【レビュー】ZTE Sora BE3600 Pro|1万円以下でWi-Fi 7 + 2.5G WAN搭載の”価格破壊”ルーター

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【レビュー】ZTE Sora BE3600 Pro|1万円以下でWi-Fi 7 + 2.5G WAN搭載の"価格破壊"ルーター

「次の光回線、2Gbpsプランにしたいけどルーターに2〜3万円は出したくない。」そんな本音、わかります。

2026年3月、ZTEからそのジレンマをバッサリ解決するルーターが登場しました。ZTE Sora BE3600 Pro。実売価格は9,980円。それなのに最新のWi-Fi 7に対応し、2.5Gbps WANポートまで搭載しています。

本記事では、実機を実際に使った筆者が、徹底的に掘り下げ、誰に向いていて誰に向いていないかをはっきりさせます。

それでは早速レビューしていきます。

本記事は製品提供を受けたプロモーションを含む記事です。
 ただし、メリット・デメリットを含む製品に対する感想は実際の使用に基づきます。

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そもそもZTEってどんな会社?

Amazonより引用

「ZTE(ゼットティーイー)」という名前、ルーターやスマホを調べているとよく目にしますが、「バッファローやTP-Linkと比べて聞き馴染みがない…大丈夫?」と感じる方も多いと思います。結論から言えば、知名度は低くても、実力は折り紙付きのメーカーです。

実は「街の通信インフラ」を支えてきた会社

ZTEは1985年に中国・深圳で創業した通信機器メーカーで、今年で創業40年になります。

ピンとこない方も多いと思いますが、実は私たちの身近なところにZTEの技術は使われています。たとえば、ソフトバンクのポケットWi-Fiを使ったことがある方なら、すでにZTE製品を使っている可能性が高いです。日本の携帯キャリアや海外の通信会社が、自社のネットワーク設備やサービス用端末をZTEから調達しているケースが多いのです。

「街で使われている通信の裏側を支えているメーカーが、家庭向けルーターも作っている。」そう理解すると、技術力への安心感が少し変わってくるのではないでしょうか。

「格安だから技術力が低い」は誤解

ZTEの製品を見ると、同じスペックの他社製品より価格が安いことが多く、「安かろう悪かろうでは?」と思う方もいるかもしれません。

ただ、ZTEは5G基地局の分野で世界シェア1位を3年連続で獲得しているメーカーです。5G基地局というのは、スマホが5Gにつながるための「電波の発信塔」のようなもの。これを世界中の通信会社に納めているということは、世界レベルで通信品質と安定性を認められているということを意味します。

セキュリティ面は安全?

ZTEが日本でコンシューマー向けのWi-Fiルーター市場に本格的に参入したのは、2025年のことです。まだ日が浅いため知名度が低いのは当然のところですが、すでにソフトバンク等での実績があるブランドです。

ルーター自体も、最新の暗号化規格(WPA3など)に対応し、一般家庭での利用において十分なセキュリティ性能を持っています。

どうしても心配な方は、リモート管理機能など、外部からルーターの設定を変更できる機能はオフにしておくのが良いでしょう。

ZTE Sora BE3600 Pro 基本スペック一覧

ZTE Sora BE3600 Proの外箱
項目詳細
Wi-Fi規格Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)/Wi-Fi 6・5下位互換あり
最大通信速度(合計)約3,600Mbps
5GHz帯最大2,882Mbps
2.4GHz帯最大688Mbps
チャネル帯域幅最大160MHz
WANポート2.5Gbps × 1
LANポート1Gbps × 2
アンテナ内蔵型(5GHz × 3 / 2.4GHz × 2)
プロセッサ独自開発デュアルコアチップ
メモリ256MB
最大接続数253台(推奨同時接続:約70台)
メッシュ機能EasyMesh対応
対応機能MLO・IPv6・WPA3
専用アプリZTE Smart Life
本体サイズ高さ182.5 × 奥行124.5 × 幅52mm
重量約260g
実売価格9,980円(税込)

