※1 ワンタッチで、複数家電やデバイスを操作
※2 温湿度に異常がある場合、アプリから通知。ハブ2本体が音と光で知らせる
※3 SwitchBotシリーズと連携、さまざまなシーンを実現
※4 Wi-Fiが不安定でも、エアコンを操作可能(3月中に対応する予定)
※5 SwitchBotカーテンなどBluetooth通信製品がハブ2を通して、AppleのHomekitに対応予定
進化したポイントのまとめ
比較表を簡単にまとめると以下。
- 本体、アプリへの温湿度表示(明るさ自動調整可)
- 温湿度の変化によるエアコン、加湿器などの自動化
- 照度センサーにより部屋の明暗で家電やライトを自動化。
- 現在のエアコの状態を同期できる
- アラートを本体から音で知らせる
- Matter対応(現在ベータ版)
ハブミには、設置場所に困って結局コンセントに直挿しで使用してました。
ハブ2の設置
裏ブタを開けるとUSB-Cの電源ポート。
ケーブルを通して使えるので設置場所に困らない。
温湿度計としてリビングにディスプレイできるのもグッド。
SwitchBot ハブ2の設置場所はTVの上。ディスプレイ表示も大きく、ひと目でわかりやすい。
ケーブルと電源アダプタをつなげば、すぐに温湿度表示してくれます。
リビングの雰囲気を壊さないのがイイ感じ。
SwitchBot ハブ2の使い方
電源投入後、まずはSwitchBotアプリのインストールから。
ここでは表示してませんが、SwitchBot製品を持っていない場合は、ユーザー登録からはじめましょう。
アプリを開き、右上の+マークから追加。
電源が入っていればハブ2を見つけてくれます。
アプリの指示に従って、本体のON、OFFタッチボタンを同時押し。
本体右上のインジゲーターが高速点滅をはじめたら、アプリの次へをクリック。
注意点は、WiFiの周波数帯。
5GHz帯は使えないので、設定が終わるまではスマートフォン側も2.4GHz帯で接続しておきます。
ここまで終わればハブ2が使える状態になります。
家電のリモコンを学習
アプリに追加されたハブ2をクリックするとハブ2設定ホーム画面があらわれます。
右上の歯車マークから様々な設定が行なえますが、まずは『+リモコンを追加』から家電のリモコンを学習させてみます。
SwitchBot ハブ2はエアコン、TV、扇風機など5000以上のブランドに対応しているので赤外線を通信させることで目的の製品を見つけて追加してくれます。
スマートラーニングの方法は互いに向き合わせて、対象のリモコンのボタンを押すだけ。
もし自動取り込み(スマートラーニング)に失敗しても、手動で5,000以上も収録されているブランドから選択できます。
リモコンから家電を取り込んだら、アプリで操作可能になります。
この機能の何がすごいかって、それは外出先からもエアコンなどの電源や設定が可能なこと。
しかも現在のエアコンの状態を同期で把握してくれます。
通常、製品付属のリモコンで操作した場合、アプリ側ではON/OFF、冷房/暖房などの設定状況はわかりません。
ところが同期できるってことは、製品のリモコンでスイッチを入れてもアプリ側に反映されるので本当の意味で管理ができます。
これは大幅な進化です。
家電やSwitchBotデバイスは、ハブ2と連携させることでApple Watchでも操作可能になります。
特にスマートロックの解錠/施錠は外出先からでも操作できるのでかなり便利。
家電をまるっとSwitchBotハブ2でスマートホーム化
ハブ2のボタンで家電を操作
『SwitchBot ハブ2』の下2つのタッチボタンは、ディスプレイのON/OFFだけでなく、家電やSwitchBot製品の一括操作も行えます。
タッチボタンへのシーンの割当はハブ2のホーム画面から操作。
例えば、「ONボタンをタッチしたらテレビとエアコン、リビングのライトをON」ということも可能。
家電を完全自動化
ハブ2があれば、時間、温度、湿度、照度の状態によって家電やSwitchBotデバイスを完全自動化できます。
SwitchBotアプリのホームからシーンを選択。
シーンの作成では、ハブ2の機能から室温、湿度、照度から条件を追加して、家電の操作を設定するだけ。
例えば「月曜から金曜までの19:00以降、室温が28℃を超えたら冷房25℃でエアコンON。25℃以下になったら電源OFF」といった命令が実行可能。
これぞまさしくスマートホーム化。
当然ですが家電以外に、SwitchBot社の製品も操作可能です。
スマートロック、加湿器、防犯カメラ、ロボット掃除機S1 Proなど、気になる製品があればレビューをのぞいてください。
アレクサなどスマートスピーカーで操作
同じWiFi環境で接続されていれば、Alexa、Google Assistant、Siri Shortcuts、IFTTTからSwitchBotデバイスや家電を操作可能。
「アレクサ、30分後にテレビを消して」とお願いすることもできます。
NFCタグで操作
SwitchBotのNFCタグでの家電、デバイス操作も可能。
命令(シーン)を登録しておけばタグにiPhoneなど通信端末が触れれば、登録しておいた家電への命令が発動します。
Matterと連携させる
まだベータ版ですが、多くの企業が参加する世界基準規格Matterにも対応しています。
MatterならSwitchBotだけでなくその他のブランドのスマートデバイスも一括で管理・連携することができるようになります。
AppleもMatter規格に参加していて、Apple純正アプリ「ホーム」に追加することで様々なメーカーのデバイスを連携させることが可能になります。
※「ホーム」アプリで連携させるにはApple TVまたはHome Pod (mini)が必要。
※現在Matterに対応するデバイスはSwitchBotカーテンとブライドポールのみです。
進化したSwitchBotハブ2
「SwitchBotハブ2」を実際に使ってみて、かなりの進化を感じました。
見た目はハブと温湿度計が合体しただけのデバイスですが、中身はかなり高機能なスマートホームの中核。
個人的には、明るさも感知してくれるようになったことはかなりうれしいアップデート。
これで時間、温度、湿度、明るさの4要素で家電の動作を自動化できることになります。
UIの不具合等もなく残念な部分は特にありませんが、強いていうなら、Matterはまだベータ版ということと、対応製品がSwitchBotカーテンとブラインドポールのみということころ。
今後のさらなる進化に期待です。
ハブミニを現在使っている方が買い替えても満足できる高機能デバイス「SwitchBotハブ2」
何よりSwitchBot社の製品は価格がお手頃なのがうれしいところ。
スマートホーム化が気になっている方なら「SwitchBotハブ2」は要チェックの製品です。
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