MacBookをはじめとするノートパソコンを選ぶメリットは,なんといってもその機動力。
自宅やオフィスはもちろん、カフェや出張先のホテルなど場所や時間を選ばず持ち出して作業できます。
自宅でも出先でも、MacBook1台で仕事をしている方もいるでしょうし、自宅のメインPCのサブ機として使い分けている方などその使い方も様々。
とても便利なノートパソコンですが、どこでも使えるがゆえに狭いスペースや高さの合わない机や椅子で作業することも多いです。
今回は,Mac歴20年の管理人が、MacBookシリーズをはじめ、モバイルノートPCのより良い作業環境を作り出すための必至アイテム,折りたたみスタンドを紹介。
紹介しているアイテムは、すべて自腹で購入して使ってきたものばかりです。
実際の使用感にもとづいてレビューしてますので、購入するときの参考にしてください。
自宅で安心して使える安定感バツグンの据え置き型やクラムシェルモード用スタンドもあわせて紹介していきます。
ノートパソコン用スタンドを使うメリットは?

みなさんはパソコンでの作業は一日どのくらいですか?
最近はテレワークも多くなりパソコンに向き合う時間が増えた方も多いのではないでしょうか。
一見体力を消耗しない省エネな作業に思えますが,何時間も固まった姿勢でキーボードを叩いて画面を見つめていると,目の疲労はもちろん、手首,背中など、体中に負担はかかります。
そんな痛みや疲れには,必ず理由があります。そのひとつが視線の高さです。
視線の位置が低いと背中や目に負担がくるため、結果的に姿勢が悪くなり、腰痛などの原因となります。
今回紹介するノートパソコン用のスタンドを使う最大の魅力は、視線の位置を上げることで、使用者の姿勢を正し,肩こりや腰痛,目の疲れなどを軽減してくれる効果を期待できます。
これまで日々のデスクワークで蓄積された疲労や腰の痛みに悩まされてきた私も、スタンドを使い、姿勢を正すことでかなり改善しました。
※身体的改善効果は必ずしも現れるものではなく、個人差があります。
身体に負担の少ない理想的な姿勢は以下を参考にしてください。
- ディスプレイよりやや下の目線(スタンドを使わないとかなり下向きになります)
- 顔は40cm以上離す
- 肘は90°以上
- キーボード打つときは腕は机に支えてもらう。
- 足組みしない,足裏は接地。

この姿勢が維持できれば、肩こり・腰痛などの改善が期待できます。
また、ノートパソコンスタンドは、視線を上げて体への負担を軽減する効果だけではありません。
パソコン自体を持ち上げることで、机との間に隙間ができるので、放熱効果も高くなりパソコンの処理性能が向上します。
特にMacBook Airのようなファンレスのノートパソコンは、熱がこもりやすいので、スタンドの使用は効果的です。
ノートパソコンスタンド管理人おすすめBEST3

まずは、管理人愛用おすすめの3台を紹介します。
とはいえ、どの商品がベストな選択なのかは、それぞれのユーザー次第。
自分にとってのベストスタンドは使用環境で大きく異なりますので、参考程度にしてください。
※リンクは製品紹介項目にジャンプします。
- MOFT Cooling Stand
- 折りたたみスタンドの最終形、2段階の角度調整、さらに冷却効果のあるグラフェン素材を使用してあり、上昇する温度からマイナス5℃の効果が期待できます。
- MOFTキャリーケース
- インナーケースとしてもスタンドとしても使えるまさにオールインワン。
- ONED Majextand
- 角度調整が6段階と圧倒的。また金属製のボディは高級感もあり見た目が美しい。
1.最新冷却するスタンド『MOFT Cooling Stand』
おすすめ度 ★★★★★

スタンド探しの終着点といっても過言ではないくらい完成度の高い製品。
軽量で薄型なのはもちろん、デザイン、耐久性が高くグラフェン冷却シートで熱の上昇を抑えます。
ノートパソコンの表面温度を5℃下げてくれるスグレモノ。
パソコンは動画編集などの高負荷の作業をさせているとき本体温度は上昇しがち。
特に排熱ファンのないMacBook Airにとって、熱対策はとても大切。
本体温度の上昇を抑えてくれる『MOFT Cooling Stand』は神です!
サイズ | 170*224*3.1 mm |
重量 | 約92g |
調整角度 | 15°/25° |
耐荷重 | 5.0kg |
洗浄耐性 | 50回 |
貼付耐性 | 100回 |
原材料 | 改良ヴィーガンレザー グラフェンパウダーホットプレート グラスファイバーボード マンガン鋼板 磁石 PUナノトレース接着剤 |

