今回は,『UGREEN Nexode PD充電器 65W』のレビューです。
世の中にはいろんなUSB充電器がありますが,いざ購入するとなると選択肢が多すぎて悩んでしまうのも事実。
用途にあわせたものを買うのが一番とはいえ,メーカーはもちろん出力やポートの数,サイズや規格など,ほんとに多種多様。
そんなふうに,なかなかお目当ての製品にたどり着けない時,いちばんおすすめできるのが,多ポートを備えた65W級。
ちょっとしたお出かけから旅行まで,サイズ感と性能のバランスが抜群です。
UGREEN GaN X 65w製品スペック
ブランド | UGREEN |
製品名 | GaN X 65w |
素材 | PC防火素材 |
接続ポート | USB-C×2 USB-A×1 |
サイズ | 6.6×4.0×3.1 cm |
重さ | 130g |
◆ 特徴
- 従来品より30%小型化
- 最大65W出力
- GaN技術採用
- 3ポート充電
- プラグ折りたたみ
- PD3.0/PPS/QC4.0対応
- 過電流、過電圧、過熱、短絡で4つの保護
※同じような製品で,Ankerの「PowerPort III 3-Port 65W」がありますが,サイズ,重量はほぼ一緒。
最大の違いは出力の振り分け。
『UGREEN GaN X 65w』の45W+8.5W+8.5Wに対して,『Anker PowerPort III』は40W+12W+12Wとメインポート,サブポートの出力に違いがあります。
どちらを選んでも問題ないですが,45Wの出力を必要とする機種をもっているかどうかで選んでもいいでしょう。
ちなみにMacBook Air M1は45Wが急速充電の最大値です。
Anker PowerPort III 3-Port 65W詳細
ブランド | Anker |
サイズ | 約 3.8 x 2.9 x 6.6 cm |
重さ | 約130g |
接続ポート | USB-C×2 USB-A×1 |
その他 | PPS対応 |
Anker 最新式 735 Charger(GaNPrimeシリーズ)
価格は高いですが、こちらはAnker最新式の65W USB充電器。
接続された機器に最適化される出力可変式。
ポートごとのW数を覚えなくていいので便利。
UGREEN Nexode PD 充電器 65W外観
サイドパネルにダークグレーのメタリックカラーを採用し,高級感があります。
もう片方のサイドは,「65w」の大きな文字。
デザイン的には不要な気もしますが,USB充電器を複数所持してる人は,間違わなくて良いかも。
底面には,製品仕様が印字。
正面にはUSB-Cポートが2つ,USB-Aポートが1つ。
パープルカラーはブランドカラーでほかの充電器にも使われています。
そのほかケーブルなどの端子部分にはメタリックシルバーを使い,メーカーの統一感をだしています。
プラグ部分は折りたたみ式。
さすがに65W級は折りたたみが多いので安心してますが,40W以下のモデルはプラグが折りたたみできないものも多く,収納に困ります。
ECサイトの製品説明には130gと記載されていますが,実測は122g。
旧世代との比較
左はRAVpowerの61W充電器。窒化ガリウムGaNが出てくる前のモデル。
わずか2年でここまで小さくなるとは。
UGREEN Nexode PD 充電器 65Wの充電能力
数字の表は,詳しいのが知りたい方向け。
下の図をみたほうがわかりやすいです。
出力 | 最大65W |
入力 | 00-240V~50/60Hz 1.8A Max |
USB-C1/C2 | 5V/3A 9V/3A 12V/3A 15V/3A 20V/3.25A 65W Max PPS:3.3-21V/3A |
USB-A | 4.5V/5A 5V/4.5A 5V/3A 9V/2A 12V/1.5A 22.5W Max |
USB- C1+C2 | PD20W+PD45W(PD45W+PD20W) |
USB-C1+USB-A | PD45W+QC/FCP18W |
USB-C2+USB-A | 5V 1.7A+5V 1.7A |
USB- C1+C2+USB-A | PD45W+5V 1.7A+5V 1.7A |
