Apple Watch UltraのPVがかっこよすぎて、思わず購入ボタンを押してしまった管理人の『でじまろ』です。
これまでのApple Watchのラインナップは41mmと45mmの2種類。
ケースの材質による価格の幅はありましたが、機能も性能もすべて同じということでアルミケースのベースモデルで十分満足でした。
ところが今回の『Apple Watch Ultra』は新デザインに新機能が詰め込まれていて、アウトドア好きの方だけでなくガジェット好きの方にもたまらない仕様です。
早速試してみましたが、さすがAppleさん、所有欲を満たしてくれる一品に仕上がっています。
個人的なお気に入りポイントは、やはりなんといっても防水性能が上がり、本格的にダイビングに対応したこと。
逆に「うーん…」と少しがっかりしたのは、大画面になった割には、それほど文字が大きくなるわけでもなく、1画面あたりの情報量が多く表示できるわけではないこと。
数日使用したのでまずはファーストレビューいってみます。
Apple Watch Ultra製品同梱品
バンドはオーシャンバンド(ミッドナイト)を選択。
同梱品はシンプル。
- Apple Watch Ultra本体
- USB-C磁気高速充電ケーブル
- 製品説明書、仕様書
説明書がカタログみたいな大きさとクオリティ。
さすが高価なことだけはあります。
充電ケーブルも、通常の樹脂製のものではく、専用の編み込みナイロン製になってます。
Apple Watch Series7以降の機種は、通常の充電速度よりも33%速い高速充電に対応していて、付属のケーブルも高速充電対応。
同時にアルパインループ(スターライト)も購入しました。
製品スペック
Apple Watch Ultra 製品仕様
製品名 | Apple Watch Ultra |
ケース素材 | チタニウム |
画面サイズ | 410 x 502ピクセル |
サイズ | 49 x 44 x 14.4mm |
重量 | 61.3g |
搭載チップ | S8 |
通信 | LTE, UMTS Wi-Fi Bluetooth 5.3 |
外観
右側面のボタンやセンサー
- Digital Crown:防水ロックは回して解除でしたがUltraは長押し解除
- サイドボタン:長押しで緊急通話やメディカルIDの表示、サイレンの実行ができます
- 水深計:40mまでの水深を計測、水温も計測可
- 3マイクアレイ:快適な音声通話をするため、風切り音や雑音の低減もしてくれてます
左側のボタン、センサー類
- アクションボタン:カスタマイズで機能を割り当て可能
はじめから割り当てられているのはストップウォッチ、一発で計測がスタート。
グローブ使用時でも押しやすいよう大きめのボタンサイズが採用。 - サイレン:86デシベルの音量で最大180m先まで届けます
- デュアルスピーカー:通話、Siriのオーディオ品質が向上
- GPSアンテナ:高精度2周波GPSが正確な位置を計測
背面は、ベージュに近いホワイトを基調にしているので柔らかいイメージ。
体と接触する中央のセンサー部分は、今回から更に多機能。
過去の排卵から周期記録を推定してくれるのは、女性にはかなり嬉しい機能ではないでしょうか。
41mm/45mmのApple Watch Series8でも使える機能。
現行のApple Watch Series8、SEと比較
Apple Watch Ultra | Apple Watch Series 8 | Apple Watch SE |
---|---|---|
49mm ケース | 45mm / 41mm | 44mm / 40mmm |
チタニウム | アルミニウム ステンレス | アルミニウム |
49 x 44 x 14.4mm 410 x 502ピクセル | 396 x 484ピクセル 352 x 430ピクセル | 368 x 448ピクセル 324 x 394ピクセル |
常時表示 Retinaディスプレイ 最大2,000ニトの輝度 | 常時表示 Retinaディスプレイ 最大1,000ニトの輝度 | 常時表示なし 左に同じ 左に同じ |
