水拭き・自動ゴミ収集ステーション付きで全部入りのロボット掃除機『SwitchBot S1 Plus』の紹介です。
ルンバシリーズで一気に認知度が高まったロボット掃除機も、格安なものから超高級品機種まで様々なメーカーから発売されています。
迷ったらルンバなのか、それとも日本メーカー製なのか、正直どれを買うのが正解なのか悩みます。
今回紹介するSwitchBotのロボット掃除機『S1 Plus』は、スマートホーム化をすすめたいユーザーにはイチオシの製品。
- スマートホーム機器を扱うSwitchBot社の他製品との連携
- スマホから、遠隔操作や掃除のスケジュール管理ができる
- Google Home、IFTTT、Siri、LINE Clova、アレクサなど音声アシスタントとの連携
- Works with Alexa公式認定
それでは、じっくりレビューしていきます。
お急ぎの方は、目次の中から必要な情報をクリックしてください。
※この記事は一部プロモーションを含みます。
SwitchBot S1 Plus製品詳細
同梱品
- メインユニット×1
- 自動ゴミ収集ベース×1
- サイトブラシ×1
- モップ取付ブラケット×1
- モップ×1
- ダストバッグ×3
- 小型メンテナンスツール×1
- 防水シート×1
- 取扱説明書
ダストパックはおよそ70日間交換不要なのに、予備が2つも付いてくるのはうれしい。
サイズ
メインユニット | 3.4*3.4*9.5 cm 重量:約3.06kg |
自動ゴミ収集ベース | 22*18*38 cm 重量:約3.65kg |
製品スペック
製品名 | S1 Plus | S1 |
マッピング/走行方式 | LiDAR SLAM | LiDAR SLAM |
バッテリー | 5000mAh 最大250分間 | 3200mAh 最大140分間 |
回避高度 | 2cm | 2cm |
吸引+水拭き | 可能 | 可能 |
ダストボックス容量 | 350ml | 360ml |
水タンク容量 | 300ml | 340ml |
ゴミ収集ベース容量 | 4L | – |
最長稼働時間・面積 | 250分間 (3~5LDK/250㎡) | 140分間 (2~3LDK/140㎡) |
吸引力の設定 | 4段階 | 4段階 |
吸引力 | 最大2700pa | 最大2700pa |
騒音 | 59 – 65db | 59 – 65db |
水拭きの強度設定 | 3段階 | 3段階 |
遠隔操作 | 可能 | 可能 |
バーチャルウォール | あり | あり |
外観
メインユニット(ロボット掃除機)
本体は34cm×34cmと、ロボット掃除機としては一般的な大きさ。
物理ボタンは、電源/スタートボタンと充電ボタンが上面に配置。
真っ白いボディは、マット加工されていて落ち着いた印象。
中央のおへそみたいな部分に空間認識LDSセンサー(LiDAR)が内蔵されてます。
底面には段差センサーが3箇所。
本体の移動を支える両輪のメインタイヤ。
舵を取るユニバーサルホイールは取り外し可。
中央のローラーブラシも取り出してメンテナンス可。
ホコリが溜まった部分は左上のサイドブラシがかき集めて収集。
ローラーブラシ部分はツメを押し込むとかんたんに外せるのはうれしい。
髪の毛が絡まったりするとパフォーマンスが落ちるのでローラーブラシ部分も定期的に清掃したほうがいい。
水タンクとモップユニットは、かんたんに引き出せます。
部品の取扱説明シールが貼ってあってメンテナンス箇所もわかりやすい。
モップの取り外しもフィルターの掃除も、かんたん。
モップの取り付けだけは、マジックテープに邪魔されてちょっと面倒。
慣れれば大丈夫かも。
サイドに主電源があります。まずはここから。
自動ゴミ収集ベース
横幅22cm 奥行き18cm 高さ38 cm。
4Lのゴミ収集能力がある割にはコンパクト。
底面には、4箇所の滑り止め。
ロボット掃除機との充電接点が2箇所、
中央下が、ゴミ収集口。
トップのフタを開けると、ゴミ収集パックがお目見え。
パックの交換は、厚紙の部分を差し込むだけ。
