ひと口に、アンカーモバイルバッテリーで10,000mAhクラスと言っても、多彩な種類、そして様々な価格のものがあります。
どれを買えばいいのかわからない
安いのを買って失敗したくない
高いのを買って損したくない
そんな悩みに、実際にAnker(アンカー)のモバイルバッテリーを愛用する管理人でじまろ(@digimalog)が、お答えします。
今回は、おすすめのアンカー製モバイルバッテリー10000mAhモデルを厳選してタイプ別にご紹介していきます。
まずは各タイプごとの説明をしますが、おすすめをすぐに知りたい方はここからジャンプしてください。
タイプ別アンカーモバイルバッテリー10000mAh
まずは、目的に合わせて自分に必要なタイプを選定しましょう。
主に4つのタイプに分類することができます。
ノーマルタイプ
ノーマルタイプは一番スタンダードなモバイルバッテリーです。
USBポートの数も多く、汎用性が高いモデル。価格も一番安価でお手頃です。
USBケーブル内蔵型
最近流行っているのがこのタイプ。
USBケーブルを別に準備する必要がないので、持ち物を減らすことができます。
耐久性の高いケーブルを使用していますが、断線には注意が必要です。
MagSafeマグネット充電機能型
iPhoneのMagSafe機能を利用し、ワイヤレス充電ができるタイプ。
iPhoneと磁力でくっつけて使うため、ケーブルも不要で、充電中も片手に尾収めることができます。
充電しながら使えるスタンド機能が付いているものもあります。
便利な半面、充電速度は限界があり時間がかかりというデメリットがあります。
またiPhone12以降でなければ使えません。
コンセント付き(ACコンセント一体型)
ACコンセントが付いたタイプは、オフィスや家庭でもACタップに挿すだけで充電できます。
USB充電器を用意する必要がなく、持ち物がシンプルになります。
デメリットは、サイズが大きくなることと価格も一番高価になります。
出力(ワット数)
充電する際の出力能力で、充電速度と使えるデバイスが変わってきます。
現在iPhone16では30W程度の最大出力に対応していて、PD急速充電が可能です。
また22.5W以上の出力があればiPadの急速充電も可能です。
30W以上の出力を出せるものであればMacBook Airの充電も可能です。
PDやQCなど急速充電については、スマートフォン側の充電規格も重要ですが、最新のアンカー製モバイルバッテリーはメジャーな急速充電規格に対応しているので特に心配は必要ありません。
なお、より高速なPPSや独自規格をもつスマートフォンは、製品仕様を確認することが大事です。
パススルー機能
スマートフォンなどを充電しながら、モバイルバッテリーも同時に充電できる機能をパススルーと呼びます。
この機能があれば、就寝時に、スマホを充電しながら、モバイルバッテリー本体も充電することができます。
現在のアンカー製品は、最下位モデルのAnker PowerCore 10000以外は、パススルー機能に対応してるのでご安心ください。
管理人のおすすめ5選
それでは、本命からご紹介します。
管理人でじまろおすすめのアンカー(Anker)モバイルバッテリー10000mAhから5選を紹介します。
製品名をクリックすると詳細な説明にジャンプします。
製品名 | Amazonリンク | 税込価格 | 形状 | 出力 | ポート |
---|---|---|---|---|---|
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W) | 3,490円 | ストラップ式ケーブル付 | USB-C 22.5W USB-A 22.5W | USB-C×2 USB-A×1 | |
Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable) | 6,490円 | ケーブル内蔵 | USB-C内蔵ケーブル 30W USB-C 22.5W | USB-C内蔵ケーブル USB-C×1 | |
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim) | 8,490円 | ワイヤレス充電 | USB-C 30W Qi2ワイヤレス 15W | USB-C×1 ワイヤレス | |
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) | 7,990円 | ケーブル内蔵 コンセント付USB充電器一体型 | USB-C内蔵ケーブル 30W USB-C 30W UAB-A 22.5W | USB-C内蔵ケーブル USB-C×1 USB-A | |
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch) | 9,990円 | ケーブル内蔵 | USB-C内蔵ケーブル 30W apple watch 5W | USB-C内蔵ケーブル USB-C×1 Apple Watch |
タイプ別アンカーモバイルバッテリー10000mAh
ノーマルタイプ
まずは、USBケーブルでデバイスと繋いで使う、一般的なノーマルタイプから紹介します。
Anker PowerCore 10000
アンカーモバイルバッテリー10,000mAhの中で一番低価格なモデルが「Anker PowerCore 10000」。
ただし注意点があります。
