EarFun から完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル『 EarFun Free Pro 3』が発売されました。
ハイエンドモデルってことは高いの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
めちゃくちゃコスパ最高のイヤホンです。
当ブログでベストバイに選んでいるEarFun Air Pro3という価格破壊のワイヤレスイヤホンがありますが、定価で500円ほどプラスするだけで手に入るハイエンド機種なんです。
恐るべし!EarFun。
使ってみた感想は以下のとおり。
- 音質がグッド!落ち着いたドンシャリ
- ノイズキャンセリング性能はこの価格帯なら最強
- 外音取り込みは十分だけど、自分の声はこもる
- 通話音質は、高音寄りで聞き取りやすい
- 小さいサイズだけどウイングチップ付きで耳にしっかりフィット
- この価格でマルチポイント同時接続はうれしい
- ワイヤレス充電まで付いている
- ノイキャン、外音取り込みはEarFun Air Pro3とほぼ同じ。ハイエンドというほどの衝撃がなかった。
ほかにも、防水性能、低遅延ゲームモード、専用カスタマイズアプリ、 ハイレゾAptX-adaptiveなどなど、あらゆる機能を完備。
購入のポイントとしては、超人気製品EarFun Air Pro3と基本性能はほぼ互角ですが、音の味付けと外観に違いがあります。
大きな違いは4点。
- AirPro3に比べて音質が上質になった
- ケースやイヤホンの外観からチープさが無くなった
- カナル型でコンパクトな本体、AirPro3はスティックタイプ
- ケース込み最大33時間再生と、AirPro3の45時間よりも劣る
早速、EarFun Free Pro 3の実機でレビューしていきます。
製品詳細
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-2.jpg)
同梱品
EarFun Free Pro 3 & 充電ケース,
イヤーピース(XS,S,M,L,XL)
イヤーフック(S,M,L)シリコン製イヤーピース
日本語/英語取扱説明書
USB-C充電ケーブル
スペック比較表
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-13.jpg)
項目 | EarFun Free Pro 3 | EarFun Air Pro 3 |
---|---|---|
形状 | カナル型 | カナル型(スティック状) |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
チップ | Qualcomm QCC3072 | Qualcomm QCC3071 |
対応コーデック | aptX Adaptive LC3 (今後対応予定) SBC, AAC | aptX Adaptive LC3 (今後対応予定) SBC, AAC |
ドライバー | 7mm径 ウールダイナミック | 11mm径 ウールダイナミック |
再生時間 | 最大7.5時間イヤホン単体 最大33時間ケース込み | 最大9時間イヤホン単体 最大45時間ケース込み |
ノイズキャンセリング | 最大43dBノイズ低減 | 最大-43dBノイズ低減 |
マイク | 通話用ENCノイキャンマイク×6 CVC 8.0通話ノイズリダクション | 通話用ENCノイキャンマイク×6 CVC 8.0通話ノイズリダクション |
防水 | IPX5相当 | IPX5相当 |
その他の特徴 | 外音取り込み マルチポイント接続機 55ms超低遅延ゲームモード ワイヤレス充電 専用アプリ | 外音取り込み マルチポイント接続 55ms超低遅延ゲームモード ワイヤレス充電 専用アプリ |
サイズ | 67mm x 26mm x 30mm | 60mm x 50mm x 31mm |
重さ | 5g(イヤホン単体) 41.5g(ケース込み) | 5.2g(イヤホン単体) 52g(ケース込み) |
※定価(税込) | 9,480円 | 8,990円 |
弟分とも言える、人気機種EarFun Air Pro 3と比較してみました。
スペック表で気になるのは、再生時間が弟分のAir Pro 3よりも短いところ。
軽量小型化に特化したのがFreeProシリーズなので、小さい分、バッテリーも小さくなっている。
ドライバーも小型化されて気になるところですが音質の項目でレビューします。
外観
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-4.jpg)
イヤホンは、高級感があっていい。切替部分のメタリック塗装部分も華やかさがプラスされていい感じ。
先端のノズル部分は少し大きめですが、汎用性は高そう。
イヤーチップをサードパーティー製に変更も可能。
ちなみに手持ちのCOREIR(コレイル) BRASS(ブラス)もS,Mくらいなら装着可能。L以上はケースにひっかかる。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-3.jpg)
イヤーピースは装着中のものまで含めてXS,S,M,L,XLの5種類。
加えてフォームタイプが付属。
このフォームタイプ(低反発)は珍しいですが、ちょっと柔らかすぎかな。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-8.jpg)
EarFun Free Pro 3に付属のイヤーフックは、装着済含めて3種類。
これがあるだけで、装着感がかなり安定するのでうれしい。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-7.jpg)
ノズル掃除用の綿棒も付属。
耳垢や汚れが詰まると音質に影響するので定期的に掃除しておきたい。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-15.jpg)
ケースの品質はAirPor3より格段に上がっています。
ブラック、ブルー、シルバーいずれもメタリック調でチープさはない。
正面には充電やペアリング状態を示すLEDインジゲーター。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-19.jpg)
底面には製品仕様が記載されています。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-21.jpg)
背面にはUSB-C充電ポート。
充電は、有線でもワイヤレスでも可能。便利!