フタ裏に交換時の説明図があるので、説明書をいちいち開かなくてもわかりやすいのはグッド。
交換部品のダストパックやモップなど、アマゾンでもかんたんに手に入ります。
トップにSwitchBotのロゴ。
背面は、コンセントと排気口。
シンプルな外観は部屋のインテリアを壊さないので好きです。
どんな部屋でもマッチしそう。
設置場所
最適な設置場所は、説明書に書いてあるとおり、両サイド1m、前方1.5mの空間が必要。
背面は壁にぴったりくっつけるようになってます。
設置場所選びは、ロボット掃除機を導入する上で悩むポイント。
でもあまり神経質にならなくても大丈夫。
ボクの家でも、こんな場所はリビングのど真ん中くらいしかないのですがなんとかなります。
ということで、リビングにある昇降デスクの下に設置。
説明書通りではありませんが、前方1.5m以上、右側1m以上、左は20cmの空間を確保。
今のところまったく問題なし。
これまで他のロボット掃除機も2方向の空間を確保していれば、OKでした。
ゴミ収集ベースの設置が完了したら、コンセントを繋いで水濡れガード用の下敷きをセット。
同価格帯のNeabot Q11と比較。
S1 Plusがスリムでスッキリしたイメージ。
Neabotのゴミ収集容量 2.5Lに対しS1 Plusは4.0L。
起動と本体セッティング
まず、必要なのは、スマートホンが接続されているWi-FIが2.4Ghz帯であるかどうかの確認。
デュアルバンドのルーターなら5GHz帯への自動接続を一旦解除して、2.4Ghz帯に接続します。
SwitchBot製品を使ったことがなければ、まずApp StoreやGoogle PlayでSwitchbotアプリをダウンロードしておきましょう。
アカウント登録まで済ませておけば事前準備はこれで完了。
続いてロボット掃除機本体。
サイドの主電源をONにしたら充電ボタンと電源/スタートボタンを同時に長押し。
アラーム音とともにアナウンスがあるのでスマホでセッティングを開始。
Switchbotアプリからデバイスの追加を行います。
デバイス一覧の「ロボット掃除機S1 Plus」をタップ。
アプリのアナウンスに従って設定していきます。
途中S1 Plus本体と直接つなぐよう求められるのでスマホのWi-Fi設定から指定のIDをタップして接続。
問題なければ、あとは勝手に接続の成功まで進みます。
よくある失敗は、2.4Ghz帯での接続作業なのに、途中5Ghz帯に自動接続されてしまうこと。
これを防ぐためにも、デュアルバンドルーターを持っている方は、5Hz帯への自動接続をOFFにしておきましょう。
アプリの機能
SwitchBotアプリ内ではS1 Plusのすべての機能を設定できます。
掃除のモードは細かく選べて、掃除中でも変更可能。
清掃開始/停止、モップの水分量、吸引力、マップの編集、やれることは多いです。
右上の歯車マークから、情報の確認と基本設定が可能。
アナウンス音声は、初期状態80%となっていてかなり大きいので注意してください。
おやすみモードで音声を制限することもできます。
衝突防止モードとカーペットモードは部屋の環境に合わせて使いましょう。
掃除スタート
ますは、アプリの「清掃」をクリックでかんたんスタート。
開始4分ほどで、部屋の大まかな形を把握。
高性能LDSセンサーと4コアチップのおかげ、かなり速いです。
マップは3Dでも2Dでもお好みで表示を切替可能。
最後まで部屋の清掃が完了すると、マップの作成も完成。
掃除した面積、所要時間、前回の走行経路など確認可能。
ペットエリアや観葉植物など、掃除してほしくない禁止エリアの設定もできます。
マルチマッピング機能も備えているので、2階や別棟など、マップごとに保存、切り替えが可能。
掃除が完了すれば、iPhoneにはもちろん、Apple Watchにも通知がきます。
一度掃除の完了したマップ画面では、指定エリアの作成、エリア分割、エリアの名前編集ができるようになります。
エリア分割しておくと、スポット清掃的な使い方もできるのでおすすめ。