- 出力がUSB-Aのひとつのみ
- 入力がmicroUSBという古い規格
- 出力の最大は5V=2.4Aの12Wまで
- パススルー(同時充電)不可
上記4点を理解した上で購入するのであれば、低コストで導入することができます。
とはいえ、あと500円足せば、PD急速充電が可能なAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)が購入できるので、「充電できれば速度にはこだわらない」という人向けの製品。
一応、低速ですが、最新のiPhone16も充電可能です。
サイズ | 約92 x 60 x 22mm |
---|---|
重さ | 約180g |
入力 | 5V=2A |
出力 | 5V=2.4A |
バッテリー容量 | 10000mAh |
Anker Power Bank (10000mAh, 30W)
ノーマルタイプでは、価格と性能のバランスの取れたモデルです。
片手に収まるコンパクトさもグッド。
充電残量や充電時間の表示ができるディスプレイを搭載し、USB-C×2、USB-A×1とポート数も多いです。
最大出力30WでMacBook AirやiPad Proを充電するのにも適したモデルです。
製品名 | Anker Power Bank (10000mAh, 30W) |
サイズ | 約99 x 52 x 26mm |
重さ | 約209g(本来のみ) |
入力 | USB-C 入力 :5V⎓3A/ 9V⎓2A / 12V⎓1.5A |
出力(USB-C) | USB-C : 5V⎓3A / 9V⎓3A / 10V⎓2.25A / 12V⎓2.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A (最大 30W) |
出力(USB-A) | 5V⎓3A / 9V⎓2A / 10V⎓2.25A / 12V⎓1.5A (最大 22.5W) |
合計最大出力 | 最大24W (複数ポート利用時) |
容量 | 10000mAh (2 × 5000mAh) |
保証 | 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) |
Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)
Ankerの中でも最上位primeシリーズのモバイルバッテリー。
別売りの専用充電台もあります。
単ポートで65W出力ができて、2ポート同時使用時はなんと合計130Wで充電が可能。
65Wあれば、低負荷時のMacBook Proも充電できます。
本体への充電も最大65Wの高出力で、約45分というハイスピードで満充電が完了します。
ディスプレイは、残量表示だけでなく各ポートの充電状況も知らせてくれます。
デメリットというかネックは高価なところ。
サイズ | 約135 x 55 x 33mm |
重さ | 約360g |
入力 | USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3.25A (最大65W) |
出力 | USB-C:5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 15V=3A / 20V=3.25A (各ポート最大65W) |
合計最大出力 | 130W |
バッテリー容量 | 12000mAh |
ケーブル内蔵型
最近のトレンドモデルで、管理人も一番オススメのタイプがケーブル内蔵型。
外出先で「充電ケーブル忘れた!」なんてことにならないので安心。
バッグの中がケーブルでゴチャつかないのもうれしいポイント。
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
当ブログのイチオシ製品。
「性能はそこそこで、快適に使える10000mAhのモバイルバッテリーが欲しい」という方には真っ先におすすめしたいモデル。
厳密にわけるとケーブル内蔵型ではありませんが、USB-Cケーブルがストラップとして装着されています。
バッテリー残量表示のディスプレイも搭載し、3ポート同時充電も可能です。
サイズ | 約114 x 71 x 16mm |
重さ | 約200g |
入力 | USB-C 入力 :5V⎓3A / 9V⎓2.22A (最大 20W) |
USB-C 出力 | USB-C 出力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (最大 22.5W) |
USB-A 出力 | USB-A 出力:5V = 3A / 9V = 2A / 10V = 2.25A (最大 22.5W) |
バッテリー容量 | 10000mAh |
Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)
「出力は大きい(30W以上)ほうがいいし、USBケーブル付きが欲しい。」という方におすすめなのが「Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)」
MacBook Airも充電できるし、iPhone16シリーズも最速で充電可能です。
内臓ケーブルは、出力だけでなく、本体充電にも使えるスグレモノで、ケーブルレスで運用可能。
サイズ | 約104 x 52 x 26 mm |
