
今回紹介するのは新型となったAnker 511 PowerBank、モバイルバッテリーにも使えるUSB充電器です。
以前のモデルよりもコンパクトな形状になり、最大30W(※)というMacBook も充電可能な高出力を手に入れたことで、より使えるシーンが増えました。
※モバイルバッテリー時は最大22.5W
タブレットやパソコンなどを本気で充電したいなら10,000mAhや20,000mAhのものがイイのですが、なにせ重いしデカい。
今回のAnker 511 Power Bankはどちらかというと緊急用モバイルバッテリー。
基本はコンセントに突き刺してUSB-充電器として使用して、あと10分だけ作業時間を延長したい、とか帰るまであと数時間だけスマホを延命したい、などというとき活躍できる製品。
ちなみに前作PowerBank 511のサブ名称はPowerCore Fusion 5000でしたが、今作はPowerCore Fusion 30Wとなっています。
早速レビューしていきます!
製品詳細

サイズ | 約78 x 44 x 31mm |
重さ | 約185g |
入力 | AC入力:100V – 240V ~ 1.5A, 50-60Hz |
USB-C入力:5V = 2.1A | |
出力 | ◎急速充電器として使用時 USB-C出力:5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A / 10V = 2.25A (MAX 30W) |
◎モバイルバッテリーとして使用時 USB-C出力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (MAX 22.5W) | |
バッテリー容量 | 5000mAh |
パッケージ内容 | Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W) 取扱説明書 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) カスタマーサポート |
製品型番 | A1634N11 (ブラック) / A1634N21 (ホワイト) / A1634N31 (ブルー) / A1634N51 (ピンク) / A1634N61 (グリーン) / A1634NV1 (パープル) |
外観

充電状況を確認できる電源ボタンがフロントに配置。
ボディはマットな樹脂部分と、ツヤあり樹脂のツートンカラー。
ツヤあり部分は、指紋と傷が目立ちやすいので、わざわざツートンカラーにしなくてもいいのでは?と思ってしまいます。

ストラップ側にUSB-Cポート。
ストラップは取り外せません。

コンセントプラグは、跳ね上げ式。

iPhone 14と比較するとサイズ感がわかりやすい。
前作Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)と比較


前作の細長タイプからすると、横幅が短くなって、よりコンパクトになった印象。
ストラップが反対側に移動。


出力が20Wから30Wに上がったことも関係しているのか、重さは12gほど増加。


外観の改良点は、ボディ形状だけでなく、コンセントプラグの位置。
横ではなく、縦方向にプラグが付いたことで、充電ケーブルを使用していても他方のコンセントを塞(ふさ)がなくなり使い勝手が向上。

ストラップがUSB-Cポート側に変更されたことで、タテた状態で使用可能になりました。
ちょっとした変更点ですが、カフェなどデスクスペースが小さい場合は便利。
前作の511 PowerBankの記事はこちら。



10,000mAh・3ポート搭載のAnker 733 Power Bankと比較。
さすがに511は小さいが、Anker 733 Power Bankはモバイルバッテリー時30W、USB充電器として最大65Wと高スペック。
どちらを購入するかはユーザーのスタイル次第。
Anker 733 PowerBankの記事はこちら。

充電性能の検証
iPhone

iPhone 14 Pro Maxがバッテリー残量15%の状態で計測。
モバイルバッテリーとしては19W付近の出力でした。
モバイルバッテリーとしての最大出力は22.5Wなので性能をしっかり引き出せていると言っていいでしょう。

USB充電器としても計測してみました。
コンセントに突き刺した途端、26.36Wに出力が上がりました。
iPhone 14 Pro Maxには十分な出力、優秀です。

Switchもついでに計測してみました。
モバイルバッテリーとして使用した場合、12W前後でしっかり充電できていました。
Switchとスマホのモバイルバッテリー兼USB充電器として活躍してくれます。

注意したいのはMacBookの充電。
手持ちのMacBook Air15インチでは、コンセントに接続した状態でも動作できず。
15インチの充電は無理。

Anker 733 Power Bankならモバイルバッテリー時でも充電可。
ただし、M2 MacBook Airは65W以上でなければ高速充電が見込めないため、30W付近での充電は使いづらいかも。
MacBook Air 15インチを使ってモバイルバッテリーとして充電が確認できたのは以下の3つ。
Anker 733 PowerBankとMATECH GanCell 10000は、USB充電器として60W以上の出力が可能。
まとめ

人気の高いモバイルバッテリー搭載のUSB充電器シリーズですが、Anker 733 Power Bankはコンパクト・軽量で外出先への持ち出しもらくらく。
注意点は、パススルー充電ができないことで、接続したデバイスの充電を優先し、本体バッテリーの充電は後回しとなります。
全体的にみると、細かなところが改良され、前作よりも使いやすくなっています。
Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 30W)が気になった方は製品ページをチェックしてみてください。
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