マップ画面では、右下の詳細から消耗品の使用状態の確認ができるので、パーツの購入の目安にもなります。
清掃データも蓄積されていきます。
掃除のスケジュール、シーンを作る
SwitchBotアプリでは、自動で掃除をしてくれるスケジュールを作成できます。
ボクはいまのところ週3回、午前0時に清掃作業をするように設定してあります。
このシーン作成機能はSwitchbotのHub miniを使っての設定。
もちろん、Hub miniを持っていなくてもS1 Plusのメイン画面(マップ画面)からスケジュール設定可能です。
他にも、SwitchBotの他製品と組み合わせることで「外出したら掃除をはじめる」なんていうシーンの作成もできます。
SwitchBot製品でスマートホーム化をすすめるなら、ハブ製品は必須。
ボクの使ってるHub Miniは安いし、スマートホーム化をすすめるならおすすめ。
音声アシスタントと連携
様々な音声アシスタント(Google、アレクサ、IFTTT、LINE Clova、Siri)と連携可能。
アレクサとの連携もスムーズ。
細かく指示することはできませんが、掃除のスタートや終了を音声で指示できます。
実際の掃除
稼働してまず思ったのは、「意外と静か」
ほかのロボット掃除もいくつか使いましたが、格段に静かです。
もちろんハイパワーモードではなく、通常運転モードでの話。
テーブルや椅子の間も、しっかり空間認識して進んでくれます。
玄関からも、落下しません。すばらしい。
気になるところ
玄関マットで昇降能力の検証。
1.5cm程度のマットなら難なく乗り越えていきます。
2cmまでの段差は昇降可能。
厚みのあるマットからの段差+玄関の段差+コーナーで、ほぼ確実に身動き取れなくなってエラーになります。
これは今まで試したどのロボット掃除機もクリアできないですね。
2輪駆動なのが大きい要因。
対策としては、薄い玄関マットに切り替え、または玄関にマットを置かない。
今使ってる厚手の玄関マットは、お気に入りなのでちょっと残念かな。
デスクの脚に乗り上げるくらいは、自分で判断して無理ならバックして回避してくれます。
3回乗り上げて3回自力でバックしてリカバリー。
Switchbot S1 Plusはおすすめできる?
- SwitchBot製品との連携で様々なシーンに合わせて自動化
- Works with Alexa認定製品だからアレクサとの連携が安定
- Google Home、IFTTT、Siri、LINE Clovaにも対応
- 掃除+水拭きが可能
- 70日間ゴミ捨て不要
- LiDARセンサー搭載で空間認識とマッピング性能が高い
- 5000mAhの大容量バッテリー
- スマホアプリですべての操作、設定が可能
- 落下防止センサーが優秀
- 静音設計
- モップの自動洗浄、自動乾燥機能は無し
- モップがセットしづらい(慣れの問題かも)
- ロボット掃除機全般、床に物を置きにくい
SwitchBot S1 Plusは特に不満のないロボット掃除機。
Switchbotのハブ製品を持っている、または導入予定なら間違いなくイチオシの製品。
モップはマジックテープが邪魔でセットしづらい感じはありましたが、気になる点はそれくらい。
デメリットで取り上げたモップの自動洗浄、乾燥付きは現状15万円以上のクラス。
価格を考えれば十分。
家族で使うなら、物理リモコンキーがあってもいいかなとは思いますが、遠隔操作が可能なので、Hub Miniや見守りカメラとの連携で補えます。
最後に、初めてロボット掃除機を導入予定の方へ、購入者は2パターンに分かれます。
ロボット掃除機を稼働させるには、床においていた服や子供の玩具を片付けなければいけません。
がんばってキレイにするから嬉しい人と、片付けるという脅迫観念に駆られるのが嫌な人。
ボクは床に物を置く習慣がなくなったのでよかったと思ってます。
気になったら、SwitchBot S1 Plusをチェックしてみてください。
より小型で高性能、静音設計、K10+はこちら
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