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重さ | 約215 g |
入力 | USB-C入力 / USB-C 内蔵ケーブル入力:最大30W (5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A) |
USB-C 出力 | USB-C / 内蔵ケーブル出力:最大30W (5V = 3A / 9V = 3A / 10V = 2.25A / 12V = 2.5A / 15V = 2A / 20V = 1.5A) |
USB-A 出力 | 最大22.5W (5V = 3A / 9V = 2A / 10V = 2.25A / 12V = 1.5A) |
合計最大出力 | 複数ポート利用時:合計最大24W |
容量 | 10000mAh |
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)
上に紹介した、ケーブル内蔵Anker Nano Power Bank にApple Watch充電パッドが搭載されているモデル。
管理人の愛用品です。
もちろん、iPhoneのほかApple Watchを充電したい方向け。
スペックは以下のとおり。
ブランド | Anker(アンカー) |
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サイズ | 約 95 × 51 × 33mm |
内蔵ケーブル | 約 22cm |
重さ | 約 250g |
容量 | 10,000mAh |
入力 | USB-C入力 / USB-C 内蔵ケーブル入力: 5V=3A / 9V=3A / 12V=2.5A / 15V=2A (Max 30W) |
出力 | USB-C出力 / USB-C 内蔵ケーブル出力: 5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=2.5A / 15V=2A / 20V=1.5A (Max 30W) |
Apple Watch用 | Max 5W |
パススルー | Apple Watchのみ対応 |
合計最大出力 | 35W |
単ポートで最大30W出力も可能なので、MacBook Airも充電可能です。
メリット・デメリットを以下にまとめました。
- USB-Cケーブル内蔵でケーブルを持ち歩く必要がない
- 内蔵ケーブルで本体充電も可能
- 使いやすい容量の10,000mAh
- 単ポート最大30W出力でMacBook Airも充電可能
- Apple Watchは高速充電対応
- 残容量と充電速度がポートごとにリアルタム表示
- カラバリが豊富
- 同容量の他製品と比べると高めの価格
- 厚みがある
万人におすすめできるモバイルバッテリーではありませんが、Apple Watchを持っている方なら購入して間違いなしといえます。
ワイヤレス充電タイプ
iPhoneのMagSafe充電に対応したモデル。
旧タイプのQi7.5W出力のモデルとQi2規格15W出力の2タイプありますが、今から買うなら断然Qi2タイプがおすすめです。
15W出力でのマグネット式ワイヤレス充電は、iOS 17.4をインストールしたiPhone 12以降のモデルにのみ対応しています。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
最大15Wで充電可能なQi2規格に対応したワイヤレス充電モバイルバッテリー。
MagSafe対応でスタンド付きなので、充電をしながら、動画視聴やビデオ通話ができます。
最大27WのUSB-Cポートも搭載しているので、より高速で充電したい場合は、USBケーブル接続で使うこともできます。
スタンド付きQi2ワイヤレス充電モバイルバッテリーを探しているならコレ。
大きなデメリットはありませんが、本体は250gと重さがあるのでiPhoneと片手持ちでの使い方を想定している方は注意してください。
サイズ | 約105 x 66 x 20mm |
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重さ | 約250g |
入力 | USB-C入力:5V⎓3A / 9V⎓2.22A (最大 20W) |
出力 | USB-C出力:5V⎓3A / 9V⎓3A (最大 27W) |
マグネット式ワイヤレス出力 | 最大 15W |
合計最大出力 | 18W |
バッテリー容量 | 10000mAh |
その他 | スタンド付き |
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
Qi2対応ワイヤレス充電のモバイルバッテリーでスタンド機能が不要であれば、こちらのスリムタイプが高出力でおすすめ。
理由はUSB-Cケーブル接続で最大30Wの出力が可能なため、MacBook Airの充電も可能。
ただし、キックスタンドは付いていないので、充電しながら立てかけて使う、というようなことはできません。
重さで40g、薄さで5mm勝っているスリムタイプを選ぶか、スタンド機能付きのAnker MagGo Power Bank (10000mAh)を選ぶかは、ユーザー次第です。
メリット・デメリットをまとめてみました。
- 薄型で持ち運びに便利
- MagSafe対応
