Technics EAH-AZ40M2は音質、価格に優れた多機能ワイヤレスイヤホン|AZ80とも比較

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業界からも音質面で高い評価を受けているTechnicsのワイヤレスイヤホンですが、今回購入したのはTechnics EAH-AZ40M2

上位機種には、多くのYouTuberやガジェットブロガーが、23年度総合N0.1ワイヤレスイヤホンとして取り上げているEAH-AZ80があります。

今回購入レビューするEAH-AZ40M2は、AZシリーズでは下位機種にあたりますが、個人的にはシリーズ中ベストバランスなワイヤレスイヤホンでは?と思っています。

  • 1万円台の手の出しやすい価格帯
  • 価格以上の高音質!
  • 他メーカーの追随を許さない3台同時マルチポイント接続
  • ノイキャン・外音取り込みを搭載
  • ケースとイヤホンのデザイン性が高すぎる!
  • 装着感はシリーズ随一
  • ノイキャンはそれなり
  • ワイヤレス充電がない

購入して2週間使い倒したので、上位機種AZ80や同価格帯のSoundcore Liberty 4とも比較しながらレビューしてきます。

目次

製品詳細

同梱品

EAH-AZ40M2イヤホン本体
充電ケース
イヤーピース(XS, S, M, L)
USB-C充電ケーブル
取扱説明書1, 2

製品スペック

製品名EAH-AZ40M2EAH-AZ60M2EAH-AZ80
ドライバー6mm8mm10mm
振動板PEEKバイオセルロースアルミニウム
音質
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント3台3台3台
再生時間
イヤホン本体
約5.5時間
(ノイキャンON、AAC)
約7.0時間
(ノイズキャン ON、AAC)
約7.0時間
(ノイキャン ON、AAC)
再生時間
ケース込み
約18 時間
(ノイキャンON、AAC)
約24 時間
(ノイキャンON、AAC)
約24 時間
(ノイキャンON、AAC)
JustMyVoice※×
コーデックLDAC、SBC、AACLDAC、SBC、AACLDAC、SBC、AAC
アプリ対応対応対応
ワイヤレス
充電
×
実勢価格15,000円(税込)28,000円(税込)37,000円(税込)

※JustMyVoiceとは?
ビームフォーミング技術や音声解析技術などの組み合わせによる、独自の通話音声処理技術テクノロジー。通話中の周囲のノイズと発話者の声を判別し、ノイズを低減することにより、快適な通話を実現する機能。

外観

充電ケース

プラスチック樹脂に特殊塗装をしていて、まるで金属のような仕上がりの外観。

これは、なかなか所有欲を満たしてくれます。

背面側には、USB-Cの充電ポート。

正面の切り欠き部分にインジゲーターが内蔵されていて、色で充電や電源の状態を知らせてくれます。

ケースの開けやすさもグッド。

底面には、製品仕様が印字。

程よい磁石で、イヤホンのつまみ出しもスムーズ。

イヤホン本体

メタリックな輝きが、Technics独特の高級感を生み出していて、ケース同様、チープさは微塵もありません。

内側は、グレーの樹脂。

耳アカの汚れとか気にする方は、グレーが清潔感もありベストですね。

イヤーピースは4種類が付属。

イヤホンの先端はかなり太いので、社外イヤーピースはなかなか見つからないかも。

重さ

片耳4.4gと超軽量。

ケース込みでも39.3g。

AirPods Proよりも全然軽量。これはいい。

使い方

使い方はカンタン。

充電ケースからイヤホン本体を取り出し、ペアリング状態にする。

iPhoneのBluetooth画面のいちばん下段から、Technics EAH-AZ40M2を選択。

接続が完了すればすぐに使えますが、すべての機能を使うためには、専用アプリの導入をします。

専用アプリTechnics AudioConnect

インストール

Technics Audio Connect

Technics Audio Connect

PANASONIC ENTERTAINMENT & COMMUNICATION CO., LTD.無料 posted withアプリーチ

専用アプリTechnics AudioConnectをインストールして開きましょう。

AZ40M2とのBluetooth接続が完了していれば、EAH-AZ40M2のホーム画面が現れます。

カラーはホーム画面で選べるので、自分のAZ40M2の色に合わせておきましょう。

イコライザー

イコライザーはプリセットから選ぶか、自分でカスタムすることができます。

マルチポイント

複数のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能は、1台〜3台で設定可能。

注意点は、ハイレゾ相当のLDACコーデックの場合は1台または2台接続となります。

iPhoneはもともとLDAC接続はできないし、ボクは複数デバイスを使うので3台同時接続を選んでます。

タッチセンサーのカスタマイズ

タッチセンサーは、シングルからトリプル、長押しまで柔軟にカスタマイズ可能。

接続モードの選択

接続モードを音質優先か、接続優先に切替可能。

動画やゲームの遅延を気にする方は、自動ではなく低遅延モードを選ぶましょう。

ノイズキャンセリング・外音取り込み

ノイズキャンセリング、外音取り込み機能は、アプリからも操作可能。

ただし、上位機種EAH-AZ80のように強弱を調整できない。

外音取り込み/アンビエントモードは、環境音を自然に取り込むモードと、会話やアナウンスを強調させるアテンションモードが選択可能。

その他の機能

アプリはかなり多機能で、オートパワーオフの時間設定やアレクサなど音声アシスタントとの連携も可能。

イヤホンの探すにも対応していますが、あくまで左右イヤホンの位置で、ケースごと探すことはできません。

装着感が最高!

