ついにAppleから純正MagSafeバッテリーパックが発売されました。
これまではバッテリー・ケース一体型のSmart Battery Caseを機種ごとに発売していましたが,iPhone12用としてマグネットによる脱着を利用したMagSafeバッテリーに進化した形です。
ただし,かなりプレミアムな価格なので,どこがどのように便利なのか,またすでに発売されているAnkerやHyperJuice製のMagSafeバッテリーとどう違うのか,比較しながらレビューしていきます。
Apple MagSafeバッテリーパック製品詳細
メーカー | Apple |
バッテリー容量 | 1460mAh |
出力 | ワイヤレス充電:最大5W 20W以上のUSB充電器を接続しての充電:最大15W |
接続ポート | Lightning端子 |
価格 | 11,800円(税込) |
サイズ | 95.8 x 64.1 x 11.3 mm |
重量 | 115 g |
iPhoneとの接地面は,ゴムパッドが貼られていて,iPhone側に傷がつきにくく配慮されています。
そしてワイヤレス充電MagSafeのマーク。
iPhone12 miniに取り付けています。
純正だけあって,縦横,カーブライン,さすがにピッタリです。
でもUSB-Cでいいのでは?と思ってしまいます。
バッテリーパックがiOSのシステムに認識されるには,iOS14.7へにアップデートが必要です。
ヴィジェットやシステムにバッテリーパックマークが表示されます。
これはサードパーティ製の製品にはできないこと。
iPhone内蔵バッテリーへの保護機能なのか,90%以上は充電できない使用になっています。
iPhoneを出力20W以上の充電器に接続したまま装着していると,バッテリーパックも同時に充電可能。
今度は20W以上のUSB充電器をバッテリーパックに接続。
iPhone12mini,バッテリーパック,これでも,同時に充電可能です。
乗せているのはAnker Soundcore Liberty Air 2 Pro
通常のワイヤレスQi充電器としても稼働します。
Anker,HyperJuiceのMagSafeモバイルバッテリーと比較
サイズ
3機種とも,縦横ほぼ変わりませんが,Apple MagSafeバッテリーパックが少し大きめです。
横から見た図。
Apple純正品が一番薄いです(11.3 mm)。
容量
サードパーティ製は5000mAhなのに対し,MagSafeバッテリーパックは1,460mAhとかなり少ないです。
iPhone miniのバッテリーは2,227mAhなので,65%程度。
実際はロスもあるので50%程度の充電能力でしょうか。
ちなみに,iPhone12だと2775mAh,iPhone12 Pro Maxだと3687mAh。
充電能力
充電能力は,iPhone12シリーズに限るとAnker,Apple純正が最大5W。
HyperJuiceが最大7.5W。
価格
- Apple MagSafeバッテリーパック:11,200円(税込)
- Anker PowerCore Magnetic 5000:3,990円(税込)
- HyperJuice MagSafe対応マグネットワイヤレスモバイルバッテリー:4,950円(税込)
上記はすべて2021年7月現在の価格です。
Apple純正だけの特徴
- 20W以上出力できるUSB充電器に接続して使うと,15W以上で充電可能。
- システムに認識されているのでヴィジェットに表示可能。
- Lightning端子
林檎好きのためのプレミアムなモバイルバッテリー
Apple純正のMagSafeバッテリーパックですが,純正だけの機能があるとはいえ,価格と容量が釣り合わないですね。
もちろんApple好きにはおすすめです。
バッテリーを装着してもリンゴマークは消えませんから。
ただし,注意点がひとつ。
充電ポートがLightning端子のため,iPhoneと有線接続して急速充電,なんてことができません。
急速充電のためのモバイルバッテリーではなく,あくまで1日装着しながらiPhoneを使うことを想定された商品です。
気になる方はチェックしてみてください。
本日登場した,その他のモバイルバッテリーはこちらの記事を参考にしてください。
Anker PowerCore Magnetic 5000
HyperJuice MagSafe対応マグネットワイヤレスモバイルバッテリー
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