61.3g | 38.8g (45mm GPS) 31.9g (41mm GPS) 51.5g (45mmステンレス 42.3g (41mmステンレス | 32.9g(44mm GPS) 26.4g(40mm GPS) |
S8チップ U1チップ | S8チップ U1チップ | S8チップ – |
LTE, UMTS Wi-Fi Bluetooth 5.3 | 左に同じ 左に同じ 左に同じ | 左に同じ 左に同じ 左に同じ |
100mの耐水性能 | 50mの耐水性能 | 左に同じ |
泳げる耐水性能 ダイビング:水深40m迄 | 泳げる耐水性能 – | 泳げる耐水性能 – |
EN13319認証 ※国際ダイビング規格 | – | – |
水温センサー搭載水深計 | – | – |
IP6X防塵性能 | 左に同じ | – |
MIL-STD 810H準拠 ミルスペック | – | – |
アクションボタンの カスタマイズ | – | – |
最大36時間 低電力で最大60時間 | 最大18時間使用 低電力で最大36時間 | 左に同じ – |
デュアルスピーカー フォーミングマイク3 | スピーカー マイク | スピーカー マイク |
血中酸素アプリ | 左に同じ | 左に同じ |
心電図アプリ | 左に同じ | 左に同じ |
高・低心拍数通知 | 左に同じ | 左に同じ |
不規則な心拍の通知 | 左に同じ | 左に同じ |
心肺機能通知 | 左に同じ | 左に同じ |
皮膚温センサー | 左に同じ | 左に同じ |
排卵推定の周期記録 | 左に同じ | 周期記録 |
緊急SOS | 左に同じ | 左に同じ |
転倒検出 | 左に同じ | 左に同じ |
衝突事故検出 | 左に同じ | 左に同じ |
高重力加速度センサー | 左に同じ | 左に同じ |
2周波GPS(L1, L5) | L1 GPS | 左に同じ |
86デシベルのサイレン 最大180m先で計測可 | – | – |
GPS+Cellularのみ | GPSモデル +Cellularモデル | GPSモデル +Cellularモデル |
ファミリー共有 | 左に同じ | 左に同じ |
124,800円(税込)から | 59,800円(税込)から | 37,800円(税込)から |
Apple Watch Ultraの使い方
オーシャンバンドの取り付け
初めてのバンドなので使い方はいまいちわかってません。
バンドのケース内に使い方が書いてあります。
この留め具が結構大事。
バネ式なので引っ張ってバンドに取り付けます。
このオーシャンバンド、アップルストアのページで見たとき、なんて穴だらけなんだ!と気になってましたが、こういう使い方をするのかと関心させられました。
もちろん、バンドの軽量化や水中で外れにくくするためでもあるでしょうが、実用性と機能性を考慮したデザインです。
ソロループやスポーツバンドと違って、装着のしやすさではなく、アクティビティ中での外れにくさが重視された設計。
ソロループばかり使っていたので、これを毎日腕にセットするのは、少々めんどくさい。
ただ、普段使いには44/45mm用のバンドも使えるので、そこまで心配はしていません。
アルパインループも、留め具が外しにくい。
蒸れにくいのは、肌に当たる面積の少ないオーシャンバンドかな。
バンドは格安のサードパーティー製を狙う手もあります。
こちらはSpigen製のバンド。メタルパーツがカッコいい。
iPhoneに接続
まずiPhoneとペアリングするのはこれまでのApple Watchと一緒。
iPhoneの近くで電源を入れれば自動で認識してくれます。
これまで使っていたApple Watchからデータを移行するのも簡単。
確か昨年、2021年のときは先にSuicaカードをiPhoneに戻してからこの作業に取り掛かった記憶があります。
今回からは移行作業時、勝手に(自動で)iPhoneにSuicaカードが戻されてました。便利になった。
作業完了!
ワンナンバーサービス
これまでGPSモデルしか使ったことなかったのですが、せっかくなのでahamoのワンナンバーサービスを契約。
メイン回線の電話番号をそのまま使えて、iPhoneと離れてApple Watch単体で運用できる便利な契約。
iPhoneのApple Watchアプリ>モバイル通信を設定から、契約までできます。
なんて便利!