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-14.jpg)
イヤホンの収まりはグッド。
磁力も程よく効いて申し分ないです。
フタを開けると中央にペアリングボタン。
アプリからも設定可能。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-17.jpg)
コンパクトなボディもEarFun Free Pro 3の魅力のひとつ。
ポケットにもスッと収まります。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-10.jpg)
イヤホン単体(片側)の重さは5g。
かなり軽量な部類。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-11.jpg)
ケースとあわせた重さは42gと非常に軽い。
純正ケース
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EarFun-Free-Pro3.jpg)
EarFun Free Pro 3の嬉しいポイントのひとつに純正ケースが購入できるところが挙げられます。
純正品で保護ケースを発売しているところは少ないです。
EarFun Free Pro 3の純正保護ケースは、フィットしてくれるのはもちろん、EarFunのロゴが入っていて所有欲も満たしてくれます。
しかも良心的な価格帯なのは、さらにうれしいポイント。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EarFun-Free-Pro3-1.jpg)
内部は両面テープで固定できるようになっています。
もちろんワイヤレス充電対応ケース。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EarFun-Free-Pro3-2.jpg)
カラビナ付きは、賛否分かれるでしょうが、ジーンズのベルトループに引っ掛けることが多いので、個人的にはうれしい。
専用アプリ
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-32.jpg)
専用アプリ「EarFun Audio」は、iOSまたはAndloidでダウンロード可能。
ペアリングが完了すれば、ページ上にEarFun Free Pro 3が表示されます。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-33.jpg)
アプリ内では、様々なカスタマイズや本体アップデートなどが可能。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-35.jpg)
タッチ操作のコントロールは細部までカスタム可能。
クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、長押し全て、しかも左右別々に割当ができるのでとにかく
豊富。
アクティブノイズキャンセリングの切り替えについても、ノーマルモードなど不要なモードのスキップができます。
ノーマルモードをスキップしておけば、クリックするたびにノイキャンと外音取り込みが交互に素早く呼び出せます。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-34.jpg)
イコライザーのカスタムもできます。
はじめからプリインストールされているプリセットの他、Oluv氏のチューニング設定も選べます。
カスタムでは31.5から16Kまで10段階の幅広いバンドで設定が可能。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-37.jpg)
一度接続したことある機器なら、アプリからマルチポイント接続機器を選択可能。
マルチポイント対応であっても、アプリ内で接続デバイスの確認ができない機種もあるので、意外とうれしい機能のひとつ。
ノイズキャンセリング機能
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-27.jpg)
ノイズキャンセリングは優秀。
高域は無論、除去できませんが、中域、低域はかなりカットしてくれます。
通勤中の電車の低音部分、エアコンの強風音、換気扇の音など、きれいに消してくれます。
ただし、比較しているAirPro3からの進化は感じられません。
EarFunの中のハイエンド機とはいえ、AirPro3と同等の能力と考えてください。
ノイキャンは優秀ですが、くれぐれも2万円以上のものと比較しないでください。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-38.jpg)
ノイズキャンセリングの設定では、効きは悪くなりますが、風切り音の低減をしてくれるモードもあります。
外音取り込み機能
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-26.jpg)
悪くはないのですが、ホワイトノイズは薄っすら聞こえてきます。
さらに自分の声がこもって聞こえるのが残念ポイント。
「聴き取る」という観点だけなら十分な性能。
装着したままYouTubeだって見れるし、コンビニの店員さんと会話することもできます。
優れているわけではないけど、日常使いで困ることもなさそう。
コンパクトワイヤレスイヤホン
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-25.jpg)
EarFun Free Pro3のコンパクトなボディはなかなかの武器。
軽量だしスリムなのでポケットにスルッと飲み込まれてしまいます。最高。
カナル型を使っているけど、小さいサイズのイヤホンが欲しいという方にはもってこい。
通話性能
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-24.jpg)
通話性能は普通。
相手の声もくっきり聞こえて不満はないのですが、値段以上の性能というわけではないかな。
音質
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-28.jpg)
音質は、落ち着いた大人の音。
全体として、しっとり仕上がっていてかなり好みです。
ベースよりに振られてますが、低域を盛りすぎという感じはしません。
ボーカルが前に出すぎないので全帯域まんべんなく聞こえてきます。
高音域は、キラキラ度が低いので、The ドンシャリが好きな方には向かないです。
AirPro3はお値段以上の音質でしたが、Free Pro 3はさらに上質なサウンド。
全体的に、パンチの効いたサウンドではありませんが、うまくまとまっている印象。
音質は好みがありますが、イコライザーである程度変えられるので、この価格帯で購入を検討しているなら十分おすすめできます。
性能評価
総合評価は8.8点ですが、1万円以下ならこれ以上ない選択。
特にマルチポイント、ANC(ノイキャン)、ワイヤレス充電、防水などなど機能は高額なハイエンド機種にも引けを取りません。
ただ弟分Air Pro3を手にしたときの衝撃を超えられなかったのが残念。
EarFun Free Pro 3は買いか?
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/EeaFun-Free-Pro3-31.jpg)
前作Free Pro 2からは、各機能がパワーアップしているので買い替えても満足度は高いでしょう。
弟分EarFun AirPro3ユーザーは、ケースにもう少し高級感が欲しいと思っている方や、大人な音質が好みという方なら買い替えもアリ。
逆に、弟分EarFun AirPro3の音質は、多くの方が楽しめるドンシャリなので、サウンドが気に入っているなら無理にFree Pro 2に買い替える必要はないでしょう。
EarFunを初めて購入するという方にFree Pro3はもちろんおすすめできます。
1万円以下でこの性能と音質は、控えめにいって最高です。
超ヒット商品EarFun Air Pro3の記事はこちらから。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/02/05ae25d9d6b4fdb44a4208131038d1fb-300x200.jpg)
EarFun Free Pro3も取り上げているiPhone15のおすすめアクセサリー特集記事はこちらから。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2023/11/iPhone15-best-acce-300x200.jpg)
低遅延ゲームモード、iPhoneとの同時接続もできるのでSwithユーザーにもおすすめです。
![](https://digimaroblog.com/wp-content/uploads/2022/04/switch-accessory-best-300x200.jpg)
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