使い方は簡単。背面に貼り付けたら、使いたいときに折りたたんでセットするだけ。

内側を折り込むことで、角度を低めの15°に設定可能。

2025年現在も、めちゃくちゃ愛用してます。
メリット・デメリットは以下の通り。
- 高耐久ヴィーガンレザーがすばらしい
- 貼り替え回数が格段に向上
- 本体を冷却してくれるグラフェン使用
- 2段階の角度調整
- スタンド収納した状態でのタイピングは、ガタつく

MOFT Cooling Standのレビュー記事はこちらから。

2. MOFT 多機能キャリーケース/ノートパソコンスタンド機能付き
★★★★★ オススメ

インナースリーブケースでありながら、スタンドとしても活用できる、コスパの高い製品。
上質なPUレザーを使っていて見た目もグッド。
スタンドは貼り付けたくない、という方にはおすすめです。
ケースなのに、2段階調整のできる賢いスタンド。
サイズ13インチ用と16インチ用があるので、サイズに合わせたケースを購入可能です。
貼り付けタイプではないので、MacBookにもiPadにも使いたい、という方にも、おすすめ。


スタンド機能は15度と25度にセットできます。


内部にはカードポケット、外側には充電器うあマウスを入れることもできます。
メリットとデメリットをまとめましょう。
- ヴィーガンレザーのクオリティが高い
- 薄いのに仕切り部屋がある(iPad mIniも収納可)
- 2段階の高さ切替ができるスタンド機能が秀逸
- 重さはあるけどノートPCスタンドを持ち歩かなくていい
- 13インチ用としては少しゆとりがある
- インナーケースとして315gは重さを感じる


3.ONED Majextand

おすすめ度 ★★★★★

サイズ | 141mm x 140mm × 1.7mm |
重量 | 約136g |
素材 | ステンレスティール、亜鉛合金、POM製の脚部 |
角度調整 | 6段階・7cm ~ 12cm |
カラー | 5色展開 |
対応機種 | ・全てのApple製MacBook / MacBook Pro ・スクリーンサイズが18インチ以下のノートパソコン(ただし、底面がフラットであるもの) 注:一部Windowsノートパソコンでは使用できない場合があります。 |
MOFTと並ぶ人気のスタンドでYouTubeなどでも紹介されています。

1点だけ注意が必要なのは,何度でも脱着可能な粘着シートを使用しているモデルもある中,Majextandは両面テープで固定するタイプ。
パソコンを変えるときは,両面テープを別途準備して,貼り直す必要があります。
引き出すときは、中央の穴に爪をかけて引き出します。






今回おすすめする貼り付けタイプの中では最も角度調整に幅があり,最も薄い商品。
MOFTと比較すると、製品の耐久性・角度調整の自由度はMajextand、重量だけみればMOFTが勝っています。
長く使っていましたが、冷却機能も付いているMOFTのCooling Standに乗り換えました。
136gの重さを気にしないのであれば、デザイン性、機能性はとても高い商品なので、おすすめです。
ONED Majextandのメリット・デメリットは以下の通り。
- 角度調整が6段階
- 格納時1.7mmは世界最薄
- ステンレスボディは耐久性が高い
- デザイン,カラーが優れている
- 137gと重量がある
- 価格が高い
- 両面テープは剥がすのが大変
レビューはこちら。

直接貼るのが嫌ならスキンシールで保護してその上に接着すると安心。

MacBook Pro&Airにおすすめスタンド8選

それでは貼り付け・持ち運びタイプ,据え置きタイプ順にご紹介していきましょう!
ノートパソコン用スタンド【貼り付け・持ち運びタイプ】
まずは,カフェや旅行先に持ち運べる,モバイル色の強い持ち運び用のスタンドを紹介します。
もちろん,サイズが合えばWindowsノートパソコンにも貼り付けて使用できる製品です。
1. MOFT ノートパソコンスタンド 放熱穴付き(粘着/非粘着)
おすすめ度 ★★★★☆

サイズ | 25cm x 18cm x 0.3 cm |
重量 | 90g |
耐荷重 | 8kg ※15.6インチまでのPCに対応 |
素材 | ポリウレタン |
角度調整 | 15°または25° |
通常のMOFTに改良を加えたモデルで、接着面は粘着力が落ちても水洗いで何度でも使えます。
カラバリが多いのも魅力のひとつ(スペースグレー、ジーングレー、シルバー、ワンダーラストブルー、ジェットブラック、クールグレーの6色展開)