外観

内容物は、以下の通り。

  • BE3600 Pro本体
  • AC電源
  • LANケーブル
  • WiFiカード
  • 取扱説明書ほか

本体側面には何もなくシンプル。

背面にはWPSボタン、LANポート×2、WANポート、電源ポートが整列しています。

上部には何もなく、底面部には電子ガイドのQRコードが印字されています。

本体は255g(実測)と軽量コンパクトボディ。

付属のLANケーブルは「Cat5e」規格ですが、メーカーの検証により、高品質なため2.5Gbpsの通信にもしっかり対応できることが確認されています。そのため、基本的にはわざわざ新しいケーブルを買い直す必要はありません。

ちなみに、今後の生産ロットからは順次「Cat6」ケーブルへと変更される予定となっています。

日本メーカーではありませんが、取扱説明書は、日本語で詳しく解説していて、とてもわかりやすいです。

設置

まずは設置から。

ここでひとつ問題が発生。

我が家では、通信の劣化を防ぐため、なるべくホームゲートウェイの近くにWi-Fiルーターを設置しているのですが、いままでは壁に直付けしていました。

今回のZTE Sora BE3600 Proの設置方法は、据え置きのみ。

応急措置として、簡易な棚を設置。

ZTE Sora BE3600 Proを実証テスト

セッティング自体は、簡単です。WANポート(HGWから)とAC電源をつなぐだけです。

有線接続のものがあれば、LANポートに接続しておきましょう。

筆者の場合は、隣の部屋のサーバーへは有線で接続しているため、中継用のLANケーブルも接続しました。

設定まで無事完了すれば、本体のLEDランプがグリーンに点灯し、すぐにインターネットに接続できます。

設定画面

設定は特に難しい部分はありません。

筆者は、iPhoneのSafariブラウザに管理用IPアドレスを入力して設定画面へ入りました。もちろんパソコンからでも問題ありません。

管理用IPアドレスと、ユーザー名、ログインパスワードは、同梱のWi-Fi情報カードに記載されているものを使います。

初期パスワードは、すぐに置き換えを促されるので、オリジナルのパスワードを準備しておきましょう。

回線がすでに開通している場合は、特に必要な設定はなく、インターネット診断が終われば、即利用可能です。

Wi-Fiの名前とパスワードはお好きなものをセットしましょう。

セキュリティの項目のファイアーウォールは、ONになっているか確認しておきましょう。接続が不安定だったり、自宅サーバーを公開する目的以外は、ONが推奨です。

ZTE Sora BE3600 ProはWPA3にも対応しているので、ファイアウォールON+WPA3有効の組み合わせにしておけばセキュリティ面はかなり堅牢です。

Wi-Fi 7の目玉機能の中でもMLOは特に実用性が高いく便利です。

速度より「安定性」に効く技術なのが個人的にも刺さるポイントで、イメージとしては、

高速道路の1車線 → 複数車線に増やして、渋滞したら自動で別の車線に切り替える

みたいな感じです。

特に恩恵を感じやすいシーンは以下の事案です。

  • オンラインゲーム:一瞬の遅延(ラグ)が勝敗を分けるので、低レイテンシは直結
  • ビデオ会議:話の途中で音声が止まる、映像がカクつく、が減る
  • 混雑した環境:家族全員がWi-Fiを使っていても帯域を分散できる

注意点がひとつあって、MLOの恩恵を受けるには接続する側のデバイスもWi-Fi 7対応である必要があります。とはいえ非対応機種も、特に設定は不要で、これまで通り1帯域で接続できます。

アプリからの設定が簡単

設定方法は、アプリからの方がカンタンです。

同梱のWi-Fi情報カードのQRからアプリの入手が可能です。

子どものセキュリティを強化したい方が必須するペアレンタルロックは、アプリからのみ設定可能です。

前モデル「Sora AX3000」との比較

「Sora」シリーズはZTEの住空間向けミニマルデザインラインナップです。前モデルのWi-Fi 6対応機「Sora AX3000」からどこが変わったのか、表で整理します。