装着感はすばらしい!

ボクはたぶん耳があまり大きくないのかもしれませんが、上位機種のEAH-AZ80はちょっと大きいなと感じていました。

それがEAH-AZ40M2はバッチリです。

コンパクトなので耳からはみ出す部分も少なく、安定感抜群

走っても頭を振っても問題なし。

「装着感」に関しては上位機種より、完全にEAH-AZ40M2が勝利(個人の耳の形に左右されます)

SONYのWF-1000XM5に近い装着感

通話性能

品質としては実用レベル。

上位機種には「JustMyVoice」という周囲の環境音を打ち消して音声をクリアに届ける技術が採用されていますが、AZ40M2には搭載されていません。

その分、性能を心配してましたが、結論問題なく通話できました。

風切り音にも強いので、屋外でもクリアな通話が可能。

カナル型はある程度デジタルな打ち消し音があって仕方ないのですが、オープンイヤー型はかなり自然。

音質

音質は15,000円の音ではありません。かなり上質。

音の広がりや迫力といった点では、AZ80には当然およびませんが、音のピュアさはピカイチ

低域から高域までクリアで聞きやすい音

低域は歯切れよく、高域もしっかり抜けてくれます。

アコースティックやボーカルメインの曲は特に気持ちよく鳴らしてくれます。

この価格帯で、音質の良いワイヤレスイヤホンは?と聞かれれば、間違いなくコレTechnics AZ40M2

アクティブノイズキャンセリング

少し残念なのが、アクティブノイズキャンセリング。

これは同価格帯でいうなら、Anker Soundcore Liberty 4以下。

音楽を鳴らした状態なら、十分機能してくれますが、ノイキャンだけで外部の音を打ち消す力はそこまで強くありません。

もちろん、電車内の低音部はしっかり消してくれるので、実用レベルだけど、正直もう少し強いと嬉しかったかな。

外音取り込み/アンビエントモード

コンビニでのちょっとした会話くらいならOK。

さらに会話強調モードを使えば、人の声を聞き取るのは問題なし。

ただ、自分の声がこもってしまうのでここだけは残念ポイント。

実はTechnicsハイエンドのAZ80も自分の声がこもってしまいます。

EAH-AZ40M2に限っては15,000円という価格を考えれば妥当な性能ですが、次回作はもう少し強化してもらえるとうれしい。

AnkerのSoundcore Liberty 4は全部入りワイヤレスイヤホンなのにコスパが良すぎ!

同価格帯ならAnker Soundcore Liberty 4のノイキャン・外音取り込みが上。

最強のマルチポイント接続

3台同時接続のマルチポイント機能は、現時点でTechnicsだけのアドバンテージ。

iPhone, Switch, WindowsPCなど、統一性のないOS間でもしっかりリレーしてくれます。

Switchで遊んだあと、iPadで動画視聴中にiPhoneで電話の着信を受ける、なんてときも大活躍です。

AZ40M2と上位機種AZ80の比較

ブラックはハイエンドのEAH-AZ80ですが、EAH-AZ40M2も十分スタイリッシュ。

実はAZ80は蓋部分が金属になっていて、触ると重厚感があるんですが、パッと見は大きさの違いくらい。

イヤホンもメタリックなスピン加工が施されていてめちゃくちゃカッコイイ。

EAH-AZ40M2の装着感は上位機種EAH-AZ80以上だと思うんです。

小型のティアドロップ型は、圧迫感なくすっぽりと耳に収まってくれます。

EAH-AZ80も装着感はいいのですが、ちょっと大きいんですよね。

耳が小さい方は、EAH-AZ40M2のほうが幸せになれます。

まとめ:どちらを残すかそれが問題

項目別評価点【Technics EAH-AZ40M2】
高音
9.3
中音
9.3
低音
9.3
ノイズキャンセリング
7.8
外音取込み
7.9
機能
9.0
デザイン
10.0
装着感
9.7
コスパ
9.5
総合評価
9.2

今回手持ちのEAH-AZ80の下位機種ということで、興味本位で購入しましたが、想像を超えるクオリティでびっくりしました。

デザイン、装着感、そして音質は、価格以上のもので、かなり気に入ってしまい、EAH-AZ80とどちらを残すか考え中(Apple製品が多いためメインはAirPods Pro)

困ったことにフィット感がEAH-AZ80よりイイんですよね。

ガジェットが多いボクとしては、3台同時接続のマルチポイント機能も高評価ポイントです。

おすすめの機種ではありますが、同価格帯にAnker Soundcore Liberty 4もあるので迷いどころ。

選び方のポイントは以下。

  • ノイキャン、外音取り込み重視ならAnker Soundcore Liberty 4
  • デザイン・音質・3台マルチポイントで選ぶならTechnics EAH-AZ40M2

この記事を読んでTechnics EAH-AZ40M2が気になったら、製品ページをチェックしてみてください。

Anker Soundcore Liberty 4もおすすめ。

15,000円が厳しいのであれば、セール狙いか、Earfun FreePro3も高コスパのいい機種です。

Technics EAH-AZ40M2のコスパがヤバい|高音質な多機能ワイヤレスイヤホン

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