パソコン本体との接着面はパンチング(ベンチレータホール)加工が施されて放熱性能を強化してあります。


かさばらない3mmの薄さ,100gを切った軽さ,そして角度が2段階選べるなど使い勝手のよい製品です。
後発のCooling Standが冷却性能としては優秀ですが、価格で選べばコレ。
粘着タイプと、iPadやPCに使い分けできて便利な非粘着タイプに加え、AirFlowの3タイプがあります。
AirFlowは、背面に排気口のあるノートパソコン用(Windows機など)。
MOFT ノートパソコンスタンド 放熱穴付きのメリット・デメリットは以下の通り。
- 100gを切る軽さ
- 薄さ3mm
- 2段階の角度調整機能
- 低価格
- 排熱を考えた放熱穴付き
- 粘着タイプと非粘着タイプが選べる
- 折りたたんだ状態でのタイピングはグラつく

非粘着タイプはこちら。

実際の使用レビューもあります。気になる方はチェックしてください。


2.AVALITノートパソコンスタンド

MOFT以外で探しているなら、AVALITノートパソコンスタンドも使いやすいです。

なにより日本製、そして低価格。
2段階の角度調整ができること,PCとの接着面積が少なく放熱性が高いこと,この2点がセールスポイント。
製品名 | AVALIT Smart Stand |
材質 | PUレザー ガラス繊維 リムーバブル粘着剤 磁石 |
重量 | 110g |
サイズ | 17cm×27.3cm |
厚さ | 3mm |
傾斜角度 | 15°または25° |
対応機種 | 13〜16インチのノートパソコン |
耐荷重 | 約9kg |
カラー展開 | スペースグレイ シルバー ミルキーホワイト |


ノートパソコン用スタンド【据え置きタイプ】
自宅やオフィスで常時設置されたPC専用台として使う据え置きタイプの紹介です。
据え置きタイプの利点は主に以下の3点
- 傾斜や高さ調整を利用してユーザーの姿勢を適正に保つことができる。ディスプレイと高さを揃えることも可能。
- ノートPCを持ち上げることで得られる冷却効果を利用して,クラムシェルモード(※)を使う場合でも熱による作業効率の低下を防げる。
- ノートパソコンを持ち上げたり,縦置きしたりすることで,デスクの作業スペースを広げられる。
特に2番の冷却効果は重要で,ノートパソコンは熱によるダメージが本体バッテリーの劣化にも繋がりますし,パフォーマンスの低下にも直結します。
長時間のPC作業をする場合,スタンドはとても有用といえます。
MacBookシリーズの内蔵ディスプレイを閉じた状態で、外付けのディスプレイやプロジェクター,キーボードなどを使い,デスクトップパソコンのように使うモードのことです。
1. ZenCTノートパソコン冷却スタンド


折りたたむこともできますが据え置きでも活躍してくれるスタンド。
冷却性能の高いベルチェ素子を使用した高性能なZenCTノートパソコン冷却スタンド。
製品仕様・セット内容一覧表
スタンドサイズ | 20.5×24cm |
---|---|
スタンド重量 | 237g |
角度調整 | 12°〜24°まで4段階 |
クーラーサイズ | 18×11.3×2cm |
クーラー重量 | 286g |
クーラー位置 | 調整可能 |
冷却面積 | 約14.5×9.5cm |
対応サイズ | 16インチまで |
電源 | USB-C給電 5V 1.5A~2A |
セット内容 | ノートパソコンスタンド ペルチェ素子冷却パッド USB-C to A 接続ケーブル 取扱説明書 |


購入したのはビッグサイズCT158-MAX、冷却面積の狭いスモールサイズCT158-1もあります。

静音仕様ですが、ファンの音は意外と聞こえるので、気になる方はヘッドホンとの併用がおすすめ。

ファンを回していると、みるみる冷えてきます。室温25度でも本体は12.2℃まで冷却。

管理人は、高負荷な3Dゲームを楽しむときM3 MacBook Airで愛用してます。


3Dゲームで44.4℃まで発熱したMacBook Airで、そのままゲームを続けながら冷却ファンをオンにしていると30分で37.6℃に!
めちゃくちゃ効果あります。
メリット・デメリットをまとめると以下の通り。
- ペルチェ素子の高い冷却性能
- アルミ製でMacBookにもピッタリ
- 折りたためて収納できるスタンド
- 冷却位置を調整可能
- 静音とはいえファンの音はうるさい
- ファンの回転数を調整できない