比較項目Sora AX3000(旧)Sora BE3600 Pro(新)
Wi-Fi規格Wi-Fi 6(AX3000)Wi-Fi 7(BE3600)
5GHz帯 最大速度2,402Mbps2,882Mbps
WANポート速度1Gbps2.5Gbps
MLO(マルチリンク)非対応対応

進化ポイント① Wi-Fi 6 → Wi-Fi 7でMLO対応

Wi-Fi 7の最大の目玉はMLO(Multi-Link Operation)。複数の周波数帯域を同時並行で使うことで、従来規格に比べて遅延が大幅に削減されます。ゲームやビデオ通話での「突然のラグ」が起きにくくなる仕組みです。

進化ポイント② WAN側が2.5Gbpsへ

NURO光やauひかりの「2Gbps・10Gbpsプラン」を契約しても、ルーターのWANが1Gbpsでは完全にボトルネックになります。BE3600 Proはここを2.5Gbpsに強化。高速光回線のポテンシャルをしっかり引き出せます。

2Gbpsに対応した光回線は、NURO光、FON光、TRUST光、ライン光などがあります。

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競合モデルとのコスト比較

同価格帯・近価格帯のWi-Fi 7ルーターと並べると、BE3600 Proの立ち位置がより鮮明になります。

比較項目 ZTE
Sora BE3600 Pro
Xiaomi
BE3600 Pro
TP-Link
Archer BE260
バッファロー
WSR6500BE6P
実売価格 9,980円 約11,000円 約14,800円 約21,000円
Wi-Fi規格 Wi-Fi 7 (BE3600) Wi-Fi 7 (BE3600) Wi-Fi 7 (BE5000)※ Wi-Fi 7 (BE6500)※
WANポート
2.5Gbps 2.5Gbps 2.5Gbps 2.5Gbps
LANポート
1Gbps × 2 1Gbps × 3 2.5Gbps × 1
1Gbps × 3
1Gbps × 3
アンテナ数 内蔵5本 内蔵4本 内蔵3本 内蔵6本
強み 1万円以下×2.5G WANの価格破壊。単体コスパNo.1 2.5G WAN搭載。メッシュ構築時のセット買いがお得 2.5GのLANポートも搭載。有線接続も爆速化できる 通信速度(5GHz帯)が最速クラス。国内老舗の安心感
※TP-Link機とバッファロー機はワンランク上のWi-Fi通信速度を誇り、TP-Link機は2.5GのLANポートも備えますが、その分価格は1.5〜2倍以上となります。

1万円を切りながら「2.5G WAN」を搭載しているルーターは、現時点(2026年6月)で相当レアな存在です。
また、本機(Sora BE3600 Pro)は内蔵アンテナを5本搭載しており、同価格帯の他社製品よりも電波の届く範囲(カバレッジ)が広く、通信が安定しやすいという大きなメリットがあります。

スペック構成としてはXiaomiの「BE3600 Pro」と直接競合しますが、電波のカバー範囲と単体でのコストパフォーマンスにおいては、ZTE側に軍配が上がります。

