MagSafe対応マグネット式モバイルバッテリーが,ついにAnker(アンカー)から発売されました。
マグネット式のモバイルバッテリーはこれまでもいくつか発売されていたのですが,安心して使用できないものがほとんど。
モバイルバッテリーは,粗悪品だと最悪の場合,発火や爆発するおそれもあるため,購入の際に注意すべき点も多いのです。
- PSEマークの取得
- 性能に偽りがないか
- 内蔵バッテリーの製造元
- メーカー自体の信頼性
などなど項目をあげるとキリがありません。
今回発売のPowerCore Magnetic 5000はモバイルバッテリーの製造販売で実績のあるAnker(アンカー)製ですから,それだけでかなり安心できます。
この記事ではiPhone12 miniを使用し充電テストした結果も含めてレビューしています。
Anker(アンカー)PowerCore Magnetic 5000 製品スペック
サイズ | 約 93 x 63 x 16 mm |
重さ | 約 133 g |
USB-C入力 | 5V=2.2A (最大11W) |
USB-C出力 | 5V=2A (最大10W) |
ワイヤレス出力 | 5W |
容量 | 5000mAh |
マグネット式ワイヤレス充電 | – iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max |
USBポート経由の充電 | スマートフォン – iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE(第2世代) / XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus 他 – Galaxy S20 / S10 / S10+ / S10e S9 / S9+ / S8 / S8+ 他 – Pixel 5 / 4 / 4a / 4 XL / 3 / 3 XL 他 – Nexus 6P / 7 他 タブレット – iPad (第8世代) / iPad Air (第4世代) / iPad Pro (第4世代) / iPad mini (第5世代) 他 |
パッケージ内容 | Anker PowerCore Magnetic 5000、USB-C & USB-C ケーブル、取扱説明書、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)、カスタマーサポート |
製品型番 | A1619011 (ブラック) |
本体正面
本体裏面
ワイヤレス充電のマークが中央に。
マグネットをあわせる位置が円で描かれています。
底面は,左から電源スイッチ,USB-Cポート,残量インジゲータ。
ワイヤレス充電の際はスイッチを押してONにする必要があります。
USB-Cポートは入出力に対応していて,最大11WでPowerCore Magnetic 5000本体を充電し,接続したスマートフォンなどを10Wで充電可能。
右のインジケーターは4つのLEDで残量を示していて,一番右の青いLEDは電源ONのサイン。
付属のケーブルはUSB-C to C。充電給電対応,全長60cmです。
軽くてコンパクト,132g。
他社製MagSafe対応モバイルバッテリーとPowerCore Magnetic 5000を比較
これまで購入したMagSafe対応モバイルバッテリーの中でサイズは一番小ぶり。
重さも数グラムの差ですが,PowerCore Magnetic 5000が一番軽いです。
比較してるモバイルバッテリーのレビューはこちらから
iPhone12miniでバッテリー性能を検証
磁石できれいにピタッとくっつきます。
小ぶりなおかげで,左右上下iPhone 12 miniからはみ出すこと無くしっかり収まります。
真横から撮影。モバイルバッテリーはどこにも干渉することなく,問題なく収まっています。
充電テスト
充電は残量5%の状態からスタート
- 15分経過 17%
- 25分経過 24%
- 50分経過 40%
- 1時間15分経過 58%
- 1時間52分経過 80%
- 2時間38分経過 100%
さすがに満充電になるまでかなり時間がかかりますが,1時間で50%程度なら緊急用としては十分実用範囲です。
充電結果
しっかりと満充電(100%)にできたことは評価できますが,残量はほとんど残っていない状態でした。
iPhone12 miniの内蔵バッテリーは2,227mAhなので,5000mAhもあれば余裕で満充電できるはずですが1回分しか賄えないのは残念です。
ワイヤレス充電自体,電力のロスが有線よりも多いため充電能力は50%以下になるんですね。
充電効率を上げたいなら有線接続も可
ちなみに有線なら。ロスをあまり気にせず,効率よく充電可能です。
ケーブルの所持をしなければなりませんが,現場でワイヤレスか有線か選ぶことができます。
iPhone12miniのバッテリー45%時の計測ですが,4.899V × 1.997A = 9.783W。公式どおり概ね10W出ています。
Magnetic 5000を充電する場合も同じポートを使いますが,その場合11W出力での充電となります。
MagSafe以外のワイヤレスQi充電にも対応
もちろんワイヤレス充電対応のAir Pods Proも充電可能です。
Anker PowerCore Magnetic 5000は超おすすめモバイルバッテリー!
デメリット
- ワイヤレス充電では容量のおよそ5割程度ロスが生じること。(一般的なモバイルバッテリーは、およそ3割がロス)
- 充電能力は5W程度のため急速充電はできない。(ケーブルでUSB-Cポートを使えば急速充電は可能)
- iPhone12miniよりバッテリー容量が大きいサイズは満充電できない
メリット
- マグネット式なので充電位置がずれたりしにくい
- ケーブルレスで、かばんやポケットがスッキリ
- 軽量・コンパクトなため緊急用としては十分
iPhone12ユーザーからするとマグネット式は非常に魅力的な製品ですが、購入の際にはメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
メリットには記載していませんが、MagSafe対応で大手メーカー製造という安心感も大きな魅力の一つです。
なお、公式では無印のiPhone12は約3時間で95%まで充電できるとなっています。
iPhone12miniユーザーの私にとってこのAnker PowerCore Magnetic 5000は、かなりヘビロテのモバイルバッテリーになりそうです。
より出力の高いMagSafe対応モデルも登場!『HYPER JUICE製のマグネットワイヤレスモバイルバッテリー』のレビューはこちら
Apple純正MagSafe対応バッテリーパックのレビューもあります。
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