【レビュー】SIGMA 18-50mm F2.8 Xマウント(FUJIFILM用)は最高の万能選手!

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今回紹介のSIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Xマウント(富士フイルム用)は発売を心待ちにしていたレンズ。

なんといってもその性能はポスト大三元レンズと言っても過言ではありません。

ズームでF2.8通しという明るさを持ちながら軽量ボディ、しかも価格もリーズナブル。

買わない理由がないくらいよくできたレンズ。

接写(最短撮影距離12.1cm)から望遠までしっかり仕事してくれます。

早速使ってみましたが、気になる点はあるものの、間違いないクオリティの高さに満足。

愛機FUJIFILM X-S10との組み合わせでレビューしていきます。

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SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Xマウント

ブランド‎SIGMA(シグマ)
製品型番‎18-50mm F2.8 DC DN Xマウント
焦点距離 (広角側)‎18 ミリメートル
焦点距離 (望遠側)‎50 ミリメートル
F値 (広角側)‎2.8 f
F値 (望遠側)‎22 f
レンズタイプ‎18-50mm F2.8 ズームレンズ
35mm換算27-75mm(フルサイズ換算)
レンズ構成‎標準
レンズマウント‎富士フイルム X
付属品‎フード(LH582-02)
フロントキャップ(LCF-55 Ⅲ)
リアキャップ(LCR-XFⅡ)
サイズ7.62 x 5.08 x 5.08 cm
重さ285g
発売日2022年12月2日

すでにソニーEマウント用、ライカLマウント用は発売されていました。

今回待望のXマウントがラインナップに。

ズームしても明るさが変わらないのが魅力

望遠から接写までF2.8という明るさが変わらないのはかなり便利。

通常のズームレンズは、望遠側はF値が高くなります。

F値とは「絞り」のことで、F2.8はズームレンズとしては明るい方。

このF値が低くいほど、レンズを通る光が多くなり明るい画になります。

ピントの範囲(被写界深度)もF値に左右され、高いとピントが広く合いやすくなり、低いほうが狭くなりボケが発生しやすくなります。

単焦点レンズはもっと明るい(F値が低い)ものがありますが、ズーム機能はありません。

つまり望遠にしても明るく、そしてボケる写真が撮れるこのレンズは、かなり使い勝手がいいということです。

軽さも魅力

似たようなレンズに富士フイルムを代表する大三元レンズのひとつ XF16-55mmF2.8 R LM WRがありますが、とにかく重い。

サイズが10.6 x 8.33 x 8.33 cm、重さが660gとかなり重量級。

重さ約465gの愛機X-S10に装着すれば、めでたく1kgオーバー。

それに比べSIGMA 18-50mm F2.8 DC DNなら284g(カタログ値285g)

めちゃめちゃ軽いし、小さい。

普段使いにも旅行にも、こだわらなければコレ1本で済ませることが可能。

ズーム回しが反対

ズームは手動、反時計回りで、純正レンズとは逆操作なので注意が必要。

とはいえ、すぐ慣れるのでそこまで気にすることはないです。

手動操作は、ズームリングと手前のフォーカスリングのみ。

広角側がもう少し

18-50mmというズーム幅ですが、35mm/フルサイズ換算だと27-75mm。

広い画を撮りたいならフルサイズ換算で広角側は24mmは欲しいところですが、27mmでも困ることはありません。

iPhone14シリーズのメインカメラはフルサイズ換算で24mm相当。

手ブレ補正

リーズナブルで高性能なSIGMA 18-50mm F2.8 DC DNですが、弱点もあります。

それは、手ブレ補正が内蔵されていないこと。

手持ちの富士フイルム X-S10は手ブレ補正が内蔵されているので、今のところ撮影に影響はないです。

動きながらの動画撮影だと、ジンバル等を使うなど対策が必要かも。

FUJIFILM X-S10に装着

小型のミラーレス一眼、「X-S10」によく似合ってます。

 レンズフードも付属。地味にありがたい。

レンズフードを付けると、やはり大きさを感じます。

レンズ自体に凹凸が少なく、かなりスマートなイメージのレンズ。

FUJIFILM X-S10とレンズSIGMA 18-50mm F2.8 DC DNの組み合わせは755gと軽量セット。

撮影に持ち出す場合、軽量というのはかなり重要。

どんなに性能が良くても、重いというだけで連れ出すのが億劫(おっくう)になります。

愛機FUJIFILM X-S10のレビューはこちら


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作例

すべてJPG出し。

ブログ用に圧縮してるので荒くなってます。

素人撮影でISO4000のものとかありますが、ご容赦を。参考程度にしてください。

ISO4000, 75mm, F8.0, 1/150s

さくら餅と抹茶わらび餅。

ISO 500, 75mm, F2.8, 1/150s

椿の花

ISO500, 75mm, F2.8, 1/150s

暗い林の中でも、明るさが保てるのは嬉しい。

ISO160, 27mm, F8.0, 1/180s

竹林

ISO4000, 75mm, F8.0, 1/150s

苔の生えた土手

ISO160, 75mm, F8.0, 1/150s

逆光での撮影

ISO160, 75mm, F8.0, 1/250s

木製ベンチ

ISO2500, 75mm, F2.8, 1/150s

鍵盤はボケ感がわかりやすい

ISO160, 70mm, F8.0, 1/420s

空の青さが結構気に入ってます。

ISO6400, 63mm, F2.8, 1/20s

最短撮影距離は12.1cmとかなり寄れるのも魅力のひとつ。

色合いがなんだか富士っぽくて好き。

富士ユーザーならSIGMA 18-50mm F2.8 はおすすめ

SIGMA 18-50mm F2.8 を手にしてまだ数日ですが、もう手放せないレンズになりました。

F値が固定なので、ちょっとズームしたり、引いたりしたときでも、いちいち他の設定を変えなくても同じ写真が撮れるのはかなりうれしいポイント。

何よりもこの性能で価格が大三元レンズ XF16-55mmF2.8 R LM WRの半分以下。

手ブレ補正は付いていないので、カメラ本体に手ブレ補正が内蔵されたものと組み合わせると良いでしょう。

気になる点は、暗めのシーンではオートフォーカスがちょっとあまいところ。

弱点を知っていれば対処できないこともないので良しとします。

  • レンズの価格を抑えて少しでも良いボディを買いたい
  • 接写、ポートレート、望遠をこなせる欲張りレンズが欲しい
  • 旅行に持っていくレンズは1本にしたい

そんな方には、特におすすめのレンズです。

気になったら製品ページをチェックしてみてください。

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