SONY WH-1000XM4をBOSE NCH700と音質比較レビュー

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ソニー WH-1000XM4 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンをBOSEと比較レビュー

2年ほど前からBose ノイズキャンセリングヘッドホン 700Cの愛用者で飛行機や新幹線のお供として非常に気に入って使っていました。

ただ,ガジェットのレビュアーとして,評価の高いWH-1000XM4もしっかり聴いておいたほうが今後の検証のためにも間違いないだろうというこで,今更ながら購入。

もともとは一世代前のWH-1000XM3を使用していて,そこからさらに進化してるということで性能の高さはよくわかっていました。

今回は,SONY WH-1000XM4とBose Noise Cancelling Headphones 700の音質,性能を比較して実際のところ使いやすいのはどちらなのか検証していきます。

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ソニー(SONY)
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ソニー ノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4製品詳細

メーカーSONY(ソニー)
型式密閉型
ドライバーユニット40mm ドーム型
CCAWボイスコイル
充電時間約3時間(フル充電)
※1.5AのACアダプター使用時
充電方法USB-C 充電
電池持続時間
(連続再生時間)
最大30時間(NC ON時)
最大38時間(NC OFF時)
電池持続時間
(連続通話時間)
最大24時間(NC ON時)
最大30時間(NC OFF時)
電池持続時間
(待受時間)
最大30時間(NC ON時)
最大200時間(NC OFF時)
周波数特性4Hz-40,000Hz
音声入力端子ステレオミニジャック
通信方式Bluetooth 5.0
最大通信距離見通し距離 約10m
Bluetooth・A2DP
・AVRCP
・HFP
・HSP
対応コーデックSBC, AAC, LDAC
伝送帯域(A2DP)・20Hz – 20,000Hz
(44.1kHzサンプリング時)
・20Hz – 40,000Hz
(LDAC 96kHzサンプリング時)
重量252 g(実測)
442 g(ケース・付属品込)
付属品・充電用USB-C to Aケーブル
・キャリングケース
・航空機用アダプタ
・有線ステレオケーブル(1.2m)
・取扱説明書/保証書

モバイルケースには充電ケーブル,有線ケーブル,航空機用プラグそして本体を収納可能。

最近はめっきり使う機会が少ないですが,航空機用のプラグまで付属しているのはうれしいです。

イヤーパッドは柔らかくて,goodです。

ヘッドバンドのクッションはイヤーパッドより硬めですが,装着してみると圧迫感もなく心地よいです。

装着の向きを間違えないよう,赤マークがR(右)グレーマークがL(左)。

視認性はまずまずです。

下部には左にイヤホンジャック,右に充電用USB-Cポート。

物理ボタンは左耳に2つ。

WH-1000XM4物理ボタン操作


・電源ボタンは長押しでON/OFF
・上側のCUSTOMボタンは,基本セットがノイキャンと外音取込み,通常モードの切替

※電源が入っている状態だと横にあるインジゲータ=が光ります。

右側のイヤーカップ部分ではタッチ操作が可能。

WH-1000XM4 スワイプ操作一覧

・ダブルタップ:再生/通話ONOFF,音量調節,曲送り戻し。
・スワイプ上下:音量調整
・前にスワイプ:次の曲へ
・後ろにスワイプ:前の曲へ


充実した機能と高性能アプリ

アプリと連動した多彩な機能は,他社を圧倒しています。

カスタマイズ機能

・アクティブサウンドコントロール(場所や行動を自動で検知してノイズキャンセリングの強さなどを制御)
・マルチペアリングの有無や登録機器の選択
・自動電源ON/OFF(はずした状態が一定時間で電源OFF)
・装着感知機能のON/OFF(感知して再生停止)
・スピーク・トゥ・チャット(ユーザーが声を出したら外音取込みモード)
・イコライザーカスタム
・DSEE Extreme(CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリング)

