※本記事は、メーカーより製品提供を受けたプロモーション記事です。ただし、内容は筆者が実際に使用して感じた率直な感想をまとめています。
こんにちは、でじまろ(@digimalog)です。
手頃でコスパに優れた製品で人気を集めてきたQCYが、ワンランク上の高価格帯へ本格参入してきました。今回レビューする「QCY H6 Ultra」は、そんなQCYのフラッグシップヘッドホンです。
実際に使ってみたところ、音質・ノイキャンともに完成度は高く、一方で「ここは惜しい」と感じた点もありました。良い点も気になる点も、そのままお伝えします。
コスパのいいヘッドホンを探している方は、ぜひ最後まで読んでもらえるとうれしいです。
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QCY H6 Ultraのスペック


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 6.0 |
| ドライバー | 40mm+13mm デュアルダイナミックドライバー(2ウェイ) |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| ノイズキャンセリング | PureSilenz™ 環境適応型ANC(最大-60dB)/外音取り込み |
| 連続再生時間 | 最大100時間(ANCオフ)/約61時間(ANCオン) |
| 有線接続 | 3.5mm AUX/USB Type-C(デジタルオーディオ) |
| マルチポイント | 最大3台(LDAC使用時は最大2台) |
| マイク | 10基マイクアレイ+AI DNNノイズリダクション |
| 重量 | 約271g |
※スペックはメーカー公表値です。
QCYとは
当ブログでは、何度も製品を紹介していますが、QCYというブランドを知らない方もいるのでは?
ということで少しだけブランドについて紹介です。
QCY(キューシーワイ)は、中国・広東省東莞(とうかん)市に拠点を置く「東莞市意力電子科技有限公司(Dongguan Hele Electronics Co., Ltd.)」が展開する、オーディオ機器およびスマートデバイスのグローバルブランドです。
主な特徴
- 高いコスパ 1,000円台〜5,000円前後の手頃な価格帯でありながら、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み、アプリ連携、マルチポイント接続などの高機能を搭載したワイヤレスイヤホンを展開しています。
- 製造能力と実績 2009年に設立され、Bluetoothイヤホンの自社開発・自社工場での一貫生産を行っています。世界的な出荷台数シェアでも上位に位置する大規模メーカーです。
- 製品ラインナップ 主力である完全ワイヤレスイヤホン(TWS)のほか、オープンイヤー型イヤホン、ヘッドホン、スマートウォッチなども手掛けています。
外観・装着感




アーム部分、カップ部分のパッドはどちらも柔らかく、触れた瞬間に高級感があります。さすが最上位モデルだと感じる部分です。折りたたみにも対応しています。
アーム部分は、スムーズな無段階調整機能。


コンパクトに折りたたむことが可能。旅行時のバッグなど、荷物スペースの少ない時には便利な形態。


ヘッドバンドとカップは、柔らかい低反発素材。高級感あります。




操作はすべて物理ボタンで、専用アプリからカスタマイズできます。


USB-Cは充電だけでなくデジタルオーディオ端子としても使えます。また通常の3.5mmプラグが使えるのもうれしいポイント。


気になったのは側圧です。しっかりホールドしてくれる反面、個人的にはもう少し弱いほうが長時間つけやすいと感じました。このあたりは頭の形や好みで差が出ると思うので、可能なら一度試着してみてください。


実際に使ってみると、2時間ほどで圧迫感を感じました。もう少し側圧が弱いと、長時間のリスニングでも快適に使えると思います。ただ、頭の形によって感じ方は変わるかもしれません。


音質レビュー


全体的なサウンドの傾向
さすがQCYさん、相変わらず、価格以上に高音質です。
中音域(人の声)が強めのチューニングです。その分、音場は広くなく、やや狭めに感じました。ボーカルをしっかり聴かせるタイプです。
- 高音域:刺さることがなく、聴きやすいチューニング
- 中音域:強め。ボーカルが前に出てくるが、柔らかめなので楽曲の邪魔をしません。
- 低音域:量感は控えめ。それでも重低音は出ていて、歯切れが良く気持ちいい
低音をドンと盛るタイプではなく、キレで聴かせるタイプです。長時間でも疲れにくいバランスだと思います。
イコライザーは、ゲイン調整まであり、かなり詳細にカスタマイズできるので、自分好みの音を作りたい人には刺さる機種です。




空間オーディオ


空間オーディオは、いわゆる立体音響というより、カーオーディオでいうDSPと言ったほうが伝わりやすいかもしれません。ホール、スタジアム、ライブハウスといった空間を残響音(リバーブ)で表現するイメージです。
個人的には効果がやや強すぎる印象でした。スライダーで強さを調整できれば、もっと使いやすくなると思います。
リスニングモード
リスニングモードは3種類です。音楽モードが万能で、聴きやすくチューニングされている印象でした。
| モード | 特徴 |
|---|---|
| 音楽 | ノーマルな音を楽しめるモード |
| ゲーム | 低域と高域を強調し、雨音や人の足音などの背景音をより聴き取りやすくし、音の立ち上がり重視のモード。特に高域は体感しやすい |
| 映画 | 低音重視で、迫力がアップするモード |
ここは注意!アプリが刷新


音質や機能のカスタマイズに必須の専用アプリは「QCY audio」です。以前からQCYを使っている方は特に気をつけてほしいのですが、QCYの専用アプリが変更になっているので気をつけましょう。以前のアプリ「QCY」ではH6 Ultraは登録できません。
ノイズキャンセリング・外音取り込み


