MacBook Pro14インチの純正の充電アダプタは96W仕様(M1 Proの8コアモデルは67W)なんですが,重いし大きい,それにUSB-Cポートが1つだけ。
旅行や外出先に持ち出すのが純正充電器では,iPhone用やiPad用のものまで準備しなくてはならず,数だけ増えてしまい,あまり使い勝手は良くないですよね。
MacBookと一緒に他のガジェットも充電するなら,USB充電器のポート数は多いに越したことはありません。
そこで代用品として便利なのがサードパーティー製USB充電器の多ポートモデル。
今回、純正USB充電器の代用品としておすすめできるものを3つ見つけたので紹介します。
Anker PowerPort III 2-Port 100WとIDMIX PD 100W USB充電器,そして最近多用しているのが,MATECH Sonicharge 100W Proです。
※この記事は2022年5月にMATECH Sonicharge 100W Proを追加しています。
3つのUSB充電器を選んだ理由
Anker PowerPort III 2-Port 100WとIDMIX PD 100W充電器を使用している理由ですが,2ポート使用なら一番上段のPC用ポートは60Wが確約されているから。
MATECH Sonicharge 100W Proは2ポート以上使用する場合,上段USB-Cが出力65W固定。
MacBook用として使うなら,これは非常に重要なポイントです。
いくつか100WタイプのUSB充電器を所持していますが,多ポート接続になると,途端に45Wになったり30Wになったりとその都度可変するのでかなり使いづらい。
今回紹介のUSB充電器は,どのモデルも2ポート使用時の限定では,メインポートが60W以上の固定出力(2ポート限定)
もちろんGaN窒化ガリウム採用で軽量,コンパクトなことも理由の1つです。
Amazonの商品ページにおいて,3ポート並びに4ポート使用時も一番上のUSB-Cポートは60W出力可能と記載がありますが,検証結果では45Wしか計測できませんでした。残念。
Anker PowerPort III 2-Port 100W製品仕様
サイズ | 69×69×31 mm |
重さ | 216g |
入力 | 100-240V 3A |
出力 1ポート使用時 | 最大100W(※) |
出力 2ポート使用時 | 上段:最大60W 下段:最大40W |
PPS出力 1ポート使用時 | 最大80W |
PPS出力 2ポート使用時 | 上段:48W 下段:32W |
100W対応USB-CケーブルはAnker 絡まないケーブルを使ってます。
柔らかくて取り回しがいいので0.9mと1.8m両方使ってます。
Anker PowerPort III 2-Port 100Wのおすすめポイント
2ポートのみなので,余計な心配をしなくていいところ。
USB充電器の多ポートモデルは,2本つなげたとき,3本つなげたときのそれぞれの出力値を覚えておいて機器を接続する必要があります。
理解していないと,いくつかの機器をつないだら出力が足りなくて,MacBook Proを充電できないなどといった問題が発生します。
この『Anker PowerPort III 2-Port 100W』は1ポート使用時は最大100Wの出力,2ポート使用時は最大60Wと40Wの出力ということを覚えるだけ。
このポートは今,何Wでてるかな?などと心配しなくて良いのはとても助かります。
またUSB充電器の2ポートタイプの多くは,2つの機器を接続した場合45W+45Wのように配分されるものが多いです。
MacBook Proを充電するなら,低下しても60Wの出力は確保したいところです。
低出力のダラダラ充電はMacBook本体のバッテリーを痛めます。
IDMIX POWER CUBE 充電器 PD 100W製品仕様
サイズ | 76×61.5×30 mm |
重さ | 229g |
出力:1ポート すべて最大値 | C1, C2=100W C3=20W A1=18W/SPC22.5W |
出力:2ポート | C1 60W+C2 45W C2 45W+C3 20W C1 60W+A1 18W/SPC22.5W C2 45W+A1 18W/SPC22.5W C3 10W+A1 18W/SPC22.5W |
出力:3ポート | C1 45W+C2 30W+C3 20W C1 45W+C2 30W+A1 18W/SPC22.5W C1 60W+C3 10W+A1 10W C2 60W+C3 10W+A1 10W |
出力:4ポート | C1 45W+C2 30W+C3 10W+C4 10W |
カラー | ブラック/レッド/ホワイト |
付属品 | 100W対応ケーブル |
IDMIX PD 100W充電器のおすすめポイント
窒化ガリウムGaN採用で,軽量・コンパクトなところはAnker PowerPort III 2-Port 100Wと一緒。
利点は,なんといってもより多くの機器を充電できること。
旅行に,いくつもガジェットを持ち出す時,一つにまとめられる便利なUSB充電器です。
多ポートモデルの問題点は,機器を接続すれば接続するほど,各ポートの最大出力値が変わること。
もちろん,IDMIX PD 100W充電器も可変しますが,2ポート使用時なら上段だけは60W固定(単ポートなら100W)です。
100W両モデルAnkerとIDMIXの比較
左がIDMIX POWER CUBE 100W,中央がMacBook Pro14インチ純正96W充電アダプタ,右がAnker PowerPort III 2-Port 100W。
やっぱり純正充電アダプタは大きい。
持ち運ぶならコンパクトな方が良いです。
比較の3機種だとUSB-AポートはIDMIX PD 100W充電器だけ。
どれを選ぶかは,持ち運ぶガジェットの数と相談するのがベスト。
最近のおすすめ,MATEC Sonicharge 100W Proはこちらの記事で紹介。
最大100W出力,3ポート装備,最小最軽量と使い勝手の良いモデルです。
多ポートモデル共通の注意点(Lightningポート)
これは,2つのモデルに限ったことではありませんが,Lightning端子ケーブルの接続は気をつけましょう。
機器を繋いでいなくても,Lightningケーブルを繋いでいるだけで,USB充電器側は接続されていると判断する場合があります。
最大100W出力で充電したいのに,Lightningケーブルがポートにぶら下がっているために最大60Wでしか充電できなくなります。
念の為,Lightningケーブル以外も,必要のないケーブルはポートに挿したままにしないよう注意しておくとよいでしょう。
ちなみにUSB-C to Cは確認しましたが,挿したままでも問題ありませんでした。
USB充電器の挙動がおかしいと感じたときは,まずは使い方を見直すことが大事。
よりおすすめなのはどっち?デメリットがある?
結論としては,どちらもおすすめ。
特にデメリットと呼べるほどのものはありませんが,『IDMIX 100W』はECサイトの製品説明と実際の挙動に食い違いがあったので注意してください。
わかりやすいのはAnker PowerPort III 2-port 100W。
単ポートで100W,2ポート使用で60Wと40Wと非常にシンプル。
両方所有している私は,出張などではAnkerを,カメラを持ち出すときはIDMIXを使用してます。
MacBook Pro 14インチは単ポート最大100Wで急速充電が基本,続いてiPadなどを充電してます。
何度も言いますが,低速ダラダラ充電よりは高速充電のほうがバッテリーを傷めなくていいです。
M1搭載以降のMacBookは一度満充電になるとバッテリー回路をスルーして本体に直接電力を送るため,その後はバッテリーに負荷がかかりません。
この記事が新型MacBook Pro 14インチ,16インチの充電器選びの参考になればうれしいです。
もちろん,MacBook Airにもおすすめです。
現在メインで使用しているMATECH Sonicharge 100W Pro。
以上,『MacBook Pro 14インチにおすすめのUSB充電器100WタイプはAnkerとIDMIX』でした。
4ポートすべて充電に使用しても, 一番上段が65W出力のUSB充電器ならBelkinの108W GaN急速充電器。
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