USB-Cポートプロトコル | PD3.0(PD2.0) / QC4+(QC4.0/QC3.0/QC2.0) / PPS規格 / AFC / APPLE 5V 2.4A / BC1.2 |
USB-Aポートプロトコル | SCP / QC3.0 / AFC / FCP / APPLE 5V 2.4A / BC1.2 |
作業温度 | 0~35℃ |
※注意点としては,C2とA1で2ポートの充電した時は,8.5W×2ポートと,かなり低い充電能力になってしまうこと。
複数ポート使用する際は,かならずC1にメインの機器を接続するようにしましょう。
Anker PowerPort III 3-Port 65Wの充電能力
2ポートまたは3ポート使用時のC2+A1の出力数が12W+12WとUGREENよりも大きい。
その分3ポート同時の場合,C1ポートが40Wと控え目。
- 単ポート利用時
-
USB-C : 5.0V=3.0A / 9.0V=3.0A / 15.0V=3.0A / 20.0V=3.25A (最大65W)
PPS出力 : 3.3V-16.0V=3.25A (最大52W)
USB-A : 4.5V=5.0A / 5.0V=4.0A / 5.0V=4.5A / 5.0V=3.0A / 9.0V=2.0A / 12.0V=1.5A (最大22.5W) - 2ポート利用時
-
USB-C (2ポート同時):45W+20W (合計最大65W)
USB-C (上部) + USB-A : 40W+22.5W (合計最大62.5W)
USB-C (下部) + USB-A : 12W+12W (合計最大24W) - 3ポート利用時
-
40W+12W+12W (合計最大64W)
赤字部分がUGREEN Nexode PD 充電器 65Wと配分が大きく異なります。
メインポートが45Wか40Wという違いと,3ポート使用時UGREENのUSB-Aポートは8.5Wとちょっと低い。
MacBookやiPhoneと接続
MacBook Pro 14インチは45Wで充電可能なのを確認。ただし,アプリの起動をせず,低負荷状態。
3台同時に充電ができるのはうれしい仕様。
※複数ポート使用時の注意点としては,充電しながら複数つないでいくと,その都度出力を切り替えるため充電が一時中断されます。
充電ケーブルも単ポート65W出力に対応できるよう100W対応がおすすめ。
管理人が愛用してるのはAnkerのPowerLine III 絡まないケーブル。
MacBook Pro 14インチのACアダプタ96Wと比較すると,その小ささが際立ちます。
充電器やモバイルバッテリーでLightningケーブルは要注意
Lightningケーブルは,使い終わったら常に引き抜いておく癖をつけましょう。
差し込まれたままだと,機器が接続されていると充電器側が判断してしまうため,ほかのポートへの出力が下がってしまいます。
モバイルバッテリーなら微弱の電力が発生する状態なので,使っていないのに残量が減ってしまいます。
iPhoneユーザーなら覚えておいて損はありません。
UGREEN GaN X 65は買いの65w USB充電器
個人的なことですが,MacBook Pro,iPad mini6 ,AirPods Pro,iPhone,Apple Watchなど,いつも持ち歩いているすべてを一気に充電できる出力ではないので,メインのUSB充電器として使うかは微妙。
カフェなどに,「充電切れを起こしたときの保険」として持ち歩くにはちょうどよいサイズと出力。
とくに45Wで急速充電が可能なMacBook Airを使っている方には,ベストな選択ですね。
またMacBook を持ち出さず,iPad とiPhoneだけ持ち出すという方にも丁度よい充電能力です。
あなたならAnkerの65W USB充電器とUGREEN Nexode PD 65w充電器,どちらが気になりますか?
少しだけ高価ですが、可変式65W出力のAnker 735 Chargerもおすすめ。
まずは気になる製品をチェックしてみてください。
ほとんど同じサイズのPowerPort III 3-Port 65Wはこちら
最新のCIO 3ポート65Wモデルのレビューもあります。こちらも可変式。
USB充電器のまとめ記事もあります
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