「ワンナンバーサービスを申込む」にチェックを入れるだけで契約完了。
すぐに使えます。
契約画面では、dアカウントのID、パスワードが必要です。
確認しておきましょう。
腕に装着
早速腕に装着。
お、大きい…
手首の写真で見るとかなり大きく見えますが、全身ミラーで見てみると悪くないです。
というか最高です。
女性には確かに大きく感じるでしょうが、小柄な人が選んではダメなんてことはないので、気になるなら絶対量販店やアップルストアで試着をおすすめします。
Series7/8と比較
左はSeries7。2022年発表のSeries8と外観はまったく同じ。
比べてみてなんですが、確かに大きくはなったし、文字サイズも大きくなりましたが、そこまで感動はないですね。
もっと劇的な表示サイズの大型化を期待していたのですが残念。
画面端には余白があるので、アプリの改良や専用文字盤の追加でもっと変わるかもしれません。
ケース61g、オーシャンバンド込み96gは、結構ずっしり。
普段使うバンドは45mm用を流用するかもしれないので付け替えてみました。
Series7もUltraも、完全に互換です。ピッタリ。
ちなみにですが、Ultraのディスプレイのほうが白っぽいのは、色が悪いのではなく明るいからです。
直射日光の下でもキレイ。
Digital Crownの大きさはかなり違います。
オレンジのアクションボタンとスピーカーホールも特徴的。
直線的で大きなUltraに比べて、シンプルなSeries 8が都会的でミニマルです。
Apple Watch Ultraだけの機能
アクションボタンの割当
左サイドにあるオレンジの大きなボタンがアクションボタン。
AppeWatchアプリ(iPhone上)またはApple Watch本体の設定から、アクションボタンの押したときの動作を選択できます。
- ワークアウト
- ストップウォッチ
- ウェイポイント
- バックトレース
- ダイブ
- フラッシュライト
- ショートカット
アプリによってはアクションボタンと右側のサイドボタンを同時押しでセカンドアクションを実行できます。
例えば ワークアウトを選ぶと、アクションボタンでスタート、同時押しで一時停止という行動が実行されます。
上記の7つとは別に、アクションボタン長押しで、緊急サイレンを鳴らすこともできます(機能OFFも可)
Apple Watch Ultraだけの文字盤『ウェイファインダー』
デジタルクラウンを上に回すことでナイトモードへ移行。
下に回すと元の表示に戻ります。
ナイトモードは、全表示を赤にすることで暗闇での視認性を上げてくれます。
管理人が思いつく使いどころは、アウトドアや海外への長時間フライトの時くらいですが、むやみに使ってみたくなる機能。
水深計と水温センサー
水深計と水温センサーもApple Watch Ultraだけの機能。
海にいったら画像を追加したいのですが、とりあえずお風呂に入れてみました。
Watch appから設定>一般>自動起動>水中にいるときをONにしていれば水に入れたら、瞬時に水深計が起動。
海が好きな人にはたまらない機能。
ボクはスキンダイビングを楽しむことが多いので水深計は必須ではありませんが、スキューバの方は特にうれしいかも。
ダイビングコンピュータって重いし高価なのです。
Apple Watch Ultra 1台で普段使いもダイビングもできるなら、逆に安いですね。
待ちに待ったダイビングコンピュータアプリが公開されました。
英語ですが、ChromeやSafariなどの翻訳機能を使えば日本語変換してくれます。
サブスク有料版もありますが、水中での深さと時間を得るために使用できるシュノーケリングモードなら無料。
Ultraの最大深度は40mとなってますのいで、一般的なダイビングには対応していると考えてよいです。
ディープダイビングというスペシャリティライセンスを取得していれば40mまで潜水可。
ビギナーなら最大でも12メートルほどなので、Apple Watch Ultraでも余裕の対応です。
スキンダイビングも、もちろん余裕。
※Apple Wach Ultraには100m防水が記載されてますが、あくまで静止した状態で沈めた場合の防水性能。
実際は気圧の変化や、海流、泳ぐときの水圧で100mまでは潜れません。
最大深度40mが記載されているのは良心的。
Apple Watch Ultraは買いか?
防水、潜水性能に特化した製品なので、おすすめかと言われれば、「普通の暮らしには必要ない」となってしまいます。
ただし、ガジェット好きの心をくすぐるギミックがいっぱいの製品なので、欲しいと思えば迷わず手に入れてください。
海好き、アウトドア好きの方には、もちろんおすすめの製品です。
注意点は、専用バンドは過酷な状況でも外れにくい設計のため、装着時にはひと手間かかります。
慣れればそこまで大変ではないです。
日常使いする予定なら慌ててバンドを追加購入するのではなく、まずは手持ちの44/45mm用のソロループやスポーツループバンドも試してみましょう。
サードパーティー製のオーシャンバンド、アルパインループ、トレイルループも安いながら品質も悪くないのでなかなかおすすめ。
今回購入したApple Watch Ultra、個人的にはとても満足、早く海に持っていきたい!
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