実際に使って感じるメリット

Amazonより引用

✅ 抜群の安定感

Wi-Fi7の本機を2週間ほど使用してみて、あきらかにWi-Fi6よりも安定感があります。

オンラインゲームでのカクつきやフリーズもほぼ無くなりました。テレビのVOD(AmazonプライムビデオやNetflixなど)の操作がかなりスムーズです。

今のネット環境に不満があるなら、Wi-FI7対応の本機に乗り換えを検討する価値があります。

加えて、ZTE独自開発のデュアルコアチップ搭載で、複数台の同時接続にも強い設計になっていて、さらなる安定感を生み出しています。

✅ コストパフォーマンスが文字通り異次元

1万円以下でWi-Fi 7かつ2.5Gbps WANという組み合わせは、ほぼ前例がありませんでした。

「Wi-Fi 7を試してみたいけど人柱になりたくない」という層にとって、これほどリスクが低いエントリーポイントはないと言えます。

✅ 置いても浮かないミニマルデザイン

アンテナが内蔵されているため、外見は白い縦長のスティック。ロゴ以外の装飾はゼロ。

リビングに置いても「いかにもルーター」感がありません。

インテリア重視の方にはかなりポイント高めです。

今回ブラックを提供してもらいましたが、ホワイトもあります。

✅ 軽くてコンパクト、ファンレス静音

重量約260gはスマートフォンとほぼ同等。

ファンレス設計なので動作音は無音。棚の隅に置いても存在感を主張しません。

✅ スマホアプリで完結する設定

専用アプリ「ZTE Smart Life」から初期設定〜ゲストWi-Fi作成〜ペアレンタルコントロール(子どもの利用時間制限)まで無料で管理できます。

ルーターの管理画面にブラウザでアクセスする手間が不要なのは、日常運用を考えると地味に大きいです。

✅ EasyMesh対応でメッシュWi-Fiへの拡張もOK

現在の住環境ではカバーできても、引っ越しや間取りの変化でカバレッジが足りなくなるケースがあります。

EasyMesh対応機器を追加するだけでメッシュWi-Fiに拡張できるため、「後から詰んだ」という事態を防げます。

※他メーカーのルーターと組み合わせたメッシュ接続には非対応。

正直に言うデメリット

❌ 有線LANポートが2ポートのみ、しかも1Gbps止まり

最大のウィークポイントはここです。LANポートは2つしかなく、速度も1Gbpsが上限。デスクトップPC・ゲーム機・NASを全部有線で繋ぎたいヘビーユーザーには明らかに口数が足りません。また、2.5Gbpsで有線接続できるのはWAN側(モデムとの接続)のみです。

有線を複数台2.5Gbps接続したいなら、TP-Link Archer BE260のようにLAN側にも2.5Gbpsポートを持つモデルが必要です。

❌ 縦置き専用でレイアウトの自由度が低い

スタンドが本体と一体化しているため、縦置き以外の選択肢がありません。壁掛けや横置きで設置したい場合は別の機種を検討する必要があります。

❌ 電波の飛距離はアンテナ内蔵の宿命

外部アンテナを搭載したゲーミング特化モデル(例:Inazuma BE7200 Pro+)と比較すると、壁が多い環境や広めの部屋での電波到達距離は一歩劣ります。2LDK〜3LDK程度の一般的な住居なら問題ないレベルですが、100㎡超の大きな家では過信禁物です。

ハイエンドな性能を持つ、Inazuma BE7200 Pro+もレビューするのでこちらもチェックしてください。

まとめ|こんな人に超おすすめ、こんな人は再考を

コスパ抜群のZTE Sora BE3600 Pro
向いている人再考すべき人
回線環境2Gbps光回線を契約している・検討中の人有線で2.5Gbps複数接続したい人(各ポートは1Gbpsまで)
用途主にWi-Fi接続でスマホ・ノートPC・タブレットを使う人多数の機器を有線LANで繋ぎたい人(2ポートまで)
住環境〜3LDK程度の一般的な住居100㎡超の大型住居・鉄筋コンクリートで壁が多い間取り
デザイン感度インテリアに馴染むルーターが欲しい人外部アンテナで最大限の電波出力を求める人
予算感Wi-Fi 7を最安値で体験したい人最高性能を求める人は上位機種を検討しましょう

ZTE Sora BE3600 Proは「Wi-Fi 7入門機」として現時点で最強のコスパモデルです。高速光回線を契約していて有線接続の口数にこだわりがない、というユーザーにはほぼ文句なしでおすすめできます。

1万円以下でこのスペックが手に入る時代が来たことに、素直に驚かされた1台でした。

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【レビュー】ZTE Sora BE3600 Pro|1万円以下でWi-Fi 7 + 2.5G WAN搭載の"価格破壊"ルーター

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