2. BECROWM製ノートパソコンスタンド

おすすめ度 ★★★★★
クラムシェルモード用として管理人お気に入りのスタンド。
財布に優しい価格もグッド。

ブランド | BECROWM |
---|---|
製品型番 | Bracket-HNJP-NJ0214-G |
色 | グレー(ほかにシルバー,ブラック) |
材質 | アルミニウム |
適応機種 | タブレット, ノートパソコン, スマートフォンなど2台用 |
製品サイズ | 12 x 15 x 4.7 cm |
重量 | 710 g |

付属の六角レンチで幅の調整が可能。

1スペースの幅の間隔は14mm〜42mm。
ノートパソコンやiPadのようなタブレットさらにスマホまで,複数台立て掛けることができる便利なスタンドです。

アルミ製なので安定感も抜群です。

気に入ってるんですが,仕切板の上には保護パッドがないのでMacBookのサイドに当たって傷が付かないか,そこだけは気になります。
メリット・デメリットは以下の通り。
- 低価格ながら、金属製で質感が高い
- デバイスに合わせて、幅を調整可能
- 3台までデバイスを収納可能
- 仕切り板の上部は金属がむき出し

レビュー記事はこちらからどうぞ。

3. Chamsaler ノートパソコンスタンド5台収納タイプ

BECROWM製ノートパソコンスタンドもいいけど、もう少し多めのデバイスに対応させたい、と思うならこちら「Chamsaler ノートパソコンスタンド5台収納タイプ」
BECROWMノートパソコンスタンド同様、デスクでMacBookやiPadを縦置きさせるスタンド。
こちらは、BECROWM製で不満だった、仕切り板の上部にシリコン製の保護パッドがついています。

5台のデバイスを収納可能。底の部分にも保護パッドが付いています。

仕切り幅の調整は、底面のツマミを回すだけ。
工具を使わなくていいので、めちゃくちゃ便利。

台座の高さは約16mm。
製品の高さは、一番高い部分で76.6mm、一番低い部分で54.6mm。

MacBookにキーボード、iPad、計算機となんでも立てかけられます。
メリット・デメリットは以下の通り。
- MacBookやタブレットなど5台まで収納
- スペースの調整は工具なしで簡単
- アルミニウムボディでクオリティが高い
- シリコーンパッドで保護性能が高い
- コスパ抜群
- ダークカラーにはダークカラーのシリコーンパッドを使ってほしかった

多機能タイプ
1.MOFT Z

おすすめ度 ★★★★☆
ブランド | MOFT |
---|---|
色 | ブラック,グレー |
サイズ | ・縦25.4 x 横27.94 x 厚み1.5 cm ・スタンディングモード時の高さ25.4cm |
重量 | 890g |
耐荷重 | 10kg |
材質 | PUレザー,ガラス繊維,マグネット |
スタンド角度 | ・25°、35°、45°、60°の4段階 ・スタンディングモード |
こちらもMOFTファミリー。持ち運びもできますが,MOFT Zは、ちょっと趣向が違います。

他のMOFTスタンド同様,角度調整もできますが,変形させることで机を代えずにスタンディング作業を行えます。これがMOFT Z最大の特徴です。




スタンドの角度も自在。

座り過ぎでの血流悪化を防ぐため,スタンディングでのパソコン作業を取り入れるのもありです。
そういった場所を変えずに時間を区切って作業スタイルを変える使い方をしたければ,今回紹介しているスタンドの中ではこの商品一択です。

電動昇降デスクは高価だし、導入は難しい…
MOFT Zは、そんな方にもおすすめしたい製品です。
コストを抑えて、スタンディングデスク環境を手に入れることができます。
メリット・デメリットは以下の通り。
- 4段階の角度調整機能+スタンディングモード
- スタンディング作業ができる
- 折りたたんで持ち運び可能
- 耐荷重10kg
- 角度調整の組み立てが複雑
実際の使い心地など,レビューはこちらからどうぞ。

費用対効果の高いノートパソコン用スタンド

紹介してきたスタンドですが、ほとんどの商品が手頃で,気負いすることなく導入しやすいのではと思います。
しかし,後悔しないためにも,見た目だけにとらわれず,自身の用途をよく考えて選ぶことが大切です。
外出先での使用をメインとするか,自宅に据え置きするか,どちらも買ってしまうという欲張りな方法もあります(笑)
ノートパソコンスタンドは姿勢を保つことでの疲労軽減につなげるため,パソコンの冷却性能向上のため,作業スペース拡張のため,とても費用対効果の高いアイテムです。
自分のライフスタイルに合わせた、お気に入りの一台を選んでください。
以上「【2025年版】 MacBookにおすすめスタンド人気9選!貼り付けタイプで角度調整可能!」でした。
その他のMacBook Airのアクセサリーをまとめた記事もあります。

コメント