ここが残念

アクティブサウンドコントロールは,ふと歩いたり,止まったりでも発動するので,そのたびに聴き入っている音楽が途切れるのはイヤです。私はOFFにしてます。

LDACと有線モード

ハイレゾ音源相当のLDACに対応しているのもWH-1000XM4の魅力。

もちろんスマホ本体とミュージックアプリの音源がLDACに対応している必要があります。

今回使用したのは,XiaomiのMi 10 Lite 5G。

設定が完了し接続すると専用アプリにLDACのアイコンが表示。

アプリ側で必要なのは,接続を『音質優先』に設定することと,忘れていけないのがマルチポイント接続をOFFにすることです。

2台接続した状態では,ハイレゾ音源は聞けないので,注意しましょう。

androidスマホのBluetooth一覧にもLDACコーデックが表示。

LDACの音質

Amazon Music HDで聴いてみました。

さすがハイレゾ相当,ノーマル音源よりも解像度は格段に上がります。

ただし,高音質モードだとBluetooth接続の安定性が落ちてしまうため,使うなら移動の少ない室内での使用が安心。

雑音の多い電車の中でLDACにしても(私は)正直わかりません。

今日は音楽を聴く!という日に合わせてコーデックを切り替えるのが良いですね。

有線接続

もちろん,遅延もありませんし,音質は無線よりも良いのですが,有線接続の良いところは電源OFFで使えるところ

充電忘れた!とか,あと何時間使用できるか,なんてことを考えなくて済むのです。

電源を入れないと有線で音が聞こえないという仕様のヘッドホンも多いので,これは利点といっていいですね。

イヤホンジャックのないiPhoneと接続するにはLightningから3.5mmジャックに変換してくれるケーブルが必要になります。

私が所有しているのはELECOM製のもの。

Apple純正品もありますが,黒いステレオケーブルに白色が浮いてしまうので,私はエレコムの変換ケーブルを使用しています。

音声通話にも対応しています。

比較Sony WH-1000XM4 vs Bose Noise Cancelling Headphones 700 

外観

WH-1000XM4はオーソドックスな形。未来感があるのはBOSE NC700。

ヘッドバンドのアームの調整は,SONYが使いやすい

BOSEはアイディアとデザインはいいのですが,アームの調整に常に両手が必要なため面倒。


ケース

ケースはBOSEが少し大きめですが,その分薄いのでバックパックに入れたりするのは楽です。

BOSE NC700はレザー調でかっこいいです。

SONY WH-1000XM4のケースはファブリック生地,落ち着いた印象で好感が持てます。

音質

画像はBose Noise Cancelling Headphones 700

音質はWH-1000XM4の方が音の輪郭がしっかりしていて音楽や映画への没入感が高いです。

以前使っていたWH-1000XM3よりも明らかに性能が向上

いわゆるドンシャリではなく低音,高音,中音すべてがフラットで,自然な音の広がりが気持ちよく耳を包んでくれます。

高音の伸び,低音の沈み込み,ボーカルの聞き取りやすさ,どれも高いレベルで実現しています。

またDSEE Extreme機能で,AACやSBCコーデックの高音域を補完し,ハイレゾ相当にアップスケーリングしてくれるので,LDACの聴けないiPhoneでも,よりクリアなサウンドを楽しめます。

BOSE NC700は,どちらかというとまろやかな味付け。

聴いている音が仕事や勉強のじゃまをしないように配慮している感じ。

機内で仕事をしている人がBOSE NCH700やQC35などを装着しているのをよく見かけます。

ただ,両機種ともイコライザーである程度自分好みの音にカスタマイズ可能です。

ノイズキャンセリング・外音取込み機能

ノイズキャンセリング性能は同等です。どちらも電車・飛行機などの低域,高域の雑音をしっかり取り除いてくれます。

外部音取り込み機能はWH-1000XM4の方が聞き取りやすいです。

取り込まれる音をかなり大きく再現します。少しデジタルっぽい?

通話品質,マイク性能はBOSEの方がほんの少し自然でした。

どちらもクリアな声を届けてくれます。

装着感

頭の大きさなど個人差があるので,良い悪いはいえませんが,私はWH-1000XM4の方が締め付け具合も優しく耳の収まりも良かったです。

ただし,イヤーカップはBOSEの方が大きいので大柄な方はSONYよりBOSE NC700の方が収まりがいいかも。

WH-1000XM4に乗り換えるのか?

今回,WH-1000XM4をBOSE NC700と性能比較しながら検証しましたが,想像以上に良いワイヤレスヘッドホンでした。

音質もワイヤレスとしては十分で,解像度の高さからくる没入感と音の楽しさを感じることができます。

アプリの機能,本体の操作性も完成度が高くXM3からかなりの進化。

イマイチな残念ポイントは,途中でも触れましたがアクティブサウンドコントロールは,すごい機能だけど要らないです。

聴いてる音楽がプツッと一瞬切れて切り替わるのは違和感が。

もうひとつは,3万円以上するのに,全面プラスチック感が漂ってるのは所有欲が満たされない感じがしました。

と残念ポイントも上げましたが,2021年現在,販売されているノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドホンの中ではトップクラスの性能です。

購入してがっかりすることはないでしょう。

私は仕事しながら聴くことが多いので,音質柔らかめのBose Noise Cancelling Headphones 700も使いながら,音楽を楽しみたいときはSONY WH-1000XM4を活用するスタイルでしばらくやっていこうと思ってます。

新型WH-1000XM5が発売されました。こちらでレビューしています。

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BOSEのNCH700はAirPods Maxとも比較しています。

ソニー WH-1000XM4 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンをBOSEと比較レビュー

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