アダプティブノイズキャンセリング
シーンに合わせて使えるアダプティブANCで、自動でも、好みに合わせた選択でも使えます。アプリからは、次の5つのモードを選べます。
- アダプティブ
- 屋外
- 通勤
- 室内
- 風切り音カット
最大-60dBというだけあって、ノイキャンはかなり強力です。飛行機や電車で不満が出ることはないと思います。
私は基本的に常に最大でノイキャンを使うタイプです。一方で、ノイキャン特有の締め付けられるような感覚が苦手な方は、屋外・通勤・室内とモードを使い分けられるのが便利だと思います。
また、風切り音カットは風の強い日に役立つモードです。扇風機の前で試したところ、風切り音はかなり低減されました。
外音取り込み


外音取り込みでは、取り込みの強さを6段階から設定できます。さらに、これとは別にボーカル(人の声)強化のボタンも用意されていて、さすが最上位モデルという細かさです。ヘッドホンを外さなくても、しっかり会話できます。
ボーカル強化をONにすると、人の声がはっきり聞こえるので、会話目的なら使いやすいと感じました。
ただし、ボーカル強化をONにした場合も、取り込みを最大レベルにした場合も、ホワイトノイズは大きめです。逆に取り込みを弱くすると、こもった音になります。このバランスは悩みどころで、環境に合わせて調整するのがよさそうです。
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マルチポイント接続


最大3台まで同時接続できます(LDAC使用時は2台まで)。多くのヘッドホンが2台までなので、3台対応は明確なアドバンテージです。
私はiPhone、iPad、MacBookの3台で共有していますが、複数のデバイスを使い分ける人にはとてもありがたい機能です。スマホ、PC、携帯ゲーム機で共有したい方にも向いています。
気になった点
電源OFFの長押しが長い
手動で電源をOFFにするとき、長押しの時間が少し長めです。終了サウンドが聞こえるまで4秒ほどかかるので、もう少し短くてもよいと感じました。
自動装着検知がない
ヘッドホンを外したときに音楽が自動で一時停止する装着検知機能には非対応です。1万円を超える価格帯では、あると嬉しい機能です。
付属品
キャリングケースやポーチは付属していません。折りたたんでコンパクトにはなりますが、キズやダメージが気になる方は、持ち運に使うポーチなどを用意したほうがよさそうです。
ちなみに私は、ヘッドホンをすぐ取り出して使いたいので、持ち歩きのときは裸派です。
前モデル「QCY H3S」との違い


| 項目 | H6 Ultra | H3S |
|---|---|---|
| ドライバー | 40mm+13mm デュアル | 40mm+13mm デュアル |
| ANC | 最大-60dB | 最大-56dB |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 |
| マルチポイント | 最大3台(LDAC時は2台) | 最大2台 |
| 連続再生(ANCオフ) | 最大100時間 | 約102時間 |
| 連続再生(ANCオン) | 約61時間 | 約58時間 |
| マイク | 10基+AI DNN | 7基+DNN |
| 重量 | 約271g | 約240g |
| 有線接続(USB-Cデジタル) | 対応 | 対応 |
| 有線接続(3.5mmアナログ) | 対応 | 非搭載 |
※いずれもメーカー公表値です(H3SはQCY JAPAN公式ページを参照)。
QCY H3SもH6 Ultraも「デュアルドライバー」を採用していますが、機能面とチューニングに差があります。
- ノイズキャンセリングの強化:H3Sの最大-56dBから、H6 Ultraは最大-60dBへと消音性能が底上げされています。
- マルチポイント接続の拡張:H3Sが最大2台だったのに対し、H6 Ultraは最大3台に対応しました(LDAC使用時は2台)。
- 3.5mmアナログ端子の追加:H3Sは3.5mmイヤホンジャックを非搭載で、有線接続はUSB Type-Cのデジタル接続(USBオーディオ)のみでした。H6 Ultraでは3.5mm端子が加わり、USB-Cに加えてアナログ接続も使えるようになっています。なお、H6 UltraのUSB-Cデジタル接続は、iPhoneにつないで使えることを確認しました。
- マイク性能の強化:通話用マイクが7基(H3S)から10基(H6 Ultra)に増え、通話時のノイズ分離能力が高まっています。
- 重量:H3S(約240g)に対し、H6 Ultra(約271g)は約30g重くなっています。
一方で、ANCオフ時の再生時間はH3S(約102時間)のほうがわずかに長く、軽さを重視する方にはH3Sも選択肢になりそうです。
まとめ|1万円台の激戦区に挑む、QCYの本気モデル


低価格で人気を集めてきたQCYが、1万円超えの価格帯に踏み込んできた、というモデルです。同社のハイエンドということもあり、音質・ノイキャンを含めて性能は申し分ない仕上がりでした。
おすすめな人
- ボーカルが聴きやすい音が好きな方
- 強力なノイキャン(ノイズキャンセリング)が欲しい方
- 複数デバイスを使い分けたい方
- 1万円程度で音質も性能も妥協したくない方
注意したい人
- 側圧が強めなのが気になる方
- 装着検知機能が必須な方
ただ、1万円を超えると各社の競合がひしめくレッドオーシャンです。ここで勝ち抜くためにも、自動装着検知は欲しかったというのが正直なところです。
とはいえ、ANC-60dB、LDAC、3台マルチポイント、有線対応と、機能面では魅力が詰まった1台でした。
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※本記事は、メーカーより製品提供を受けたプロモーション記事です。


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