- Qi2規格で、iPhoneを最大15Wで高速ワイヤレス充電
- 有線USB-Cで最大30W出力でMacBookもOK
- キックスタンドなし
サイズ | 約104 × 71 × 15mm |
---|---|
重さ | 約207g |
入力 | USB-C入力:5V=3A / 9V=3A / 15V=2A (Max 30W) |
出力 | USB-C出力:5V=3A / 9V=3A / 12A=2.5A / 15V=2A / 20V=1.5A (Max 30W) |
ワイヤレス出力 | Max 15W |
合計Max出力 | Max 17W (USB-C:Max 12W / ワイヤレス出力:Max 5W) |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
カラー | ホワイト / ブラック |
パッケージ内容 | 本体 USB-C & USB-Cケーブル (0.6m) 取扱説明書 |
保証 | 24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) |
価格 | 8,490円(税込) |
コンセント付きモバイルバッテリー
コレ一つあれば、モバイルバッテリーにもなるし、ACコンセントで本体充電もできる、まさにオールインワンモデル。
ただし、他のモデルと比べると、サイズも大きいし重いです。
コンセント付は便利な半面、もしも壊れた場合、モバイルバッテリーもUSB充電器も一度に失ってしまうことになります。
旅行先でそんなトラブルになったら充電する方法がなくなってしまいます。
リスクを理解したうえで購入しましょう。
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
USB急速充電器、モバイルバッテリーおよびUSB-Cケーブルが一体となった3-in-1モデル。
価格は高いですが、USB-CケーブルとUSB充電器も同時に手に入れたと思えば、コスパはそれほど悪くないと思います。
故障のときのことを考えると、旅行にはおすすめしませんが、毎日の荷物を減らす目的ならベストの選択とも言えます。
サイズ | 約108 x 51 x 31mm (プラグ部を除く) |
重さ | 約250g |
入力 | AC:100-240V~50-60Hz / 1.5A USB-C 入力 / USB-C 内蔵ケーブル入力:5V=3A / 9V=3A / 15V=2A |
出力: 急速充電器 | USB-C 出力 / USB-C 内蔵ケーブル出力 (単ポート利用時):5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 15V=2A / 20V=1.5A (最大30W) 2ポート利用時合計最大出力:5V=3.6A (最大 18W) |
出力: モバイルバッテリー | USB-C 出力 / USB-C 内蔵ケーブル出力:5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 15V=2A / 20V=1.5A (最大 30W) 2ポート利用時合計最大出力:5V=3A (最大 15W) |
ケーブルの長さ | 約255mm |
容量 | 10000mAh |
ライトニング(Lightning)ケーブルのモデルもあります。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)
アンカーのハイエンドPrimeシリーズのACコンセント付モバイルバッテリー。
いちばんの特徴は、モバイルバッテリーとしてもUSB充電器としても最大65Wのハイパワーで充電できるところ。
さすがにスマートフォンと一緒に手に持ちながら使うことはできないので、基本的に、バッグの中または、デスクに置いて充電するという使い方です。
とにかくはスペックなモバイルバッテリーが欲しい、という方におすすめ。
サイズ | 約115 x 44 x 42mm |
---|---|
重さ | 約308g |
入力 | AC入力:100V-240V~, 50-60Hz, 2.0A USB-C入力:5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓1.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A |
出力 | 5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓3.25A (65W 最大) |
合計最大出力 | 最大65W (USB-C 1:45W、USB-C 2:20W) |
バッテリー容量 | 9600mAh |
まとめ
今回は、アンカーモバイルバッテリー10000mAhのおすすめモデルをタイプ別にご紹介しました。
コンパクトさを重視する方、高速充電にこだわる方、多機能を求める方など、それぞれのニーズに合ったモデルが見つかったらうれしいです。
Ankerのモバイルバッテリーは、信頼性の高さと使い勝手の良さが魅力。
日常使いはもちろん、旅行や出張、アウトドアなど、さまざまなシーンで活躍してくれるはずです。
この記事を参考にして、ぜひ、自分のライフスタイルにピッタリの一台を見つけください。
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